【今日の積み重ね】第4回「補強の原則」
囲碁講師の井場です。
日ごろより囲碁の取り組みをしている子たちが
より良い取り組みになるような、考え方や向き合い方を
積み重ねていきます。
これまでの記事はこちら。
前回こちらの記事では理想の状態を取り上げてみました。
意識やセルフイメージを鍛えるのに効果的な方法があります。
目標を立てる際にも意識した方が良い事なので
見ておきましょう。
補強の原則
補強の原則とは、起こる事について考えたり、話したり、書いたり
見たりすればするほどそれは強化され、
起こる確率が高くなるという事です。
日ごろから言葉の力を皆さんは感じ取っているように思います。
前向きな言葉を発している人ほど、
成功に向かっているイメージがありますし、
後ろ向きな言葉を発している人ほど、
どこかでつまづいてしまうイメージです。
言葉によって意識やセルフイメージの大きさも変わってくるので
これらはしっかりとしている必要があります。
取り組むときの言葉
次の対局を打つ時に、
「ミスしないように気をつけよう」
「うっかりに気をつけよう」などといった
悪いところや修正するポイントを直そうとする人がいますが、
これは自分はミスをする人間だと言っているようなものであり、
どこかでその意識があるとそれが再び出る可能性は高まります。
最終的に私はうっかりが多くてダメなんですよといった
セルフイメージにつながりかねないのです。
それよりもこれまで上手くいったことや、
得意なことであったり、勝ちに向かうような
しっかりとした言葉を使っていく方がずっと自信が身に付きます。
ついつい悪いところを見がちですが、良いところを積極的に見るような
取り組みをしてみると良いかもしれません。
これから目標を作っていくときにも
それらは大きな違いが出てくるので、
補強の原則は意識していきたいところです。
今回参考にしている本
ラニー・バッシャム メンタル・マネージメント勝つための秘訣
自分が金メダルを取るためにオリンピック金メダリストに
二年間にもわたってどうすれば金メダルが取れるのかと
精神面についての情報を集めたそうです。
すごい行動力ですね。
お知らせ
メンバーシップで
主にプロを目指している子に向けた、
布石に特化した取り組みをしています。
最新布石の考え方や構想力を大きく伸ばすためのものです。
布石の構想がしっかりするとその分自分の力も出しやすくなります。
一緒に研究していけると嬉しいです。よろしくお願いします。
より良い成長に繋がるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。