最強の自分を見つけるという話
1. はじめに
つい先日、友達からの勧めでクリフトン・ストレングス(ストレングス・ファインダー)という性格診断を受けた。正確には性格診断というよりも才能や個性の良し悪しなんかを測るらしい。詳しい説明は……とりあえず、以下のリンク先から、どうだろうか。
ここでは才能の根拠となる要素を4領域・34種類挙げていて、「AとBのどちらが当てはまるか」という選択問題に繰り返し答えていくことで自分の強みとも言うべき才能に気づかせてくれる。簡易版で2,340円、完全版で5,850円(2022年2月現在)と中々の値段で正直ひよるかもしれないが、それでも個人的にはやってみて良かったと思っている。
いや、どうせならこんなアラサー海外現地採用なんぞになる前に、それこそ就活戦線とか高校・大学の針路希望とかそういうもっと早いタイミングで取り組んだ方が絶対効果的だろうと思う。知らんけど。
2. 私の診断結果
初めてということもあって、恐る恐る簡易版を選択した。自分の強みとなる要素、その上位5つを挙げてくれるというとてもシンプルなものだ。通常の性格診断だと質問の内容によって主張がブレたりすることも少なくないが、その辺はどう処理しているのか……などとメタ的な事も考えつつの回答。さて、気になる結果はというとこんな感じに(右側は各要素の領域)。
5項目中3項目が"思考力"の領域に分類された要素になる。すなわち物事を考える力に秀でている傾向にあり、中でも特筆すべきなのが"着想"、"収集心"、そして"戦略性"ということになるようだ。
着想
想像力に秀でる。多様な視点から問題を捉えると共に、新しい物事を考え出したり、一見共通点の無いような事柄に関連性を見出す。収集心
興味の本質。物質的なもののみならず、情報や人脈なども収集対象として見なされ、それを自分の中に取り込み蓄積していくこと自体に価値を感じる。戦略性
臨機応変さ。いかなる状況にあっても、目標を達成するために必要なその時点での最適解は何かを常に考え、正しい選択肢を導き出す。
またその他の要素として"共感性"と"最上志向"があったので、これも概略だけ載せておきたい。
共感性
感情の理解。対話などを通して直感的に物事を彼らの見方と共に把握し、かつそれの言語化を可能にする。最上志向
才能の発掘。他人の才能や長所を発見したり、それを最大限に活かせるような環境や仕事などを見極める。
3. 所見・考察
まず最初に考えたのは、「今現在の仕事にどう活かされているか」、次に「これからの仕事にどう活かせるか」だった。
少なくとも"収集心"や"共感性"は営業の仕事にそのまま直結しているように思えるし、一方で"着想"や"戦略性"はこれまで意識的に活用したことはなかったはず(というか、そんな場面が思い当たらない)。"最上志向"に至っては「え、そんな才能あったの?」というのが本音で、これも今まで活用したことはないだろう。
極論かもしれないが、本来こうした自分の強みとやらを全て遺憾なく発揮できる様な仕事に就くのが理想形(のはず?)で、そうした場合、もっと踏み込んだ提案型営業を仕掛けるとか、ある程度の裁量権をもらって広告などの仕掛けを考えていくとか、あるいは思い切って創意工夫が必要な業種に飛び込んだりするのもありなのかもしれない。考えるだけタダだからな、果たしてどんなものか。
「○○になりたい」とか、「○○をしたい」とか、夢見るのは自由で、その通りに目指すのは至難で。そういう意味では、まずは自分の手元にあるものに改めて気付くことが、本当の価値を知ることが一番の近道だったりするのだろうか。例えそれが、いくつかの手に入らないものを諦めることになったとしても……?
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