Tableauの地理的レイヤーを活用した地図の切替え方法

Tableauで地理的レイヤーを活用し、
 全国地図(都道府県選択)>都道府県地図(市区町村選択)>市区町村地図(小地域選択)を行う方法を簡単にご紹介します。
※詳細な設定方法や考え方は別途ご紹介します。。。

完成イメージ図(例)

都道府県選択画面
市区町村選択画面
小地域選択画面


マップの地理的レイヤーについてはこちら
マップの地理的レイヤーを作成する - Tableau

小地域のデータの収集ついてはこちら
Tableau 複数の小地域空間ファイルの結合方法|Iatoha|note


設定画面

⓪パラメータの作成

都道府県・市区町村・小地域の各パラメータを作成します。以下今回使用したパラメータ名です。
 -選択した都道府県
 -選択した市区町村
 -選択した小地域
 内容はそれぞれのデータをパラメータとして投入します。
例)都道府県の場合は全ての都道府県名、市区町村は全ての市区町村名
ここで必ず「すべて」のパラメータも登録しておいてください。

①都道府県マップ設定

都道県マップの各設定画面

・都道府県はデータの軽減を目的に都道府県だけのデータベースをエクセルで作成(PrefName2)
・都道府県フィルターは以下の通りです
[選択した都道府県]="すべて"

②市区町村マップ設定

市区町村マップの設定画面

・分析したい市区町村データを活用しレイヤーの追加をします
・市区町村フィルターは以下の通りです
[Pref Name]=[選択した都道府県] and [City Name]=[選択した市区町村]

③小地域マップ設定

小地域マップの設定画面

・全国を結合した小地域データ(上記ではGeometry)をレイヤーに追加します
・小地域フィルターは以下の通りです
[Pref Name]=[選択した都道府県] and [City Name]=[選択した市区町村]

④フィルターの追加

以下、「選択によるフィルター」を作成しフィルターに追加します
([選択した都道府県]=[Pref Name]or
[選択した市区町村]=[City Name]) or
(LEN([Key Code])=2 and
[選択した都道府県]="すべて"and[選択した市区町村]="すべて")

⑤アクションの追加(ダッシュボード上で)

それぞれのマップで選択した時に次の画面へ遷移。また、都道府県や市区町村マップに戻るアクションを登録します。

アクション設定画面

・上記画面の①-1,2,3は選択時に次のマップに遷移するアクションです。
・②-1,2は都道府県や市区町村マップに戻るアクションです。
なお、戻る場合のアクションを実行する為にボタンを用意します。

かなりざっくりとしたご紹介ですが、使い方として、全国から小地域までのデータを各画面で選択するごとに数値(グラフ)が表示される。などで利用できます。

なお注意点は小地域の空間ファイルは全国版になると相当大きいのでTableauの処理が重くなります。
TableauDesktopの機能である「パフォーマンス」で処理が遅くなる原因を確認し改善してください。

Tableauのワークブックパフォーマンスを見る|Iatoha|note

以上です。


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