肩関節と背中の話
こんにちは。まりのぶです。
みなさんいかがお過ごしですか。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしはこの1月初頭から減量に励んでいます。
理由は昨年秋頃からの激務とストレスによる食生活の乱れ、そして年末年始1年ぶりに帰省した実家のごはんがおいしすぎることにより、体重が過去1番重かった大学4年時の頃に肉薄してきたからです。
大学4年の当時といえば、実家暮らしで移動は車か原付、小腹が空いたらコンビニでチキンを貪りサークルの練習帰りには仲間を引き連れ一風堂で白丸を啜り、飲み会ともなれば梅酒ソーダを鯨飲する日々。
そんなカロリシャスな日常を過ごしていた若き自分と同じ体重になりつつある、世間からみれば決して若いとは言えない自分。
これはマズイ。
というわけで一念発起し健康的な食事と生活を心がけているわけですが、3週間ほど続けてみてマイナス5kg弱とそれなりに順調に(本音を言えば予想以上のペースで)体重が落ちているので、にやにやと満足しながら今日もブロッコリーを貪っております。
前置きが長くなりました。本題に入ります。
わたしはまあまあの肩凝り持ちで、担当の美容師さん(シャンプーのあと軽い首肩のマッサージをしてくれる)曰く「僕が触れているのは巨大な氷山の一角と感じる」程度の根深さであるそう。
まあそんな感じなので、仕事が立て込んでExcelと見つめ合う時間が増えるとしんどい訳です。
ある時、しんどさに耐えかね仕事帰りに駆け込んだ新橋のマッサージ店で、背中側へ上下に腕を回して手が組めるか、と聞かれました。
右腕を上、左腕を下にして背中に回す。手は組めないけど、指先が触れる程度なら苦はない。
次に、左腕を上にしてみる。
届かない。
施術のお兄さんが「あと数センチなんですけどね〜!無理すか?いけませんか!?」と励ましてくれるも、その数センチが永遠の隔たりに感じられる程に左の肩関節は自由が効かない。
自分の体のままならなさに衝撃を受けているわたしに「通っていただくうちに姿勢も改善してコリが解れてきますから」とお兄さんは優しく言い、わたしも大人しく施術を受けて店を後にしました。
その後、仕事帰りに寄るのが面倒だとか毎週通うとそこそこの出費だとかさまざまな理由でこのマッサージ店に通うということはなく、ググって出てきたストレッチで首肩を誤魔化しつつ日々は過ぎていきました。相変わらず左腕を上から回すと手が届かないままに。
それから数年後の現在。ちょうど昨日の話です。
コロナ禍、緊急事態宣言下の在宅勤務で外に出る機会が減ってしまったため、少しでも運動をと思い、大した距離ではないものの隣駅まで往復歩くのを最近の日課にしていました。
幸いなことに南側の隣駅には小さいながらも設備の良いスーパー銭湯があり、広いお風呂に浸かるのを目的にしてウォーキングが捗るというナイスなルーティンが形成されつつあります。痩せるしホカホカツルツルになるしなんてしあわせなんだ。
昨日もそんな幸せルーティンで雨も気にせずスパ銭に向かい、炭酸泉でひとしきり温まった後、洗い場で体を洗っていました。
そう、背中を洗おうとしたその時、ふと「背中に腕を回すアレ」を思い出したのです。背中ってちゃんと真ん中まで洗えてるか気になるじゃないですか。
マッサージ店でやったように、右腕を上から回す。これは前から特に苦もなかったのであまり変わらず。なんなら前より少し触れる範囲増えたかも。まあお風呂で温まってるからな、なんて思いつつ左腕を上に回しました。
届く。
永遠の隔たりにも感じられた数センチを乗り越えて、左の指先に右の指先の感触がありました。すごい。Yes! Yes we can!
決してガッツリ指を組めてる訳ではないけど、いつぶりか分からない指先の感触にひとり感動している自分。そこへ突然ひとつの仮説が生まれました。
肉なのでは?
永遠の隔たりを生んでいたのは、背中の肉なのでは?
だってお風呂で温まったブースト効果を差し引いた今(これを書いているいま)でも指先つくもん。肩凝りは相変わらずだし、その他に変わった要素といえば近年でいちばん痩せている事しか考えられないもん。
肉だ。肩関節の動きを阻害していたのはきっと背中の肉なのだ。
左手と右手が再び分たれる日が来ないよう、もうちょっとの減量とその後の維持に努めようと思った日曜の午後でした。
あと肩のストレッチもやろうね。