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EURO2024 グループリーグ第1節 観戦まとめ


ドイツ VS スコットランド

スコットランドは3バックで相手ボールの時は5−4−1気味だがベタ引きでなくミドルゾーンで構える形。ドイツは組み立て時SBが上がりCB2枚とクロースが下がって常にボールに関わりまさに司令塔な動き。クロースが持ったら全体特にSBの選手が裏を狙う動きが多い。10分過ぎからはドイツがボールを持ちまくってスコットランドが中々奪えない展開に。スコットランドが奪おうとラインを上げると背後のスペースが空くので,そうなるとドイツが裏を狙う動きでチャンスを狙っている。ドイツは攻撃陣結構‘中央に集まりがち。クロースが下がる時CBの間に入るオーソドックスな形でなくて左CBの横,ポジションで言うと3バックの左の位置に下がっている。
前半は開始はスコットランドがミドルで打ち構えて攻撃的な5バック気味だったが直ぐに押し込まれてしまい奪っても位置が低くドイツもすぐにプレスをかけて全く良い部分が出せなかった。
逆にドイツはボールを握り全体が中央に集まりコンビネーションで崩したり,積極的に裏を狙うボールも出すので,押し込んだらコンビネーションで崩す,ラインを上げてきたらシンプルに裏のボールでチャンスを作ると結構完璧に近い状態だった。

後半は退場者を出したスコットランド相手に隙を与えない。前半終了前に 1人少なくなった時点で勝負は決まっていた。

Toni Kroos

圧倒的な存在感。まさに司令塔。ゲームをコントロールして周りも彼の動きに合わせて裏抜けなどチームに欠かせない存在。

Jamal Musiala

キレキレ。仕掛けていくドリブルはまさに脅威。彼の得点シーンも個人的に勢いがあって気持ち良い。

ハンガリー VS スイス

序盤はスイスが持ってハンガリーが受け構える形。ハンガリーはミドルブロックでハーフラインを超えてからチェックに行っている。スイスは3バックだが左CBのロドリゲスがガンガン上がるのが面白い。スイスはCBのManuel Akanjiやボランチで下がってきたGranit Xhakaが捌けるし配給できるのが大きい。そこでリズムを作りつつ,裏へのボールもどんどん狙っているのでハンガリーは若干中途半端になっている印象がある。それにスイスは奪われた後のプレスも早く効果的。
前半はハンガリーのチャンスシーンがほぼ無くてスイスが完璧な内容で折り返すことができた前半だった。

後半も2点差のあるスイスが優位。ミドルブロックにして受け構える形にしてきた。
ハンガリーは効果的なシーンは多くないもののスイスの裏のスペースへの配給が前半より多くなってきた。
65分にハンガリーが 1点返してからはハンガリーペースになってきた。スイスは押し込まれる形が増えて2ndボールも中々回収できない。このハンガリーの時間で追加点を奪うことが出来ずに,逆にアディショナルタイムに謎のDFのミスをエンボロが生かして追加点を上げたスイスが3−1で勝利。ハンガリーは期待していたのにそこまで強くなかった。
スイスは良いチームだが後ろは結構タレントいるのだが前線はそこまで迫力が無く攻撃陣が課題かなと。

Manuel Akanji

初めてプレーを見たがManchester Cityで試合に出ているだけあって配給上手いし守備対応も良かった。

Ricardo Rodríguez

左CBながらガンガン攻撃参加していって面白い。守備チェックも良かった。

Granit Xhaka

スイス番クロース。司令塔でゲームをまさにコントロールしていた。必要付可決。

Dan Ndoye

何度か良いドリブル突破があり仕掛けられる選手。

スペイン VS クロアチア

序盤はスペインが持つ。クロアチアはローブロックでラインは低め。まずは守備をしっかりと言った感じ。10分過ぎからは逆になりクロアチアがボールを持ってスペインが中々握れない形に。ブロゾビッチが自由に状況を見ながら組み立てに参加し,そこにアンカーのコバチッチらも参加しゲームを作る。試合巧者がクロアチアに感じてチャンスも作っていたので流れは完全にクロアチアだったが,一瞬の隙をついた 1点目と2点目をスペインが奪ったのは驚き。まさに前半はそんな感じでクロアチアがペースを握るも隙をついたスペインがリードして後半へ。正直3−0だが点差ほどの差は全然無い。せいぜい 1−0位な印象。

