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IBスコアで医学部を目指す!国内大学医学部で求められるスコア・条件まとめ

こんにちは! Yoshida Education Lab(YEL)の吉田です。
今回は、IBスコアで進学できる国内大学医学部についてまとめてみました!

実は、日本国内の医学部においても、一般選考だけでなく、国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム(DP)を活用して進学することができます。

日本には医学部を設置する大学が82校あります。
その中で、IBDPスコアを利用した入試制度を設置している医学部は限られていますが、現時点で国内24大学あります(YEL調べ)。その多くが高い学力基準や特定科目の履修要件を設定しており、IB資格を有する学生にとって挑戦しがいのある選択肢となっています。

これからDPを始めるみなさん、将来進学したい大学は決まっているでしょうか?
出願にあたり、スコアや科目選択において厳格な要件があるため、早期に履修計画を立てることがとても重要です。是非、事前に確認してみてくださいね!

それでは国内医学部で求められるIBスコアや条件、注意点についてご紹介いたします。


日本国内の医学部におけるIB入試の特徴

IB入試を実施している医学部では、基本的に次のような条件を設けています。

  • スコア要件:総合スコア38点以上など、高い成績を求められる

  • 科目指定:Mathematics(数学)やBiology(生物)、Chemistry(化学)など科学系科目をHigher Level(HL)で履修し、それぞれ6以上の成績を取得することが一般的な要件

  • 言語要件:日本語や英語の履修状況、または外部の言語試験(TOEFLやIELTSなど)のスコア提出が求められる

  • 選考方法:書類審査、小論文、面接試験など、総合的に評価するプロセスが取られている

いわゆる【国際バカロレア選抜】のようなIBDPに絞った入試を行っている大学や、IBディプロマ資格を取得予定/取得した帰国生を対象とした【帰国生入試】を行っている大学があります。
帰国生入試の場合、共通テストや数学や理科の筆記試験を課す場合があります。

主なIB入試を実施する大学(医学部医学科)

以下は、2024年1月現在、IBスコアを利用して出願可能な主な日本国内の医学部です。国公私立、北から南の順です。

◆主要大学 (医学部医学科)- 11 universities

  1. 東北大学(医学部医学科)

    • 総合スコア38点以上

    • Biology HLやChemistry HLの成績要件あり

    • その他、科目・成績要件あり

  2. 筑波大学(医学群医学類)

    • Mathematics(HL)が必須で、Biology、Chemistry、Physicsのいずれか2科目をHLで履修

    • 英語を履修していない場合は、TOEFLなどの英語資格試験のスコア提出が必要

    • その他、科目要件あり

  3. 東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)

    • Mathematics(HL)およびBiology、Chemistry、Physicsから2科目(1科目はHL)が必修

    • 日本語A(HL/SL)または日本語B(HL)の履修

  4. 岡山大学(医学部医学科)

    • 総合スコア39点以上

    • BiologyやChemistryをHLで履修し、要高成績

    • その他、科目・成績要件あり

  5. 広島大学(医学部医学科)

    • 総合スコア38点以上

    • Biology HL、Chemistry HL、Physics HLから2科目を履修

    • その他、科目・成績要件あり

    • 英語外部試験のスコア提出

  6. 香川大学(医学部医学科)

    • 総合スコア38点以上

    • Biology、Chemistry、Physicsから2科目(1科目はHL)を履修

    • その他、科目・成績要件あり

  7. 鹿児島大学(医学部医学科)

    • 総合スコア38点以上

    • Biology HL、Chemistry HL、Physics HLのいずれか2科目を履修

    • その他、科目・成績要件あり

  8. 横浜市立大学(医学部医学科)

    • 総合スコア40点以上

    • Biology、Chemistry、Physicsから2科目およびMathを履修

    • その他、科目・成績要件あり

    • TOEFL iBTやIELTSなどの英語スコア提出が必要

  9. 順天堂大学(医学部医学科)

    • IBスコア40以上で二次試験が免除

    • その他科目要件あり

  10. 愛知医科大学(医学部)

    • Math(必須)、Biology、Chemistry、Physicsから3科目(1科目以上はHL)を履修し、HLまたはSLで高成績を収める

    • その他科目要件あり

  11. 藤田医科大学(医学部)

    • 総合スコア38点以上

    • Biology、Chemistry、Physicsから2科目(1科目はHL)を履修

    • その他科目要件あり


◆その他、IBスコアで出願可能な国内医学部24大学一覧(2024年版)

上記以外の大学(医学部)や詳しい情報については、YELのページに細かくまとめております。以下のリンクもご参照くださいね。


注意点と出願のポイント

IB入試を活用して医学部へ進学しようとした場合、スコアや科目選択において厳格な要件があるため、早期に履修計画を立てることが重要です。
遅くとも高校1年生の中ごろまでには決心しておいたほうが無難でしょう。
各大学の入試要項は毎年更新されるため、気になる大学のウェブサイトを定期的に確認する必要があります。
まちまちですが、大体7月ごろに新しい要項が発表されています。

また、学力だけでなく、小論文や面接を通じた表現力やコミュニケーション能力も重要視されています。
面接などの選考過程では、学校活動だけでなく、EE(課題論文)やCAS(Creativity Activity Service)についても問われることがあります。


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今回は国内大学医学部で求められるIBスコア・条件についてご紹介しました。質問などありましたら、お気軽にコメントください。


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