シャニマスの浅瀬で遊ぼう -シャニマス共通コミュのタイトル書き出し-
序
物事はなんでも深くまで掘った方が味が出るというのは事実ではありますが、浅い所は浅い所で楽しいことが沢山ある。という遊びです。
ゆえにこのnoteは「シャニマスのコミュの話をする時、その内容に触れずとも楽しむことはできる」という究極の浅瀬遊びをやってみようという内容です。深い考察や、横断的な情報の整理はここにはありません。
浅瀬で息をしよう。
遊び方
「読まないとなと思っていても読めていないコミュを読む場を立ち上げよう」と思い立ちまして、実際立ち上げました、んでその結果として、
「シャニマスの共通コミュで、キャラクタ固有の単独タイトル名が付与されているもの※をエクセルシートにまとめたもの」が生まれました。
※つまり○○敗退、○○通過、などは省略されています。
そのタイトルだけを見て遊ぼう!という浅い内容になっています。
基本的に共通コミュを読んでいなくとも見に行けば見える内容にはなっていますので、ネタバレ、と言うには微妙な内容ですが、いや解放した瞬間を楽しみたいという人はネタバレにご注意ください。
基本的にその細かい内容には触れず、「このタイトルいいよね……」「いい……」する、あさ~~いやつなので、へ~コミュタイトルかぁ意識してなかったな、という人に一覧として提供できればいいな程度です。
イルミネーションスターズ
初期組のwing編タイトルは直球で「どういったことが起こってどんな人間なのか」という部分をタイトルにしているなという印象。その中でお、と感じるのは寧ろ「敗退コミュと優勝コミュの対比」でしょうか。真乃にとっての羽ばたくということ、灯織にとっての夢、めぐるにとっての周囲、初期といえどもそのタイトル名にはエッセンスが濃縮されている感じ。
感謝祭以降はシャニマスみが増えていく。感謝祭はユニット共通部分が多いからこそ、開幕と終幕を務める個人コミュのタイトルの対比・セット感が強く味わい深い。「言ってませんでしたけど」「わかってますから」の接続、「『きんいろ』の」「『ほんとう』の」の対比、「きらめきを詰めてすすむしっぽ」は歌詞との関係も深く、触れませんがその内容にも遊びがあってとても良いですね。
grad・LP・stepもそれぞれの象徴となるモチーフが光ります。真乃にとっての空と羽、灯織gradとSTEPの「今、風野灯織になる」と「風野灯織になるまで」という対比や「ない」を共通のキーとしたLP、全体的に優しい言葉で語り掛けるように命名されためぐるのコミュタイトル。イルミネは全体的に素直で実直なタイトルが多い印象ですね。
アンティーカ
五人になると情報量多いな、読めます?読めんかったらごめん。
対比と言う意味で、ウワァ~とまず絶叫してしまいそうに良いのは恋鐘のwingとgradの対比でしょう。物凄く良いんですよねここが。さらにはコミュタイトルの話になると絶対に話題に上がる「月は裏側を見せない」「恋の岬に鐘が鳴る」の単純火力がまぁ強い。恋鐘LPは後から見返すと分かりますが後半三つがセットなんですよね、月に叢雲、いつでもそこに、月は裏側を見せない。いいですねぇ。
摩美々タイトルも軽妙な筆致が光ります。「No-where」と「Now-here」の言葉遊びや和文英文混じりのチョケ感がかなり良い。
咲耶さんも質実とした素直なタイトル付けの印象ですが、感謝祭ではメインを張るような中心人物になった分、感謝祭の個人コミュタイトルに力が入っている感じ、滅茶苦茶良いんだよな……(感想)。
書き写し作業をする中で一文の平均分量が兎角多い三峰。wingとgradの対比というか、テーマのリフレインは彼女にもあって、実のところ自分もそうかと納得しましたが彼女にとって「宝石」というのは重要概念なんですよね、それで結婚指輪モチーフであの限定Pコミュぶっこんでくるのは強い~。実際初めて最初のころにぶったまげたコミュタイトルはwingの「湖の奥なんて知らなくていいのに」だったりします。