後半もクロアチアがチャンスを作るも中々点は奪えない。ゴール前に行くのも多いのであとは決めるだけなのだが。スペインは空いたスペースを突いて行ってチャンスを作れている。結果スペイン勝利。本当に点差ほどの差は感じなくてクロアチアもとても良いチームだった。

Marc Cucurella

攻撃よりもこの試合では激しい守備で貢献してくれた印象。Alejandro Grimaldoの方が良いのでは?と思っていたがこの試合を見たら彼がスタメンの理由が分かった。

Rodri

初めてプレーを見たが絶賛されている理由が分かるくらい上手い。何気なくやっているが持ち上がって引きつけてからのパスなど上手さが凝縮されている。

Fabián Ruiz

1G1Aで恐らくMVP。得点シーンでの個人技は見事。

Lamine Yamal

衝撃的を受けた選手。このドリブル突破のクオリティは凄まじく何より16歳というのがヤバい。とんでもない。

Marcelo Brozovic

試合展開を見ながら色々な場面い顔を出して組み立てに参加し運動量も豊富。流石のベテランの動き。

Mateo Kovacic

上手い。配給や持ち上がりなど安心感があって個人的にこの試合でクロアチアで 1番好きなプレーをしていた。

Lovro Majer

キープ力もあるし守備もサボらずに色々な所に顔を出すミニモドリッチみたいな印象。

Andrej Kramaric

FWっぽいタイプなのかと思いきやサイドで起点になったりハードワークできる良い選手。

イタリア VS  アルバニア

イタリア開始数秒でFederico Dimarcoがスローインをミスしてまさかのお笑い失点。イタリアはバタバタして落ち着いて試合に入り込めずにアルバニアはスタジアムを味方に付けて何気ないプレーでも盛り上げて雰囲気を持って行っている。
が、10分に同点16分に追加点と一気にイタリアが逆転。
イタリアは両WBFederico ChiesaとFederico Dimarcoが凄いワイドに貼っている。
イタリアが面白いのが3バックスタートで守備時にはWBが下がる5バックになるのでは無くて、Federico Dimarcoが最終ラインに下がりキエーザはそのままサイドに位置どって4−4−2になる。基本的にはFederico Dimarcoが最終ラインに下がる。
アルバニアはラインが低くて中々奪えないので押し込まれていてボールを取れても全体が低いので中々うまく運べていない。イタリアは押し込めているので3バックの両CBのGiovanni Di Lorenzoとカラフィオーリが持ち上がって攻撃参加する場面が多い。
そして奪われた後のプレスも素晴らしく即時奪還ができていて相手にチャンスをつくらせていない。前半はイタリアが強いと言うよりはアルバニアが弱いなと感じた。せっかくのラッキー特点を活かせなかった。

後半もイタリアペースなものの決定的な瞬間は中々作れず。これを見ていると前半早い時間に追い付き追加点を奪えてのは大きかった。アルバニアも重心が低くボールも奪えないのでワンチャンス狙いのロングボールしか無い。
イタリアは勝つには勝ったが、2−1でこの相手なら追加点を奪わなくてはいけなかった内容。攻撃陣は物足りなさを感じる。このグループのスペイン、クロアチアを見た後だと見劣りする感がある。一番好きなチームなので頑張ってほしいが優勝はできなさそう。

Riccardo Calafiori

左のCBで左利き。何よりも配給できるのが特徴的。守備も良いがこの試合では押し込む場面が多くビルドアップの良さが出ていた。右のGiovanni Di Lorenzoはイメージより再度っぽいというか、攻撃時に自身が深くまで攻撃参加するイメージで、対してこのRiccardo CalafioriはよりボランチっぽいというかGoal.com前に行くと言うよりラストパスでチャンスを演出する系なのかなと思った。左聞き足も巧みなCBでめちゃくちゃ需要ありそうだし何よりもイケメン。

