寒いです

みなさまこんばんは、あるいはこんにちは初めまして。
演劇研究会1年の齋藤です。

演研古参オタクの私が茨大演研についていろいろ調べまくっていたときに読んだあの稽古場日誌を、今書いています。すごい。
なのに書くことがない。今回の冬公演から稽古場日誌が再開すると聞いてあんなに嬉しかったのに、何も考えてませんでした。

そんなわけで、初めましての方もいると思いますので、自己紹介も含めて、私が演劇を始めた理由でもお話ししていこうかと思います。

出演
・2022夏公演『午前3時59分』匂坂桜子
・2022茨苑祭『取調室』刑事B
      『不謹慎なお葬式の話』怜夏
      『守る人』『反対の人』女(声の出演)
      『一喜一憂四字熟語』背水の陣

出身はお隣の栃木県、実は生まれは大阪なんですが物心ついたときには栃木にいたので栃木出身です(?)
12月18日生まれのいて座、高校時代は文芸部に入ってました。大学でも文芸部と演研を兼サーしてます。
趣味はTwitter、YouTube鑑賞、執筆、あと買い物も好きです。
演研では制作班チーフと音響班の平社員をやってます。

さて、そろそろ私がなぜ今演研にいるかという話をしましょう。自分語り失礼。

私が人生で初めて演劇というものに触れたのは中学1年生のときです。

それまでの13年の人生、身内や友人に演劇をやる人なんていなかったし、演劇が好きな人もいなかったし、それまで演劇を観たこともありません。だから特に興味があったわけでもありませんでした。

それでも、中学校の文化部一覧にあった演劇部という文字を見て、なぜか見学に行ってみようかなと思いました。なんで見学に行ったのか本当に覚えてないんですよね。「なんとなく」だったと思います。
で、見学に行ったらこれまたなんとなく「おもしろそうだなぁ」と思いました。で、気付いたら入部していました。それだけなんですよね。

少し話がそれますが、中学の演劇部には大道具・小道具・衣装・照明・音響と5つの班がありました。また、当時演劇部に入部した1年生は私含め5人、ちょうど一班に一人割り振れるねという話でした。
当時服のデザインに興味があった私はとても衣装班に入りたかった記憶があります。反対に、怒られそうですが照明班か音響班には絶対に入りたくありませんでした。だって地味じゃん、何となく。あと何やってるかわかんないし。

ここまで聞けばお分かりかとは思いますが、運命というのは残酷なもので、見事にフラグ回収を果たし音響班に配属されることになります。

最初はまったくと言っていいほど乗り気ではなかったのですが、音源集め(効果音のCDを市立図書館から借りてきてひたすらそれっぽい音を探すという方法でした)が案外楽しくて、初めての公演ではオペを担当しました。
ちなみにその演目、ラジカセから音楽を流すというシーンがあったのですが、自分で言うのもなんですがタイミングが完璧だったんです。ラジカセのボタンを押すのに合わせて曲を流して、停止する。今でも覚えてます。めっ……ちゃくちゃ気持ちよかった~~!!! 公演後のアンケートに「ラジカセから生音を流しているのが良かった」と書かれるほどです。天才か?

そんなこんなで音響班の魅力に取りつかれてしまった私は今も音響班に所属しています。いつかまたオペやりたいな。

話を戻しましょう。本当は中学3年間演劇部に入れていたらよかったのですが、転校してしまうこともあり1年生の終わり頃に退部してしまいました。やり残したこといっぱいあったんですけどね~。転入先の学校には演劇部がなかったので、私の中学演劇ライフは終幕します。

さて次は高校演劇!
中学でやり残したことを高校でめいっぱい……と言いたいのですが、先述の通り高校時代は演劇部に所属せず、文芸部にいました。いや、演劇部はあったんですよ? なんなら演劇部に入る気満々で受験したまであります。
じゃあなぜ演劇部に入らなかったのか?

