DELF B1対策の授業・自己学習で使った教材と勉強法【おすすめ】
皆さん、こんにちは!
フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです。
先日、DELF B1の試験を受けてきました!
現在、その結果を待っているところです。
そもそも私がDELFを受検した理由は、
今後のビザ申請時にB1レベルの証明が必要だから。
申請間際にバタバタするのも嫌だった上、
フランス語が早く上達するに越したことはないので、
DELF対策の個別レッスンを受けながら今のうちに受検することに決めました。
今回の記事では、私が実施した勉強法についてお話しますね!
人生初のDELF受検!私が実施した勉強法
まず初めに。
私がDELF対策用の個別レッスンを受け始めたのは、2024年1月末。
その時点で、私のフランス語のレベルは、
リスニングとスピーキング:A1~A2
リーディング:だいたいB1
ライティング:だいたいB1
文法:理解にバラつきがあり、A1~B1
こんな感じでした。
そこで、
週2回(1.5時間と1時間の対面レッスン)×約3か月
レッスン中は、リスニング・スピーキング・発音矯正に重点を置く
レッスン中、理解が曖昧または混乱したり間違えやすい文法を教えて貰う
リーディングとライティングは毎回宿題としてやる
毎日数時間は自己学習
このように奮起して勉強!
高額な個別レッスン代を少しでもムダにしない為に、
レッスン中に指摘されたことは、自宅で繰り返し復習する
自己学習を通して自分の理解が曖昧な点を明確化し、次のレッスンで質問する
ことを徹底しました。
更には、
「同じ間違いを繰り返さない」
「理解が曖昧な自分から逃げない」
と心に決めて、毎日少しずつレベルアップできるように意識しました。
そんなこんなで、気が付けば、
レッスン中の的確な指導や地道な自己学習のおかげで、
「なんか、言いたいことを表現しやすくなった…!」
と思えるまでに成長!!!
リスニングには相変わらず自信がありませんが、
全体的に見ても「伸びた」感じがすごくしました。
DELF対策の個別レッスンで使った教材
まず、私が個別レッスンで使った教材は、
Le DELF B1 100% Réussite – édition という問題集。
この教材は、必要箇所を先生が印刷して渡してくれたので、
私自身が購入する必要はありませんでした。
主に、
リスニングの問題は、授業で使用
リーディングやライティングの問題は、宿題として実施
スピーキングの問題は、授業と宿題の両方で使用
こんな感じで、約3か月間の授業を通して1冊やり終えました。
その他だと、
100% FLE – Phonétique essentielle du français B1/B2 で発音矯正。
こちらも、先生が必要箇所を印刷して渡してくれたので、
私自身は購入せずに済みました。
この教材を使って授業中に少し練習をした後、
主に宿題として繰り返し発音練習をしました。
その他は、先生が持っている本や資料を使って、
文法
語彙
時事問題(環境問題・オリンピック・ジェンダー・健康…など)
を学習。
基本的に、授業中に解説を聞いた後、
それに関する練習問題は宿題として解きました。
自己学習で使った教材~リスニング・スピーキング対策~
まず、
壊滅的なリスニング力:練習問題は大体不正解
全然伝わらないスピーキング力:授業中も「ん?」「え?」と頻回に言われる
をちょっとでも改善すべく先生に言われたのは、
フォネティックぅぅぅ!!!!!
なんたって、私の発音点数、
「うーん…DELFの試験でコレなら…4点満点中、なんとか1点かな…」
って先生に言われたくらいですからね。
もう、リアルガチで窮地に立たされていたわけです。
そんな理由からも、この本⇓を購入して毎日向き合いました。
毎日毎日コツコツと、先生に言われた強制すべき音を練習。
何と言ってもこの本、
練習問題がたくさん載っている
シンプルにまとまっている
ので、個人的にはとても使いやすくて良いんですよね。
それに、授業中ではこの本のB1/B2版を使っていたこともあり、
「自己学習には、この本がちょうど良いかなぁ~」
と思うと、なんとなく安心感があってはかどりました。
他には、訛りどころの騒ぎではない酷い発音に加えて、
「…リズムがマズイな…」
と先生に言われたことと、いつまでたっても、
「…ん?なんて言った?」
と、会話の成立すら難しいままだったので、
新たにaudioブックを活用することに!