Jorginho

アンカーで組み立ての際何度もボールを捌いていた。地味ながら貢献。

Nicolò Barella

MVP。特点を奪ったのは勿論、Jorginhoと共にゲームを組み立て運動量豊富で色々な場面に顔を出していた。持ち運びもよく攻撃のギアも入れる役目を果たした。

Federico Chiesa

気持ち前面に感じるプレーヤー。綺麗なドリブルでなくとも何とか少しでも前に運んでやると言う姿勢が見れるしパンチのあるシュートも持っていて個人的に好き。あとはもう少し攻撃に絡めれば完璧。

ポーランド VS オランダ

オランダは3バック?っぽい。少なくとも攻撃時、Stefan de Vrij、Virgil van Dijk、Nathan Akéの3CB。その前に2枚ボランチがいて右のワイド高い位置にDenzel Dumfries、右サイドのシャビXavi Simonsが内側に搾り気味で、デパイが自由に動いてトップのスペースをあけつつ中盤のラインデルスがトップの位置にどんどん入って行っている。左はCody Gakpoが幅を取っている。なので3−2ー5か3−3−4の様な攻撃時のフォーメーション。ラインデルスが結構キーマンかも。自由に動いてトップの位置にまで顔を出しつつ下がってきたりと運動量豊富。
後半終了近くになってきてからはNathan Akéが前に上がる部分も増えてきて時には偽SBなポジショニングもしている。
前半は先制点を許したもののオランダペースだった。ポーランドは点を取ってからは引きすぎて攻撃の形を作れていなかった。

後半もオランダペース。オランダは全体的に左に集まりがち。右はDenzel Dumfries1人に任せて他は中央と左寄りに密集しがち。シモンズも中に絞るしTijjani Reijndersとデパイで激狭2トップみたいな感じだし。途中Donyell Malenを入れてからは右にDonyell Malenが入り仕掛けていく場面が増えた。Tijjani Reijndersが下がって3列目気味にもなってきた。
オランダが持っているものの引いてブロックを作っているポーランドを中々崩せない。
そんな中でも惜しいシュートは何本もあるのでなんでシュートが入らないんだろうという展開が続く。これで引き分けたらオランダ悔しいだろうなと思いきや84分に点を奪い逆転。そのまま試合終了。
オランダは面白い戦術。前の3人+中盤のTijjani Reijndersが入った4トップになる所や右はWBのDenzel Dumfries1人に任せて全体的に左に密集気味になったりと興味深く面白い。

Bart Verbruggen

前半からしっかりセーブを見せてくれたし終盤の立て続けのシュートシーンもしっかり防いでいた。組み立てでは無くてセービングが目立っていた。

Virgil van Dijk

まさに鉄壁。安心感の塊。空中地上無敵。

Stefan de Vrij

足元もそうだし一番大事な守備で最後の部分は体を張って防ぐ場面が多くて良かった。

Nathan Aké

この試合で好きになった選手。左CBで組み立てにも参加し縦パスを入れつつ状況を見てSB的に動きや中に絞る偽SBの動きも出来たりと多彩かつインテリジェンスを感じる。

Jerdy Schouten

地味ながら奪われないキープ力やパスなど気が付かぬ間にどんどん絡んでいる選手。アンカー気味で安心感がある。

Tijjani Reijnders

この試合のある意味キーマン的なプレーヤー。トップ下でスタートだとは思うが最前線に基本位置どりデパイと狭い2トップみたいになっていた。運動量豊富で下がって受けに来たり、想像していたより数段攻撃的な選手。

Memphis Depay

1トップ。適正では無いとは思うがキープ力もあるし結構頑張っていた。シュートも威力があるのが良い。

Cody Gakpo

なんかクラブよりイキイキしている感じ。シュートに積極的に絡んでいたし、仕掛けるシーンや何より得点も奪ったし悪くなかった。

スロベニア VS デンマーク

序盤から予想以上にガッツリスロベニアはブロックを敷いて守備重視という入り方。フォーメーションはシンプルな4−4−2。奪ったら前線の2トップにシンプルに当てていて何度か惜しい場面がある。失点してからは前への圧力を強めてデンマークの3バックに対してもプレスをかける様になった。センターサークルを超える前ら辺からかけに行っている。逆にデンマークは少し後手に回ってしまい押し込まれたり裏への抜け出しからピンチを迎えたりしている。デンマークはラインが中途半端なのか裏への抜け出しで何度も危ない場面が目立つ。35分くらいからスロベニアがプレスの位置が下がり始め、デンマークのボランチコンビPierre-Emile Höjbjergと21番がフリーで持てる場面も増えてきた。なので流れがまたデンマークに。
前半は失点するまでデンマークペースだったが、スロベニアが失点したら一気に切り替わってスロベニアがチャンスを作っていた。最初からやれよとは思ったが、シンプルなロングボールも結構チャンスを作れていたのでスロベニアも悪くは無い前半だった。

