《好きなことを増やす》 絶好のチャンスだと捉え、自分の「世界」を広げていく (大変な状況のなかでの暮らしのヒント)
今日紹介するのは、《好きなことを増やす》です。
最近は、状況的に、これまでのようには過ごすことができないですよね。
しかも、変化についていくのが大変で、疲れてしまいがちです。
なんとか現状に合わせて適応しようとして必死になっています。
そういうなかで、どこか心が満たされないというか、気持ちが疲弊しているのではないでしょうか。
ワクワクすることや、一時的な対処ではない 自分の人生を彩る何かが欠けているのかもしれません。
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そこで、これまでに少し興味があったけれども手が出せていなかったことを始めてみて、ワクワクするような時間をつくり、好きなことの幅を広げるチャンスにします。
たとえば、最近、僕のまわりでは、ギターを始める人が増えているようです。
僕も、まだ始められてはいませんが、部屋の片隅からギターを引っ張り出してきました。
近いうちに始めたいと思っています。
子どものときにだけやっていたピアノも、また弾き始められればと思っています。
僕はなんとなく、今、音楽が必要な感じがしています。
どんな楽器でもいいと思いますが、自分で音を奏でること。
そういう世界に、一歩踏み込んでみたい。
ほかには、毎日のように映画を見ているという人や、海外ドラマを見始めたという人もいます。
これまで読んでなかったジャンルの本や小説を読み始めたり、忙しくてなかなか読めなかった漫画を読んでみたり。
我が家では、子どもが「人生ゲーム」をやってみたい、と言うので、買ってみました。
ついでに、ドラえもんの日本旅行ゲームも。
家にこもっているから、テレビゲームばかりでなく、ボードゲームをやってみるなんてのもいいかもしれないし、何らかの学びもあるかもしれない、と。
思えば、うちでボードゲームを買うのは初めてだったようです。
子どもたち同士で、「生命保険に入る?」とか「双子が生まれた!」とか、楽しんでいて、なかなか微笑ましい光景が展開されています。
僕は、ここ半年、日々の料理をしているのですが、外出自粛になってから、おやつのスイーツもつくるようになり、パンを焼くのもたまにし始めました。
あと、発酵の世界に足を踏み入れてみたかったのですが、この機会に始めてみました。
これまでは、なかなか家にいないことから手が出せなかったのです。
まず、挑戦しているのは、Kombucha。
Kombuchaという名前ですが、「昆布」は一切関係なく、紅茶を発酵させる微炭酸の飲み物です。
一昨年・昨年と米国オレゴン州ポートランドに住んでいたときによく飲んでいたのですが、日本ではなかなか手に入らないので、自分で育てて(発酵させて)みることにしました。
いま1回目が終わったところで、失敗はしませんでしたが、それほどおいしくもないので、次は今回の反省を活かして、よりよくつくりたいと思っています。
あとは、ぬか漬け。
子どものころ、実家で親がやっていましたが、それ以降はなかなか手が出せませんでした。
子どもたちにも、なかなか好評です。
これまでも食べたことがなかったわけではないでしょうが、初めて「ぬか漬け」という存在とその味を実感したようです。
発酵の世界としては、味噌づくりもいつか挑戦してみたいものです。
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好きなことをしていると、充実した気持ちになりますし、気分転換にもなります。
趣味のなかで感じられる楽しさや感覚は、仕事に取り入れていくこともできるかもしれません。
また、いまできないことが徐々にできるようになるという自分の成長を感じられると、今の閉塞的な状況のなかでも、明るく前向きな心持ちになれるでしょう。
この機会に、《好きなことを増やす》。
やりたかったけれども、これまでなかなかできなかったことたち……
みなさんは、どんなことをやってみたいですか?
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今回紹介した《好きなことを増やす》は、『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための 企画のコツ32』に収録されている、企画人として生きる上での大切なことひとつです。
いくつものよい企画を生み出し続けていくということは、単発のアイデアの問題ではなく、生き方そのものが豊かでなければ成り立ちません。
そこで、好きなことや趣味を増やしていくなかで、自分の世界を広げ、自分を成長させ、そのなかでの経験や学び、発見、発想が、企画をつくる上での糧になり、力になるのです。
家に居たって(Stay Homeしていても)、自分の「世界」を広げることはできます。
この機会に、《好きなことを増やす》ことで、自分の「世界」を広げていきましょう!