Underwater, or Water surface...? 11/1~
これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓
11/1(Mon) 在るべき場所
先日提出したレポートは上々、ただ欲を言えばもう一段階良いものにして欲しいという上司からの要望により、追加で調べ物をしつつ加筆修正を行っていく。
ちなみに今週からは既存の取引先以外の営業にも乗り出すつもりで、プライベートでも繋がりのある人の会社から徐々に、例えるならリハビリの如く再開していく……予定だ。
なにせ対面営業なぞ第4波の境目みたいな7月上旬以来で、しかもその時だって近隣の1省しか回っておらず、各省をしっかり回っていたとなると3月末~4月下旬の間くらいなものだ。そういう意味では、かれこれ半年以上ゴーストの囁き*1を聴いていない。
夜は主に近所の面々との集い。引越ししたばかりだというのに、元住居の1Fに入っている店舗に入ってのご飯。共通の友人のスキャンダルにどう向き合うか、というよりもその友人とどう向き合うかみたいな話の答えが出ない中、今年ハノイに来たばかりという同僚さんを紹介してもらう。歳も近いので後日普通に誘うとしようかな。
お開きになったところで、今日から営業再開した同じ系列の飲み屋へと向かう。着いた時には閉店時間の少し前だったけれど、「ノルマはきちんと果たす」とでも言わんばかりに看板メニューのレモンサワーを注文する……そうそう、これだよ、この味なんだよ。"John Lemon"*2とはまた違うんよな。
月初で月曜だというのに、もう大分できあがっている人がいると思ったらジンのボトルを直に、しかも回し飲みを勧めながら小さな店内を練り歩く御仁がいらっしゃった。あぁ、もしかして、この惨状あんたが作り出したんだな。
店内の片付けの手伝いもそこそこに、既に満身創痍な知人の介抱をして、かつタクシーで自宅まで送って差し上げた。
そうだよな、今日って月初で月曜なんだよな。私(達)は一体何をしているんだろう……?
11/2(Tue) 今年1番のヒット
客先との定例会議はこれといって議題もなく、ただし第4波の影響もあって土地の手続が大きく遅れているせいで着工まで2ヶ月は遅れそうだ。
ついでに、今回のレポート評価は上々だった。本社からは「来年の事業計画の参考にさせてもらいます」的なコメントが上司宛に届いていた模様。こんな自由形(フリースタイル)で適当にやっている私でも十分合格点が取れるなんて。偶然か?それとも、やればできる子だったのか?
そういえば、今日から再び規制が入ってしまった。飲食店は夜9時までの営業……うーん、世知辛いというか、何というか。せっかく客先との会食が解禁したというのに、早々に難しくなってしまったのがもやもやしてしまう。
Netflixの新作をチェックしていると、『調査官クギョンイ』がたまたま目についたのでとりあえず1話だけ見て……うわっ、どうしよう、面白い、面白すぎる。ジャンルこそ違えど梨泰院クラス以来の大当たりか?少なくとも、私個人的には今年1番のヒットだよ。
過去の出来事がきっかけで自堕落になってしまった元敏腕警察官の主人公が、たまたま旧知の仲だった後輩の仕事の手伝いに駆り出された先で因縁の仇敵に再会してしまう。続く2話でも公共の場で偶然にも邂逅、『初対面のフリ?』とジャブを撃っての幕引きという激熱展開。毎週土日の夜に更新なので、マジで、皆『調査官クギョンイ』見よう!
11/3(Wed) 久々の対面
日本が祝日の度に「くっ、毎度のことながら休みが多くて(省略」などとぼやく代わりに、一つだけ良い点を挙げてみたい。すなわち、日本本社が休みのために営業先の時間の都合が付きやすいことだ。
そう、今日は日本側が祝日なのもあって定例会議はなし、次回は翌週だ。じゃあその代わりに今日一日何をして過ごすかといえば、ロックダウン以来久々の対面営業へ。行き先も、予てから付き合いがあるというか、ある程度気心がしれているので一安心。
昼食も工業団地付近の飲食店で友人と合流。互いの生存報告から始まって、共通の友人知人の話、仕事の近況の他、今後の計画までちゃっかりと教えてもらった。毎度同じことを書いている気もするけど、来年は今年以上に勝ちに行くんだ。
今日の本命は来年夏の工場増築に向けてちょうど動き出したばかりだという。予算的に中々シビアだが、まずは土俵に乗れるかどうか、概算見積に向けて動き出すことに。
11/4(Thu) 習慣というか週慣
朝起きてから午前中に歯医者の予約をしていた事を思い出す。在宅勤務は諦めて、一旦普通に出社してから、適当なところで切り上げて歯医者へ向かう。ちなみに今日で終わりだと勘違いしていたが、実際は次回までだった。
昨日の案件を早速社内で展開する。案の定「配置図*3だけじゃ心許ない」だの、「一回現場を確認したい」だのと声が挙がったので、近日中にエンジニア含めて再訪問の機会を伺う。奇しくも明日の午後で先方からの許可が降りたので、再び向かうことに。
退社後は帰り道がてらに日本人街の一角でご飯を済ませてから、流れるように元住居の系列の飲み屋へ。元々規制が厳しくなかった頃は、毎週適当なタイミングと流れで一人ふらっと立ち寄っては、店主(通称:寮のお姉さん)に最近のことをつらつらと話すルーティンみたいなものが私の中にあって、それが今週は今夜だった。そう、それは"習慣"に非ず、"週慣"なのだ。
仕事の合間を縫って先週分の日記を投稿した私は、続けて今週分の日記を書き溜めていく。週末でないからか、カウンター席に数人いるだけの緩やかな空間が心地よい。店の看板メニューである自家製レモンサワーがみるみる減っていって、もれなく時間も刻々と過ぎていく。
11/5(Fri) 推して参る
水曜の客先へ再訪問。今回はエンジニアも同行して、既存工場の製造現場や電気室、ポンプ室などを一通り確認。既存棟からの延長で増築するに当たって、外壁一面をどう処理するか、局所換気*4の移設先と向きは、鉄製シャッターの置き換えは、変圧器や水槽など設備面のキャパは足りているか、防犯カメラは見積に含むか、などなど思いつくことはとにかく多い。
ここ数日で感染者数が再び右肩上がりに増えてきていて、もしかするとまたさらなる規制が来るのではないかと思って美容室を予約した。あとはもう、『感染者数が再び増えてきたので、明日から再び規制を強化します!美容室も営業停止です!』って前日の夜までにアナウンスされないように祈ることだよ。
今週末は特に予定もないので、仕事帰りに近所のスーパーへ。IH対応のフライパンと手頃な三徳包丁をはじめ、いくつかの食材を購入。使い勝手の確認も兼ねて再び自炊に挑戦。いい感じ……で今度は食器が欲しくなってきた?
