【最高値更新】「ビットコインへの投資はもう遅い」のか?
今週はまさに波乱の1週間でした。
トランプ氏の大統領就任後、暗号資産市場は「爆発的な」上昇を見せています。
ビットコインは史上最高値を更新して、一時9万ドルを突破しました。
このように、ビットコインに大量の資金が流入し始めたということは、次に期待できるのはそのほかのコインです。
なぜなら、ビットコインへの投資は市場全体に大きな波となって伝わって、やがてほとんど知られていない小型の暗号資産にまで広がり始めるからです。
そして、それはまた市場に「話題」を生むのです。
このような中で、投資家の多くが悩みます。
「暗号資産...特にビットコインに今から投資をするのは遅いのではないか?」
私の考えを述べておくと、遅いとは思いません。
私は約10年にわたって暗号資産について分析し、多くの強気相場、弱気相場を経験してきました。
その中でも、2012年、2016年、2020年に訪れた強気相場はビットコインの「半減期」があった年です。
そして、実は半減期後の1年間では、後半6ヶ月に大きな利益が生まれています。
ビットコインの半減期とは、ビットコインの新規発行量が約4年ごとに半分に減少するイベントです。
マイニング報酬が半分になることで、供給量が抑えられ、希少価値が高まるため、価格が上昇する傾向があるのです。
そして、今年は半減期の年です。
過去と同じように、この「半減期サイクル」がこれから本格的に起こるだろうと考えています。
現在、半減期があった4月から6ヶ月が経過し、
サイクルの後半に入ろうとしています。
これまでと同様、市場への供給量が減ったことが価格の上昇に勢いをつけると考えられます。
さらに今年の場合はビットコインに大きな資金流入が予測されています。
例えば、米国政府は戦略的なビットコイン貯蓄について議論しています。
新政権にて厚生長官に就任すると発表されたロバート・ケネディ・Jr.氏は、
今年のビットコインカンファレンスに登壇した時に
「米国は今後5年間で毎年20万ビットコインを取得し、合計100万ビットコインを保有すべき」と述べているのです。
米国がこのような戦略的な貯蓄を行なえば、中央銀行を始めとする金融機関も、それに追随してくると考えています。
また今月、企業としては最大のビットコイン保持者である、
マイクロストラテジーが、2万7,000BTCを追加購入。
同社は株式を発行し、その収益をビットコイン購入資金の一部に充てています。
このような企業によるビットコイン購入の動きは広がりつつあります。
他にも、マイクロソフト。
一部株主から「同社が保有する現金の一部をビットコインに投資するべき」との提案があり、12月の株主投票でそれを決めようとしているのです。
そしてテスラ社は既にビットコインを保有しています。
このように多くの資金がビットコインに流入し、
今後もその動きは続くでしょう。
そして最初にもお話ししたように、
それは市場全体に大きな波となって伝わり、他の小型の暗号資産をも動かします。
私はこれらが、今後も暗号資産市場全体の成長に繋がると考えています。