後半はデンマークペース。前半終了間際からボランチのPierre-Emile Höjbjergと21番が前を向いて持てる様になってから支配できる様になり後半も2人中心に回している。スロバニアも引いているわけで無く前から奪いに行こうとするも全然奪えていないので結果押し込まれて重心が低くなってしまっている。後半良い形を作れなかったスロベニアが終盤にCKのこぼれ球を決めて同点に追いついてから息を吹き返す。
結果は 1−1の引き分け。デンマークは勝ち点3を失ったに近いから悔しそう。スロベニアも弾くだけで無く攻める姿勢を見せていたのが好感持てた。地味カードかと思いきや意外に好ゲームだった。

Vanja Drkusic

CBで最後の部分で体を張っていて良かった。

Andraz Sporar

Benjamin Seskoと共に2トップでチャンスを作っていた。裏抜けや納めなどBenjamin Seskoに劣らないくらい頑張っていた。

Benjamin Sesko

エースで頼りになる。不利な状況でも収めようとしてくれるし、難しい局面から際どいシュートを放つなどビッククラブから狙われるだけのことはある。

Andreas Christensen

3バックの真ん中で守備だけでなく配給ができて上手い。後で調べたらバルサにいるあのクリステンセンとのことで納得。通りで足元上手いはずだと。

Jannik Vestergaard

3人のCBの中で一番良かった。配給がよく刺せるパスも出していたし199センチの長身の空中線は敵なし。守備対応も良かった。

Pierre-Emile Höjbjerg

落ち着かせる役割をしていて、組み立てや危ない場面のチェックは流石。Morten Hjulmandと並んでこのボランチコンビは良かった。

Morten Hjulmand

Pierre-Emile Höjbjergよりやや攻撃よりで展開を見ながらスイッチを入れるパスを出していた。守田の同僚らしく改めて凄い選手とやっているなと尊敬した。

Christian Eriksen

ゴールも決めたし間で受けることによってプレスを掻い潜り流れを引きつけていた。困ったら下がって捌くなど流石の判断力。

セルビア VS イングランド

イングランドは4バックだとは‘思うが左かた上がり気味で左SBのKieran Trippierが高い位置のサイドに貼っていて、左MFのフォーデンは中に絞っている。右SBのKyle Walkerは右SBにも右CBにもなったりと状況を見て上がったり下がったりポジショニングしている。Declan Riceは下がって説極的に組み立てに参加。最終ラインが足りない時はどんどん最終ラインに入っている。Alexander-Arnoldも下がって組み立てに参加している。
前半はイングランドの強さを感じた内容。皆相元上手くてプレスを受けても奪われないし奪ってからのカウンターは早いし脅威。セルビアもむしろよくやっているなと思う。

後半はセルビアの時間が増えて特にサイドからクロスで惜しい場面を何度も作れている。イングランドも後手に回ってしまい苦しい展開が続く。しかし結局ゴールを奪えず守り切ったイングランドの勝利。セルビアはチャンスがあった時間にゴールを奪いたかった。イングランドは強さを感じたものの一点差は少し寂しい。自分達の時間帯で追加点を奪って突き放さないと今後足元掬われそう。

Marc Guehi

地味ながら危ない場面を未然に防ぐなど良い対応が目立った。

Declan Rice

改めて言うまでもないがアンカーとして完璧な出来。組み立て守備対応どれもが超一流。素晴らしい。

Jude Bellingham

今シーズン新加入のマドリーで圧倒的な結果を出しただけあってこの試合でも圧巻の出来。得点も奪い。組み立てに絡むだけでなく運び出しや推進力に落ちない運動量、さらには長距離パスも性格と化物な選手。

