トランプ氏当選だけじゃない?暗号資産成長のビッグトレンド
トランプ氏の大統領当選。
これは暗号資産市場にとっては大きなプラスのニュースでしょう。
大統領選の結果がどうであれ、暗号資産市場の成長は期待されていましたが、
トランプ氏がその動きを大きく加速させることは間違いありません。
例えば、政府による戦略的なビットコインの貯蓄、つまり政府が公開市場に参入し、ビットコインを購入することを開始する意向を既に示しています。
また、米国証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は、暗号資産と関連企業に対して厳格な姿勢を取ってきました。
しかし、トランプ大統領が就任すれば彼は解任される見込みです。
その後任として、暗号資産に友好的な「クリプト・ママ」として知られるヘスター・パース氏がSEC委員長に就任する可能性が高まっています。
彼女の下で暗号資産の規制の改善・整備がより迅速に行われるでしょう。
このように暗号資産に大きな追い風が吹いている中...
さらにその勢いを加速させるトレンドがあります。
それは…
AI×暗号資産
まず、トランプ氏就任後もAIブームが続くことは間違いないでしょう。
そして、AIがより普及すれば私たちの身近なサービス、取引にも変化が現れます。
これまでは顧客と企業が、もしくは企業同士が直接やり取りをしていました。
それが、AIが普及していくにつれ、AI同士のやり取りに変わっていくでしょう。
例えば、航空機の予約。
「水曜日にボルチモアに行くのでフライトを手配して」
とAIに指示すれば、そのAIが他のAIと連携して予約を取ってくれるようになります。
そして、これらのやり取りをホストするのに最適な場所はブロックチェーン上です。
なぜならば、この人を介さない取引の信頼性を上げるためには、安全性が高く、改ざんが難しいブロックチェーンの仕組みが最適と言えるからです。
また、AIが複数の物理的およびデジタルリソースの組み合わせによって成り立っている点も重要です。
例えば、AIを動かすためには、大量の計算能力が必要です。
従来、GoogleやAmazonのような大企業がデータセンターを所有し、その能力を提供してきました。
つまり、AIの成長といっても、そのほとんどは富を持つ大企業に独占されていたのです。
しかし、暗号資産を活用したブロックチェーン技術では、個人や小規模な事業者も計算能力を提供することができます。
そして、報酬を得ることができる分散型のインフラを構築することができるのです。
つまり、AI開発に必要な計算能力がより手軽に、低コストで利用できるようになるということです。
これはスタートアップや個人の開発者でも大規模な計算能力を活用できるようになるということを意味します。
このようなデジタルリソースを提供する暗号資産の存在は、AIの発展に大きく寄与することでしょう。
私たちのAIの未来は、GoogleやAmazon、Appleといった大企業にコントロールされるべきではありません。
誰もがAIの成長に参加できるような、「開かれたAI」こそ理想なのです。
そして、私はブロックチェーンはこのAIと暗号資産の「交差点」で大きな役割を果たすと考えています。
大統領選挙を終えて、大きく伸びる暗号資産市場と合わせて注目していきましょう。