なんか、思ってたんと違う……。

当時の部員数は確か3年生1人、2年生2人の合計3人という驚異の少なさでした。まさに廃部寸前、といったような感じで。

これは高3ごろになってどこかから聞いたのですが、当時の顧問の先生は演劇に関しての知識はなく、活動に関してはノータッチだったようです。
それじゃあ演技指導なんかも当然なかったよな……と思います。
同級生で何人か入った子がいると聞き入るか迷ったのですが、失礼だけれど正直この規模で私がやりたかったことができるのか? と考えた末、結局入部しませんでした。

問題はこのあとです。

演劇部の顧問の先生が変わりました。
それも、県内の高校演劇強豪校を指導してこられた先生です。

また少し話がそれますが、その先生やっぱり凄いんですよ。受験でお世話になったのですが、大学で演劇をやりたいと言ったらとても応援してくれました。あと、創作への意欲がめちゃめちゃ高い。お話をしながら、いろいろなところにアンテナを張っているんだなぁと感じました。教師としてももちろんですが、創作人として、演劇人としても、とても尊敬できる先生です。

内部を知らないので詳細は書けないのですが、そんな先生におそらくたくさん指導していただいたのでしょう、いつの間にかめちゃめちゃ強くなってました。学年の途中から入部した子もいたようで、部員も増えてました。

入ればよかった、と思いました。
でも文芸部だけで忙しかったしとても楽しかったので、高校では演劇を断念しました。
「大学では絶対演劇をやりたい」
そう思い続けて、今に至ります。長かった。

中学の頃にやり残した、そして高校でできなかったことを全部やっている気がします。正直、高校演劇やっとけばよかった、あの先生のもとで演劇やりたかったと今でも後悔しています。
でも昔のことを考えても仕方がないので、今をめちゃくちゃ楽しませてもらってます。失われた青春、取り戻してる。

あと、演研に例の先生の教え子の先輩や同期がいて、世間って広いようで狭いなぁと良い意味で思いました。あ~~高校演劇やりたかった!!!(まだ言ってる)

中学1年のとき、なぜ見学に行ったか覚えていないし、はっきりと「演劇やりたい!!」と強い衝動にかられたわけでもありません。なのになぜか今もこうやって、大学に入っても演劇をやっている。
それくらい、13歳の頃の「なんとなく」が知らないうちに私の心の中に深く深く刻みつけられていたんだなぁと実感しています。

人生ほんとに何があるかわかりませんね。中学に入るまで、自分が演劇をやるなんて思っていませんでした。
でも、少しのきっかけがこうやって一生続けたいと思えるような『好き』に繋がることもあります。だからちょっと良いことを言うと、少しでもやってみたいと思ったことがあるなら飛び込んでみませんか? と思います。ありきたりですが。

最後に少しだけ、今回の冬公演のお話をします。
夏公演『午前3時59分』では匂坂桜子役を務めさせていただき、茨苑祭でもたくさん役をいただきましたが、今回は今までやったことがない役に挑戦します。難しい、めちゃめちゃ難しいです。稽古が終わるごとに頭抱えています。今日も頭抱えてきました。苦しい(本音)
苦しみつつ楽しみつつ、残り2週間の稽古も頑張っていきます。
みんな、頑張ろうね~~~(空元気)

急に寒くなりましたので、みなさまお体にお気をつけてお過ごしください。
では、また会う日まで。

以下、公演情報です。

茨城大学演劇研究会2022年冬公演
『サカシマ』
脚本 斜田 章大
演出 山下 航輝

〈あらすじ〉
地上まで残り、百メートル。
日野陽毬は今、落下している。
飛び降りたビルの屋上から、地面の底へ。

残り寿命は約五秒。
この物語はその五秒間に見た走馬燈の話。

落ちる、落ちる、サカサマに、サカシマに。

〈出演者〉
橋本 萌果
畠山 悠衣
西野 准平
立花 樹
齋藤 楓菜
金澤 勇翔
西尾 愛菜

〈日時〉
12月17日(土) 11:00~/15:00~
18日(日) 11:00~/15:00~
(20分前開場、全席自由席)

〈会場〉
茨城大学水戸キャンパス構内
サークル棟2階共用練習室1

〈料金〉
一般700円
大学生以下500円

〈お問い合せ・チケット取り扱い〉
メール ibadai.enken@gmail.com
Twitter @enken_i
または、各劇団員まで。

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