11/6(Sat) 遊び心も忘れない暮らし
前にも書いた気がするが、ちょっと路地に入った辺りの1Fの部屋なので、窓から射し込む自然光がほんの僅かだ。おもむろにスマホを手に取るか、もしくは外に出るまで時刻も天気もよく分からない。……いや、天気は分からなくもないか。少なくとも雨音は聞き取りやすく、「今降ってるかいないのか」という至極単純なものだ。
適当に身支度を済ませた頃には11時を回っており、外へ出ると11月とは思えない陽気にあふれていた。思い立ったが吉日と、今日は食器を探し求めに行く。
最初は街の北東部、ホアンキエム湖近郊の店へ向かうが、今ひとつピンと来ない&値段が比較的割高なため早々に諦めて遠出。今年最後の真夏日であって欲しいと思いながら目指したのは、川を越えた先にあるバッチャン村。知人の店で使用されていた食器のロゴをふと思い出してGoogleMapで検索したら見事ヒットして、特に迷うことなく辿り着くことができた。
店内には私の他に日本人の駐妻と思われる4人組。静かな店内を悠々歩きながら物色すること約30分。シンプルでモダンなデザインに落ち着くか、それともいっそ冒険するかと悩みに悩んでから冒険を選んだ。なにせ久々の一人暮らしだ、せめて食器くらい賑やかでいいだろう。まぁ、多少はね?
魚の絵がチョコンとしてるやつ、3色と、
派手すぎずに魚の群れ、そして1番最初に飛びついたチェック柄はラスイチ。
魚の一辺倒に偏るのもよくないと思ってハチさんも3色で揃えた。
今晩も自炊。最低限の道具も揃ったところでオートミール飯。ついでに買ったばかりの食器を使ってみる。うん、いい感じだな?
この程度ならば特に苦もなくできるようになってきたけども、何というか、捻りが足りない。次回以降でちょっとアレンジするようなやつに行ってみるか……?
11/7(Sun) "河内探偵"という想像
平日の分まで寝溜めしてから昼頃に日本人街へ向かって昼食、のち銭湯(サウナ)へ直行。やっぱり週1ペースでいいから高めて、整えていかないと。
ここ数日、Youtubeで内田敦子*5の"Judge Eyes"実況動画を延々と流している。主要人物は実在の俳優をモデルにキャスティングされていて、例えば主人公は木村拓哉がモデルになっている。
実際にやるかどうかは別として、『もしこのハノイで探偵業をやるとしたら?』というテーマで色々と想像力を働かせてみた。
お隣のタイだと現法を構えている会社が少なくないが、一方のベトナムでは連絡先が日本側のみの場合が多い。察するに、投資許可証の観点など困難を極めるのだろうか。近頃はどうしているか分からないが、少なくとも2019年までは出張ベースで探偵業を行っていてもおかしくはない。
仮に現法を構えるとして……やっぱり表看板はコンサル業か?尾行の時は静音性重視の電チャリと速度重視のバイクを乗り分けて、駐在員もしくは駐妻の浮気・不倫調査なんかを探っては穏便に処理していく訳だ。
*1 単純に魂または霊魂とも。機械技術の発達によって人間が機械に、機械が人間に近しくなった近未来においては、人間が人間であると証明する唯一無二のものとして称される。
*2 緑地にレモンの顔と黒縁眼鏡が特徴的な国産クラフトビール。ベルギー等他の国にも同名の別物があるらしく、やはり人間の発想はある程度は似通ってしまうらしい。
*3 建物及びその周辺の付属棟(電気室、ボイラー室etc)も含めた、敷地全体の平面図。建蔽率とかも見れる。
*4 熱や湿気や臭気が多く発生する場所に設ける換気設備。身近な例としてキッチンのレンジフードなど。
*5 フリーの女子アナ。どちらかというとかわいい系でゲーマー。