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ホロライブタレント募集条件の変化 日々の配信活動は重視されない?

消え去った配信頻度の文言

現在のホロライブタレント募集ページの文言がこちら。

私は虚を突かれた思いがした。なんと、「週3回以上配信が可能な方」という、配信者として最重要事項の1つが削除されているではないか。これは由々しき事態である。

https://audition.hololivepro.com/

以前のホロライブのタレント募集ページには下記のような条件が記載されていた。

これは私が2022年9月4日に投稿した下記の note 記事の画像から少なくともその時点では旧ガイドラインであったことが確認できる。


いつから変化したのか正確には特定できていないが、調べた限りどうやら2022年9月の終盤には現在の形式に変わっていた模様だ。

なぜ配信頻度に関する文言を消したのか?

これについては大きく2つの理由を推測します。

(1) 配信よりも、他の突出した能力を持つタレントを採用したい


これまでのゲーム配信を主とした Vtuber から、より幅広い活動を行うタレントへシフトしたいという意図が見える。
これは「歌手、声優/俳優、ダンサー/パフォーマー、バンド/ミュージシャン、お笑い芸人/コメディアン…等々。エンターテイナーとしての活動経験、ライブ経験のある方。」という文言からも読み取れる。

(2) 既に週3を満たせない既存ホロメンが多数存在する


配信は少ないが、それ以外のタレント活動が突出する存在として星街すいせいが挙げられる。歌では Vtuber 界を代表する存在ではあるが、自枠の配信数となると週3に及ばない。

星街すいせい


2023-05 9本
2023-04 5本
2023-03 10本
2023-02 2本
2023-01 12本

その他にも、配信していない、かつその空いた時間に何をしているのかイマイチよくわからない面々も複数含まれる。これだけ数多くの先輩が週3の配信を満たせていないのに、新人タレントに週3を求めるのは矛盾しており、消さざるを得ないというところかもしれない。


湊あくあ

2023-05 0本
2023-04 6本
2023-03 7本
2023-02 3本
2023-01 4本


紫咲シオン

2023-05 1本
2023-04 6本
2023-03 7本
2023-02 6本
2023-01 1本
2022-12 5本


ラプラス・ダークネス

2023-05 8本
2023-04 24本
2023-03 14本
2023-02 1本 ( 休止明け )
2023-01 0本(休止)


尾丸ポルカ


2023-05 13本
2023-04 14本
2023-03 11本
2023-02 12本
2023-01 11本

配信の優先度低下による懸念

ホロライブが外部とのコラボをせずとも登録者数を伸ばし続けられる「最強の箱」であるが、その基盤になっているのは日々の配信に他ならない。

ところが、直近の新人 (新人がなかなか入らないためそれ程最近ではないが)である5期生、6期生は「博衣こより」という傑出したただ一人を除いて、日々の配信量においての存在感は薄いものとなっており、それはVSTATSにて公開されている総視聴時間のランキングからも見て取ることができる。

VSTATS Vtuberライブ配信総合指数(2023年5月)・2023年累計ライブ配信集計(6/2 18時記事) : VSTATS Blog (Vtuberの集計所)

VSTATS 2023年4月 Vtuber統計まとめ(5/1 18時記事) : VSTATS Blog (Vtuberの集計所)

VSTATS 2023年3月 Vtuber統計まとめ(4/1 18時記事) : VSTATS Blog (Vtuberの集計所)

このまま配信を得意としない新人、週3の配信は苦痛という新人を増やしていった時、果たして箱の人気を維持できるのかは大いに疑問である。


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