数字至上主義に走り出したホロライブ
ホロライブのポスターに見た違和感
2023年3月13日、ホロライブEXPO2023 を前にして新宿駅や東京メトロにてホロライブの広告掲載が行われた。
この広告を見て私は違和感を覚えたのだが、みなさんは如何だろうか。
新宿プロムナード
電車内中吊り広告
その違和感とは、ホロメンのサイズがメンバーによって大きく異なることである。人気のあるメンバー程サイズが大きい傾向に見受けられる。
そして、もう一点、よくよく見ると各メンバーの下部にはとある数字が記載されている。なんとその数字はYoutube 登録者数である。
これまでのホロライブの広告において、メンバーの面積の差、数字の掲載とここまで格差を感じさせる掲載の仕方はあっただろうか?
ポスター詳細
ポスターについて細かく見ていく。
特に大きいサイズで掲載されているメンバーは以下だった。
( カッコ内は 2023年3月現在の登録者数 )
・星街すいせい ( 182万人 )
・常闇トワ ( 122万人 )
・がうるぐら ( 430万人)
・宝鐘マリン (234万人)
・さくらみこ ( 171万人)
・白上フブキ (209万人)
・戌神ころね (195万人 )
・大空スバル (147万人 )
・森カリオペ (221万人 )
・こぼ・かなえる (192 万人 )
・大神ミオ ( 108 万人 )
・兎田ぺこら ( 219万人 )
なるほど、確かに上位メンバーがそろっており、登録者数を一つの基準にしているのではないかと思われる。
ただし、以下のように登録者数順位に対して広告のサイズは控えめであるメンバーもいた。
・湊あくあ (177万人 )
・ワトソン・アメリア ( 173 万人 )
・白銀ノエル (165 万人 )
・猫又おかゆ ( 157万人 )
つまり、広告に載るキャラのサイズは登録者数だけで決めているわけではなく、その他の要素もあったと言える。
数字至上主義に走り出した背景とは?
カバーが今回ような数字を強く意識した広告を出した背景には、株式上場に伴い収益体制を強めていく姿勢の現れだと感じる。
上場して株主よりお金を集めるということは、当然利益を最大化して株主に還元することが求められる。数字が全て、結果が全てである。今後も数字至上主義がさらに加速していくであろう。
競合企業とされる ANYCOLOR に利益率で大きく差を開けられていることから利益率向上は課題だろう。
ホロライブEXPO 予約バトルで疲弊するホロメン
ホロライブEXPO2023 では事前に現地のドリンクやフードを予約することができた。今回、ドリンクは各ホロメンのイメージでアレンジされたドリンクが売り出されたが、その結果、購入画面の表示で人気のホロメン、不人気のホロメンが一目でわかるようになってしまう。
人気のホロメンは一周回って在庫追加までされるが、不人気のホロメンはいつまでたっても売れ残っている自分のドリンクを見て精神をすり減らせることになる。
過去に鬱病を患って休止も経験している桃鈴ねねは後にメンタルに来たと語っている。今まであまり表立って競争させられていなかった ( もちろん見えない部分で競争もあるのだろうが ) ホロメン達が競争にさらされて精神を病まないか心配である。