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【4/4放送分 『やすとものいたって真剣です』のネタバレを含みます】


残り少ない関西の番組、リアルタイムで観れるものはなるべく取りこぼしたくないと思って、睡魔と戦いながら。
ほんまに起きててよかった

二人のインタビュー映像とか、記事を目にする度に思っていたこと
直近で言えばこの前感想を書かせていただいたananを読んで、殊更強く思ったこと

石井さんの本音がずっと聞きたかった
やっと聞けました
二人の言動や行動に身勝手に一喜一憂するたびに、どうしても知りたくて仕方がなかった二人の本音

新山さんの心の内は、いつも比較的(比較的ではありますが)察せられて。
同番組内でオズワルド伊藤さんいわく彼は「どメンヘラ」「子供っぽいところがある」そうで
我々が薄く感じていた、ファンを、そして相方の石井さんさえもを試しているのではないかという決してマイナスではない、願望にも近い疑念をひとつ裏づけてくれるような言葉でした
新山さんは、自分の言葉のニュアンスをその時々で少しずつ変えてくるきらいがあって、その理由を推察してきたファンの予想が案外的中していたのかもな、と思ったり

でも、石井ちゃんの本音を聞くタイミングって今までほんまになくて
石井ちゃんは『新山さんに着いていってる』という意識がいつも強いように思えていて、発言の熱量を新山さんに合わせてる感じを常に感じてたんですよね
その新山さんの発言に同意していれば同じ勢いで加勢するし、同意しかねているときは否定はせず静観に徹する、というように
あくまで推測の域ですが

コンビ仲に関しては尚のこと、新山さんが発信の主体で石井さんからそれを聞けることはそう機会がなかったんです

その一端が今回やっと聞けました

東京進出を決めたタイミングを聞かれたときに、石井さんは新山さんの立てたプランに身を任せたって言わはったんですが
そのとき、「新山がめっちゃプラン考えれる(人や)し」「新山が立ててくれたプラン」「あいつが立ててくれた」って
ちゃんと、ほんまに一回一回すごく新山さんにリスペクトを感じられる言い方を当たり前のようにしはるんですよね
普段から思ってなあんな言い方にはならへんよなって
そこに痛く感動して
ここで、分かってはいたけどほんまに、石井さんって新山さんのこと全然嫌いじゃないんやなってやっと確信的に思えて、なんかすごく安心しました

その後に、自分はなんも考えんと(計画を立てずに、の意)行く方が楽しいやんって思うから、逆算の意味が分からへんっていう言葉も聞けて、そんなふうに思ってたんやなって、どんな些細なことでもずっと石井さんが新山さんをどんな風に見てたか教えてくださるのがたまらなく嬉しくて

そこで後輩の芸人さんが「行き当たりばったりでええやんって思いながらも、逆算する新山さんを信用するっていうところがすごいですよね」
って言ってくださったところ、ほんまにその通りやなと思わず感極まりました

自分に足りないものを持っている、というよりも足りていないとも思わないような、逆に自分が良しと思っていることと反対のことをする相手を、自分とは反対と認識しながらあれだけ純粋に尊敬しているって、すごいことだと思うんです
それが石井さんのすごいコンビ愛なんやなと思いました

そして最後の新山さんへの好きと嫌いはちょうど半々、という言葉
あれがほんまに石井ちゃんらしくて
芸人さんやなって
石井さんが新山さんを好きなところと嫌いなところ、逆も然り、両方の相反する感情が、彼らを面白くしているんだろうなと
肯定ばかりでも否定ばかりでも笑いは生まれないのだろうなと思いました

そして裏を返せば、石井ちゃんが嫌いと同じくらい好きがあると公言した以上は、もう二度と新山さんは不仲なんて言えないな、とも。笑

石井さんのあの一連の本音は、もしあのとき新山さんが隣にいたら、もし彼が信頼する先輩と後輩の前というあの状況でなければ、もしお酒が入ってなかったら、どれかを欠いていたら聞けなかったことだったのだろうなと思いました

今は半々でも、その比重がマイナスに傾いてた時期もあったと思うんです
それが今やっとプラマイゼロの真ん中になって、スタート地点のゼロに立ったところで、彼らの新たな章が始まっていくのでしょう


べちょべちょに泣きながら、幸せを噛み締めています

アナザーストーリーの石井ちゃんの一言であんなに騒いでたメンヘラ新山さんがこのオンエア観たらどう思うかな
楽しいですね、本当に

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