小学生にこそスマホを持たせるべき
人は皆平等に生まれてくるというが、"ちっとも平等ではない!"とずっと思ってきた。
たまたま生まれた家庭が貧しい家庭だったりするし、片親の場合もあれば、親にグリップされ続けて操り人形のようになっている子供や、DVや性暴力に苦しめられる子供もいる。各々の両親の悲惨なまでの能力差(様々なリテラシー)もあるだろう。
そして、本来、子供にとっての"居場所"となるはずの家で、今この瞬間も、八方塞がりの中で苦しんでいる子供達が沢山いるのは本当に心苦しい。
皮肉にも、母親と父親と一緒に過ごす時間は長く、特に影響を受けやすい子供の頃の時間を共にする為、0か100かのところがある。
当たりハズレがあるというと聞こえが悪いが、"子供は親を選べない為、親次第だ"。
つまり、外部的な環境によって、先祖代々、負のスパイラルに陥っている家系はきっと沢山あるし、ピュアな子供が生まれても、またその負の教育を受ける為、その子もそういう親になる。
よって、どこかの代で、先祖が誰もやらなかった大胆な行動でも起こさない限り、その家系は未来永劫貧乏で不幸なままだ。
「俺もこんなんだから、息子も賢いわけがない。ボチボチ地元で育ってくれればいい…」
この繰り返しだと思う。
高校生くらいまでは、子供は外の世界をほとんど知らず、親か先生が世界の全てだと教育されるし、外に出て行くチャンスもなければ、動機もない。
そもそも"知らない"から、自分の半径10メートルが世界だと思っているから、そこで各々自分を殺しながら何とか生きている。
僕は、子供の先天的な能力は皆、ほとんど同じで変わらないのに、生まれた環境のせいで、本来の能力を発揮できなかったり、理不尽に苦しめられたり、可能性を潰されてしまう事は、絶対にあってはいけない事だと強く思っている。
しかしこれまたタチが悪い事に、他人様の教育に口出しは出来ないし、仮に暴力を振るう親から子供を引き離すのも、大変な手続きが必要だ。
子と親の関係というのは、それだけ難しい。
だけれども、子供にセレンディピティを与え続けられるのは、"親"だけだ。
親の役割というのは、そこだと思う。
自分の教育論など、どうでもいい、きっと役に立たないだろうし、子育てなんて放置プレーで良いのだと思う。親がやるべき事は、"子供にセレンディピティを与え続ける事"、それしかない。
スマホを買ってあげる事もそのひとつだろう。
貧乏な家庭でも、格安スマホくらいは契約してあげられると思う。
そこからは、ほったらかしにしといても、子供の可能性は無限大に広がる。
インターネットは1→nみたいなところがあるが、親が与えてあげなきゃいけないのは、0→1の部分だ。
これはインターネットには出来ない。
多くの親が、1→nを子供に教え込もうとするが、Googleと張り合ってどうするんだろう…、といつも思う。笑
親としての役目が全く分かっていないし、田舎の世間知らずな親ほど、そうしたがるが、そこから出たことのないあなたが、子供に教えられる事は何一つない事を自覚した方が良いだろう。
子育てをした事がないハタチそこらのガキが生意気な事を言って申し訳ないが、息苦しく生きている子供がひとりもいなくなることを願うばかりだ。
僕の地元の友達には、優秀な人が沢山いたが、親や先生に進路のアドバイスを求めたり、親にグリップされているばっかりに、全く各々の能力とは関係の無い事をしていたり、正当な報酬を得られていなかったり、息苦しそうにしているのが、とても歯がゆいし、もうそんなバカげた事はそろそろ終わりにしないといけない。
故郷の母と父に、何か買って送ってあげたいと思います。