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偏差値? 悔した選択? 〖海外大学合格の手引き(27)〗高校編
高校生になると一気に勉強といっても、日本の大学入試とは異なります。
ここで、ひとつ重要なこと。それは、日本の大学受験をどうするか真剣に考えておくことです。
日本の大学を受験。その最大の問題は「偏差値しばり」ともいわれます。偏差値教育に納得できない親たちは解決方法を模索していましたが、現在2つの結論がでています。
1つが国際バカロレアのディプロマコース進学。
IBDPと呼ばれる、日本の場合は高校2年と高校3年生の2年間の総合プログラムです。
それぞれの学年はDP1、DP2と呼ばれます。
そして、その結果を利用した受験が国際バカロレア枠での大学受験です。日本の大学では、主に国立大学と有名私立大学でそれらが行われています。
つまり、国立大学や有名私立大学を受験するにも関わらず、偏差値は関係ない受験を選ぶことができます。
そして、合格判定も偏差値とは大きくことなり、高校での各種活動による実績ベースになります。
2024年度入試(2024年4月大学入学)まではかなりIBDPの最終成績による足切りやそもそもの応募基準得点が厳しかった印象ですが、それが今年はかなり解消されました。また、来年度もさらに基準点の見直しが行われています。これは、国際バカロレアIBDP卒業生が大学で活躍していることから再評価がされていること、さらに受験担当官による国際バカロレアプログラムの理解が深まったことから起こっています。
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つまり、今までの偏差値をあげる高校教育から、総合型のように研究や活動などを評価する方法が順調に運用されている結果になります。
高校が国際バカロレアプログラムではなくても、それを基本形とした授業構成によるプログラムが提供できている高校もあり、総合型入試に強い高校として順調に進学実績を高めているところもでています。
大学進学後にその卒業生が大学で評価されていることが重要なため、全ての海外プログラムが良いわけではありません。
そして「偏差値しばり」から逃げるもう1つの方法は、すでに述べた総合型入試対応教育です。
これは、海外インター校も含まれますが、教育内容に幅があることからひとまとめにしにくいものです。
国内普通高校の場合は、並行して偏差値対策が行われるため、一概に総合型コースを選択しても偏差値から逃れることが難しいですが、大学入試改革が各大学で行われている現在、毎年大きな変化が続くことになります。
さて、次回は高校3年間の勉強、課外活動などに関しての話しを続けます。
これらは、アメリカの大学など、海外大学受験に必須なことであり、国内大学を偏差値で受験する方法とは大きくことなります。
高校1年の初めに勉強モードを作る必要性は前回話しましたが、次回からは高校生活で必要な内容を1つ1つ説明していきます。
全話は、👇のアメブロリンクから。一部noteへ移行しています。