CD付きのaudioブックも見かけましたが、
音声ダウンロードの方が私には便利なのでこれらをチョイス。
これも、フォネティック同様、
毎日毎日コツコツとリエゾンやリズムに着目して実施。
音声を聞く
音の繋がりに注意して聞く
音声の後に続いて音読(1文ずつくらい)
分からない単語の意味を調べる
音声の後に続いて音読(2文ずつくらい)
こんな感じで、注目すべきポイントを考えながらひたすら繰り返しました!
それだけでなく、
なるべくDELFの試験で活かせるよう、audioブックの内容も、
環境問題関連の話
すぐに使えそうな口語表現が使われているもの
考えや感情の表出に関連する語彙を学べそうなもの
に絞って探しました。
嬉しいことに、上記を続けていたら、
「フランス語を聞くのに慣れた」感じがして、
漠然としていた不安感も軽減。
もっと言うと、
「フランス語が聞こえてくるのが普通」に思えるほど、
フランス語に対する変な違和感がなくなって頭に入りやすくなりました。
自己学習で使った教材~ライティング対策~
ほぼ100%宿題として取り組んでいたライティング。
1週間の間に、平均して2~3回は、
メールや手紙(上司、公的機関、雑誌の編集部…など)
メッセージ(友達、家族、同じ大学の先輩…など)
エッセイ
口コミや宣伝目的の記事
などを宿題として書き、先生に添削してもらいました。
先生に添削してもらうと言っても、
「まぁ~これでいいでしょ」
ってクオリティのまま渡すわけにはいかないので、
書き上げた後で自己添削を必ず実施。
その際には、この辞書⇓を活用して、
単語の意味を再確認
類義語や対義語を学習
することを習慣づけ、この本⇓を活用して、
半過去と複合過去の使い分け
接続法や仮定法の使い方を再確認
冠詞や前置詞の確認
などを繰り返し行うことで、
ライティングの仕上がりのクオリティを少しでも上げる努力をしました。
結果的に、
どんなテーマでも自分の意見をまとめられるようになった
語彙力がアップし、言葉の言い換えができるようになった
文法を正しく理解して使うことができ、自分のライティングに自信がついた
ことができ、ライティングが自分の強みになりました。
それだけでなく、これによって、スピーキング時の、
自分の立場を明確に述べる
自分の意見を根拠と共に説明する
以前よりもスラスラと仮定法や接続法が使える
わりとどんなテーマでもサっと反応できる
これらにも繋がってラッキー!!!
ライティング対策としてやっていたことが、
スピーキング力向上にも一役買って最高でした。
DELF受検の約1か月前からは、問題集をひたすら解く!
DELFの試験約1か月前からは、対策本⇓を新たに購入して、
時間管理をしながら毎日4技能を解くようにしました。
とにかく、
「練習問題をやっている」
ではなく、
「試験を受けている」
という気持ちで取り組み、本番に備えました。
自分的に注意したのは、
時間管理
見直し
馴染みの薄いテーマが見つかったらスグに学習
本番と同じように、ボールペンを使用して解答する
このあたり。
私としては、約1か月あれば、
問題集を1周はできる
焦らずに復習ができる
知識が少ない分野の勉強にも時間をさける
これだけのことが余裕を持ってできると考えたので、
「まぁいいや」「もう遅い」
なんてことは一切思わず、
とにかく1点でも多くとることを意識して取り組みました。
結果として、問題集をやり進める中で、
自分の得意/不得意な分野
注意すべきポイント(表現、時制、発音など)
どれくらいのペースで解けば、〇分を見直しにあてられるのか
などが具体化されたので、とても良かったです。
さいごに:簡単ではないDELF B1…でも、ちゃんと対策をしていれば大丈夫!
それぞれのフランス語のレベルにもよりますが、
中級だからといって簡単ではないDELF B1。
確実に合格するためにも、対策は必須な上、
時事問題も含めて幅広いテーマに対応することが求められます。
そのため、重要なのは日頃からの積み重ね。
色んなテーマについて自分の考えを言語化できるよう、
常日頃から色んなジャンルのフランス語に触れておくことが必要です。
とはいえ、ちゃんとやっていればきっと大丈夫!
毎日少しずつステップアップできるよう、
学習を続けていれば問題ないはずですよ!
是非、参考にしてくださいね!
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