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フィギュアAI
10年前に、今の世界を予想していた人はどれぐらいいるのでしょうか?同じように今から10年後、どんな世界が実現するのでしょうか?
確実な将来を予測することはできませんが、間違いなく「AI」と「暗号資産」は重要なテクノロジーとなっているでしょう。
そんな2大テクノロジーのうち、今私が注目しているものを2つご紹介しましょう。
No.1 ハイテク企業が注目する「フィギュアAI」
60ミニッツ(米国のドキュメンタリー番組)で、AIについての特集が放送されていました。
その中で、AIによって変化する生物学の進歩について話されていたのですが、とても興味深い内容でした。
Figure(フィギュア)という新興企業をあなたは知っていますか?
人型ロボットを作っているスタートアップで私も以前から注目していました。
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創業者のブレット・アドコックは、人型ロボットを10億台出荷するのが目標だと話します。そうすれば、工場では人間が働かず、ロボットだけがモノを作ることになります。
しかも、そのロボットはとても賢くて、記者が「何か健康的なものをちょうだい」と言うと、ロボットは目の前に食べ物が入ったボウルからオレンジを手に取って渡したのです。
まだまだ改良の余地はありますが、さらに機能を向上させるためにいくつかの製造会社と提携しています。
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もう一つ、ロボットができることは生産性の高い労働力を提供することです。
ロボットやその他の自動化されたものを導入すれば、10人分の仕事を1人でこなせるようになるでしょう。
ウォルマートに関する報告書によると、従業員の1%をロボットに置き換えるだけで、年間約6億ドルを節約できると報告しています。
私たちが今生きている世界が2014年とはまったく違うように、10年後の世界は想像できないほどに進化しているかもしれません。
そして、10年後に大きく変化しているのはAIだけではありません。
暗号資産も同じです。
No.2 ベライゾン、AT&Tを破壊する「ヘリウム」
私が暗号資産を見極める上で重要だと考えていることは、
・どんなユースケースがあるのか
・どこで普及するのか?
の2つです。
ビットコインがドルに代わるものであることはご存知でしょう。
それと全く違って、イーサリアムはデジタル・インフラを構築することができます。
そして、もう4、5年になりますが、私たちがずっと注目しているプロジェクトがあります。
それが「ヘリウム」です。
暗号資産のプロジェクトは基本的に、仲介者となる企業を必要とせずに、個人同士が繋がれる環境を作り出します。
その中でもヘリウムは通信企業の代わりになって、あなたのローカルエリアに無線LANネットワークを作ることができます。
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そして、あなたがその無線LANネットワークを構築できるのですが、そうすることで人々はあなたのネットワークに接続できるようになるのです。
元々これは携帯電話用ではなく、センサー機器や多くの帯域幅を必要としないデータ用として使われていました。
もしあなたがネットワークを構築すれば、その対価として報酬(HNTという暗号資産)を受け取ることができます。
その後、さらにユースケースは広がって5Gの利用、そして独自のモバイル・プランを立ち上げるまでになっています。
これが何を意味するのか分かりますか?
人々は大手通信企業であるベライゾンを離れ、ヘリウムと契約し始めているのです。
料金プランは月5ドルか10ドル程度ですから、かなり安い価格帯です。
これが実現できる理由はベライゾンのような仲介者がいないからこそです。
ユーザーはどんどん増えていて、実は「今年に入ってからの3ヵ月間で、6万2,000人以上の加入者を増やした」というレポートが最近発表されています。
とは言っても、ヘリウムの加入者数はわずか6万2,000人。対してAT&Tの加入者数は2億2,300万人です。
そう考えればまだまだ伸び代はあると言えるでしょう。今年の終わりにはユーザーは数百万人に達する可能性もあると見ています。
多くの人は少しずつ、ヘリウム・ネットワークを利用することによってコストが削減できることに気づき始めているからです。
同時に、ヘリウム・ネットワークを構築している人々は、ユーザーが増えれば増えるほど、より多くの報酬を得ることができます。
暗号資産が実世界で採用されるのを見るのは本当に面白いことです。
今から5年、10年で世界は全く違った景色になっているでしょう。
イアン・キング