霧子も実際のコミュ内容の重要部分を素直に堅実にタイトルに反映されている印象ですね。彼女のシナリオは本当に根源的な部分への祈りを感じてとてもいいなと感じ入るものが多いです。単語単体をバン、とタイトルにする潔さとその後に来る短文に込められた繊細さ、どちらも楽しめる感じ。
放課後クライマックスガールズ
感謝祭のあいさつシリーズが本当に滅茶苦茶いいんですよね放クラ。まじで大好き。
果穂は全体的に彼女にとって重要なものである戦隊もの・ヒーローがやはりキーポイント。年少の彼女へ向ける祈りと、若さと言うパワーをタイトルからも読み取れます。
ちょこ先輩ではぶったまげとしてよく触れられるのは「私のstella」でしょうか、内容には触れませんが(触れませんよ!)ある意味でプラニスフィアすらも(ある意味で)我が物にした名誉モブというデカすぎる存在も込みで味わい深いタイトルです。甘く可愛らしく、そしてカカオのほろ苦さと覚醒要素すら感じる強さのある、彼女にとっての相棒「チョコ」にちなんだタイトルが味わい深いですね。
樹里ちゃんはgradのタイトル全体がとても良いですよね。本当にいい。祈りの手紙ですよ。良すぎていいとしか言ってない。STEPもバスケルールにまつわる単語で揃える遊びににやりとさせられます。
凛世は感謝祭の「ゆめな忘れそ」「ゆかなこのそら」の対比も美しく、grad・LPで彼女がぶつかる観念的な壁はシンプルなタイトルだからこそ、これと戦っているのだなとぐっと胸に迫る。
夏葉もシンプルな構成に剛健な、それはある意味そうありたいという願いも込めた彼女らしさが滲みます。
アルストロメリア
これ本当にわざわざnoteとか書いて発表までしてるのに、言語化できないのかよカス!って暴言を甘んじて受け入れるのですが、アルストロメリアのコミュタイトルまじでそれぞれっぽい感じして良いんですよね、なんからしくないですか?どこがそうなのか言語化できないけど……。
甘奈の感謝祭がSTEPと対比になっている「Go to the future A」「To the past A」なのがらしい、彼女にとっての未来と言う単語との戦いが(wingからもそうではありましたが)明確になったポイントがここからなんだと思わせる。
甜花ちゃんのタイトルは全体的にギミックが多くて面白いですよね。感謝祭の対比構造、gradのID縛り、LPの行きて戻るリフレインの構造……タイトルに遊びがある部分がどこかユーモラスで良い。
千雪のタイトルは美しく可愛らしいように見えてその裏にどこか戦っている彼女の強さが滲み出るのがらしい。「月へ出かけたキャラバンの鈴」「花咲くカレイドスコープ」などの彼女らしい華やかさと「1円ベイビー」「違うけど、違わないの」の強さ。らしいね~~。
ストレイライト
強いな~~、三人の個性がバキッと分かれている感じが面白い。
前述した放クラの果穂のタイトルに滲む祈りという話はあさひにもあるのですが、それが違う形で滲んでいく。彼女の場合は「未だ見ぬものへ、共に」「やがて、空の広さを知る者よ」「どうか、淵のない水のように」などの最終コミュタイトルに、いつか確実に力強く進んでいくという確信みたいなものを感じます。
一番タイトルとして遊びながらも戦っているのが冬優子で面白い。彼女のコミュタイトルは小説の章タイトルみたいな味がしますよね。正しく話を表す端的なタイトルもやりつつも、その底に詩的なものが滲む。STEPタイトルがSFみがあって好きですね。
