映画(海の上のピアニスト)
自宅のテレビはwowowが映るので、昨日は海の上のピアニストを鑑賞しました。
1998年のイタリア映画。フィクションではあるが、かなりリアルによくできた話で面白い映画です。
大学生の頃に流行った気がしますが、その時よく聞いていた倉木麻衣さんがこの映画が大好きだと言っていたのをなぜか思い出します。
この映画は3時間近くある長編ですが、見所としては主人公とジャズピアニストの大家の対決場面であろう。ピアノで対決などを聞いたことも無いですが、よくできたストーリーですごく面白い。
100年前の物語だから、今とは全く違う人々のおおらかさのようなものを感じることもできます。レコードを奪うために強盗まがいのことをした男とそこの店主が最後に意気投合しちゃうなんて今では設定としてありえないでしょう。
20年前に見たときよりも、そのありえないでしょうの感覚ははるかに大きくなったような気がします。この20年で社会はさらに大きくおおらかさから離れていったように思われます。今後もますますこの度合いは加速していくのだろうか。我々はどこに向かっていくのでしょうか。
拝金主義が蔓延していると言いますが、拝金主義だけなら中国にはもう勝てないでしょう。違うパラダイムを作り出し次の時代へ飛躍しなければ、そして我々はそこで新たな次元の社会のおおらかさを見出さなければいけない気がしています。ぼんやりですがそういう思いを持っています。
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