Bukayo Saka

この試合キレキレで右サイドから仕掛けていってどんどんチャンスを作っていた。

ルーマニア VS ウクライナ

ウクライナの方がルニン、Mykhaylo Mudryk、ドブビクなど知っている選手は多い。ルーマニアはドラグシンくらいしか知らない。ルーマニアはミドルブロックで中央を固めている。なので序盤はウクライナがどちらかというと持つ展開が多い。ウクライナは恐らく4バックだが右サイドには右SBの2番が結構高い位置をとる。というか元々サイドの15番?が中に絞るのが多いのでサイドは基本この2番に任せている感じ。前半はブロックを敷いたルーマニアが崩せず逆にリードを奪われて折り返しへ。

ウクライナは後半攻めの圧力を強めて点を奪いに行こうとした矢先に53分と56分に立て続けに失点し3−0。これは厳しいか。試合はそのまま終了。
ウクライナは失点の内2失点がGKのルニンのミスなのが痛かった。タレントはルニン、Oleksandr Zinchenko、Mykhaylo Mudryk、ドブビクなど揃っているのに勿体無い印象。ルーマニアもチーム一帯で勝利したという感じ。只、点差程の差特に攻撃では印象が無いのでそんなに強くない。

Andriy Lunin

 1失点目は組み立てのパスミス、2失点目は取れそうなシュートの対応を見誤ってしまい2失点に絡んでしまう。期待していただけに残念。

Andrei Burcă

ドブビクをよく押さえ込んでいたと思う。空中戦も強い。

Radu Dragusin

CBの一角として勝利に貢献。意外に空中戦も強い。

ベルギー VS スロバキア

ベルギーはよくわからないフォーメーション。前は2トップのルカクと9番にトップ下のデブライネという感じか。3バックかと思いきや違う。9番は本来左サイドだがすごい絞っててFWになっているのかも。
スロバキアは先制しても引くのではなくラインは高い。ハイプレスというかミドルライン、ハイラインで相手のプレッシャーを与えている。
ベルギーは中盤正三角形の4−3−3か4−2−3ー1っぽい。11番左SBで前がルカクに左9番Leandro Trossard、真ん中Kevin De Bruyne、右Jérémy Doku。
しかしLeandro Trossard中に絞るしKevin De Bruyne高い位置取るので激せま3トップに見える事もある。
ベルギーは相手のハイラインとプレスに手を焼いて中々チャンスは作れない。裏へのスペースはあるので何度かチャンスは作っているものの、スロバキアも良い形で入れさせなかったり良い対応で上手くいなしている。
スロバキアは先制してからも引かずに前から行って非常に好感が持てるチーム。前半はそのスロバキアがうまく対応した内容。

後半恐らくJérémy Dokuを右から左、Leandro Trossardを左から右に移したみたい。スロバキアは前半と比べて少しラインが低くて気になる。前半同様に序盤は前半同様高めの方が良いと思う。かと思ったらハイラインではないがしっかりラインを上げてプレスにいっているので安心。ただ、ベルギーのセットプレーは高さもあり怖い。何度もチャンスシーンあるし実際オフサイドだったがゴールを取ってる。後半はずっとベルギーペース。押し込まれる場面が増えるも何とか押さえ込んで、結果スロバキア勝利。ベルギーはシンプルにロングボール放り込みなど早い時間にやっても良かったのでは。それとLoïs Opendaなどをもっと早めに入れても良かったと思う。
逆にスロバキアはめちゃくちゃ良いチーム。突出した個はないもののチーム全体が良くて守備意識引いてブロックを作るのではなくラインを上げてプレスをかけるなど応援したくなるチーム。地味カードかと思いきや面白い内容だった。

Wout Faes

ベルギーの中で 1番良かった。何だったら個人で言えばこの試合 1番良かったと思う。ベルギーが 1失点で済んでこれ以上失点せずに済んだのは間違なく彼のおかげ。相手のFWに対して押さえ込んで完封し危ない場面では未然に防ぐなど守備のリーダー。それだけでなく足元の組み立てや裏へのフィードなど攻撃面でも貢献。素晴らしい。