愛依ちゃんはwingとSTEPの対比ににやりとさせられる。最近の彼女の見据えているものとはとらえ方はちょっと違うかもしれませんが、チームうさちよかめに共通してですが、ある種の天才型で理論ではなく性質として最初から正解をぶち抜く能力がある女だと思っているのですが、その性質が彼女の素朴な台詞としてタイトルにも詰まります。
ノクチル
個、個性~~~!!になって笑っちゃった。めちゃくちゃセット感がないバラバラさがノクチルみがある。
浅倉透の共通コミュはとんでもなくいいものが多すぎてひっくり返ることばかりですが、内容もしっかりと腰を据えて向き合わねば理解できるか分からない分、タイトルはその要素を素直に抽出している感じがありますよね。個人的にはやはり「キッチンできみは火薬をまぜる」が本当に良い。
樋口円香にとっての特殊案件としてのLPの特異性をまず一覧で見ると感じますよね、それ以外ももちろん味わい深い、彼女の詩的な内面をぐっと濃縮した感じがあります。
小糸ちゃんの優しく柔らかいけれどもどこかピリリと張り詰めた様な緊張感のあるタイトル群も素晴らしい「墨子糸に泣く」なんて出た瞬間膝叩いて喜びましたからね。「ゆううつな受動態」なんてもう文庫本のタイトルにしたいくらいすき。
ぶれない女市川雛菜、つよい。iの反転を!で記載するお決まりの形式に~ingの現在進行形を重要視する彼女のスタンス。彼女らしさがこれでもかと一覧にしたからこそひしひしと感じさせられます。いやつよ……。
SHHis
明確にwing編からイベントコミュも含め、少なくともLPとnotenoughまでの連作になっているSHHis。それが故に逆にタイトル対比などは控えめです。だって連作ですからね。美琴さんのギミックが中々面白い。
にちかはなによりwingが凄い、〈she〉から始まり敗退コミュで〈who〉になる残酷さ。gradやLPの後半になればなるほど、彼女の必死さがタイトルにも滲みます。
前述しましたが美琴さんのギミックは中々面白い、雛菜形式とまで言うほどに統一された英単語シリーズですが、最早LPの最後のコミュ名のためだけに全ての統一をやってきたのか?と思うほど。それだけでなく、始まりと終わりで明確に対比や接続をしている「call」と「my name」の接続、「new」と「done」の対比、「hello」と「goodbye」の対比、いやあいいですね、並べると一目瞭然で興奮してしまう。
コメティック
白いな~~~~~、まだまだこれから先にこれらが出るということ。楽しみだなぁ。
総合で並べて喋れるまでの量はないですが、それでもあるのが地味にきづきずらいルカの「~y」縛り、体言止めめいたY終わりの単語が出す、ブツリと途切れるような語感が見事です。また羽那の、彼女の言葉なのか彼女を見ているPの言葉なのかを曖昧にしている宙に浮いたぶつ切り感、それに対してグイグイとタイトルからしても未来へ向かう牽引力を感じるはるきのタイトルのパワー。たったこれだけでも味が出ます。おいしい。
以上!
誰でも見れる情報をただ書き連ねて眺めてみるだけでも遊ぶことが出来るんですよね、という浅瀬遊びでした。それぞれの楽しみ方で楽しんでいければなと思っております。シャニマス、面白い!
※追記
これを出した翌日に #シャニマス感想コンテスト とかいう謎企画が発表され大爆笑したので、折角なので足しておきます。浅瀬でも大丈夫!シャニマスで遊ぼう!ジョイナス!!
筆者の近況ですが、最近はわりとブルースカイで暴れています、あと序盤に触れたコミュ読もうよサーバーがディスコードにありますので、御縁がありましたらぜひ。※スパムとか怖いので招待をオープンで張り付けてはいませんが、参加者誰でも招待リンクは発行できますし、青空で雑談してるような方はホイホイ招待しますのでお気軽に~。
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