Kevin De Bruyne

やっぱり上手い。視野やパスなど世界観が一人だけ違う感じがする。

Jérémy Doku

正直失点シーンの自軍謎ドリブルで失点してしまい。よくは無かったとは思うが、初めて彼のプレーを見て結構驚いた。やはりドリブル突破は凄くて速さとキレはシンプルに見ていてワクワクする。結構チャンスも作れてはいた。

Milan Skriniar & Denis Vavro

この二人はルカクら相手の攻撃陣をしっかり完封していて勝利の貢献してくれた。

David Hancko

前半はJérémy Dokuと対峙して完封し後半相手を左サイドに追いやった。終始体を張り勝利に貢献。

Stanislav Lobotka

燻銀な働き。守備の対応や安定したパスなど地味だが効いていた。

オーストリア VS フランス

オーストリア予想以上に良い入り。フランス相手にもハイラインハイプレスと攻撃的アプローチ。攻撃時も丁寧に後ろから組み立てるスタイル。監督がラングニックなのかRBイズムを感じる。しかし裏のスペースはめっちゃあるのでKylian Mbappéらが狙うカウンターで危ない場面も多数作られている。フランスはそこまで前から行く感じでもなく受ける形が多い。相手のプレスが激しいのと、裏へのカウンターでチャンスは作れている。
オーストリアはシンプル4−4−2の攻撃時両SB上がりのサイド搾り気味2−4−4になるのが多い。
前半は攻撃的なアプローチでオーストリアがペースを掴むも35分に失点してしまいフランス王者の余裕を感じた内容。

オーストリアは65分過ぎから運動量が落ちてきてプレスも掛けられなくなったり、セカンドボールを回収できずに2時攻撃3時攻撃を受ける場面が多くなった。フランスは状況を見て回しつつ裏へのボールやカウンターを狙えるのが強い。
フランスは 1点だけなのが寂しい。しかし省エネ感が強く何が何でも追加点を奪うというよりは上手くコントロールして試合を終わらせた印象が強い。オーストリアも特に前半はアグレッシブで良かったが後半は勢いを出せなかった。しかしボールも持てるしチャンスも多かったので良いチームだし予選突破はできそう。面白いチーム。

Jules Koundé

右SBで危険な場面を要所要所で潰していて流石だなと思った。

William Saliba

改めて言及するまでもないが今季アーセナルで見せたパフォーマンスをこの試合でも発揮してくれた。

N’Golo Kanté

こちらも底で要所要所を潰してくれて安定感があった。サウジアラビアに所属しながら呼ばれたので懐疑的だったが見てみると納得。

Adrien Rabiot

パスなどの精度や間で受けて中継地点になるポジショニング、危ない場面を未然に防ぐ守備に運動量など中盤としてしっかり役目を果たした。

Kevin Danso

守備対応の良さが目立っていた。それと持ち方やパスなどを見てると足元も上手く攻撃参加も得意そう。

Phillipp Mwene

 1失点目はKylian Mbappéに1体1負けてしまい残念ではあったが攻撃参加やOusmane Dembéléの対応は良かっ
たと思う。守備も抑える所は押さえていたと思う。

トルコ VS ジョージア

ジョージアは綺麗な5−3−2でゾーン。トルコがもつ形。基本的にはローブロックのジョージアのブロックの周りをトルコが回している形だが、ジョージアも時折ハイプレスで前から取りに行こうと見せる時もある。カウンターもKhvicha Kvaratskhelia中心にしっかりゴール前に行けているのが驚き。速さもある。
25分にトルコが先制して5バックで守りに徹してるジョージアからすれば厳しいかと思いきや、その後トルコが受け身に回りすぎて直ぐにジョージアが同点に追いつく。ジョージアはカウンターが早くロングボールで適当に当てるというかは全体の速さと押し上げとこの突破で切れ味中々ある。トルコも全体が高いので必然的に裏のスペースがある。対してトルコもブロックを中々崩せないものの縦パスは結構入っているし惜しい場面もあるので、 1−1のドローで折り返しだが後半このまま終わる感じは無くどちらかに点が入りそうな流れはある。

後半も基本の流れは変わらず。トルコが持ってジョージア守りのカウンター。トルコは中々ブロックを崩せずにサイドからクロスになってしまい崩すのが難しそうだなと思っていたらギュレルのスーパーミドルで65分に2−1に。トルコは点を取ったらまた引きこもりというかミドルぶかローブロックで守りに入る。少し守るのが早いきもする。その後何度か決定的なシーンがジョージアにもあったが決められず3ー1でトルコ勝利。
トルコも強かったがそれ以上にジョージアのレベルの高さに驚いた。
シンプルな5−3−2からの一気に畳み掛けるカウンターの鋭さ。個の突破力もあるし、後ろからの組み立ても出来るくらいの技術もある。良いチーム

Hakan Calhanoglu

アンカーで組み立てを担当パスを散らしながら隙を見たり動き回ってパスを回し続けた。

Kaan Ayhan

Hakan Calhanogluと同じで二人で組み立てていた印象。

Ferdi Kadıoğlu

展開的に攻撃の貢献が特に目立った。サイドを深く抉ってクロスだったり突破だったりと良かった。終盤は体を張った守備もありかなり良かったと思う。

Arda Güler

またもやスーパーな若手が出てきた。流動的に動き回ってパスを受けたりドリブル突破やターンなど目立った動きはしていたが、それに加えてまさかのミドルで点を奪った。素晴らしい。

Giorgi Chakvetadze

防戦一方で目立つ場面は少なかったが10番らしく相手を剥がすターンやドリブルなど光るものは感じた。

Georges Mikautadze

 1トップでこちらも触る場面は少なく目立っては無かったが気になった一人。ポジションの印象でポストや空中戦が強い古典的なFWなのかと思いきや、むしろドリブル突破などで相手を抜き去る場面が多く足元が得意そうなプレーヤーだった。もっと攻撃に転じている展開が多い時のプレーを見てみたい。

ポルトガル VS チェコ

ポルトガルは3−5−2予想だが全体が固定ではなく流動的で自由なポジショニング。3バックはそこまで変わらず、Vitinhaが下がってアンカー気味で組み立てに参加。Bruno Fernandesも下がって受けたり真ん中からサイドに自由。ベルナルドシウバも右サイド気味だが真ん中にも行くし、左WBのカンセロは真ん中に絞るし位置も2列目にいたりと高い位置。2トップのレオンは逆に左に張るのが多い。
内容も圧倒的にポルトガルが支配しシュートも放っている。奪われてからもプレスが早いのですぐに回収できている。逆にチェコは守っているというよりな何とか守りきっているに近いと思う。
前半は圧倒的に攻めていたポルトガルなだけに点を取れなかったのは痛いかも。でも得点の匂いは全然あるのでいつか入りそう。逆にチェコは得点の雰囲気を全く感じない。が、このまま引き分け狙いであわよくば時間経過とともに焦ったポルトガルにワンチャンスあれば決めるという展開で良いのかも。

後半もポルトガルが攻めるも決定機は作れず嫌な流れになっていると62分にワンチャンスを生かしたチェコがまさかの先制。ただせさえポルトガルは打開出来ずに焦っているのを感じるくらいの展開だったのでこれは厳しい。
しかしその後にオウンゴールでポルトガルも 1点を返す。
終盤はチェコにもチャンスはあったがお互いに決められずにドローかと思いきや92分にまさかの逆転弾でポルトガル勝利。
前半見たらポルトガル強いなと思っていたが、後半になると焦りからか上手く行かない形が目立った。タレントは豊富だし前半の勢いを出せれば良いところもでいけそうな雰囲気は全然ある。

Nuno Mendes

3バックの左。フィジカルが強く跳ね返し時折見せる攻撃参加も迫力があった。

Vitinha

個人的に惚れた選手。底で積極的にボールに関わり組み立てに参加。まさに司令塔でそこから前に攻め上がったりと攻撃参加も魅力。何よりずっとボールをもらいに受ける運動量の豊富さは素晴らしい。そして自分の体から離れない懐の深いトラップ技術で相手もボールを取れないなど技術の高さを非常に感じる。

Bernardo Silva

個人的にBruno Fernandesと被る印象。ただこの試合ではよりサイドの突破をしたり下がって受けたりと印象に残った。


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