Underwater, or Water surface? 1/17~
これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓
1/17 (Mon) 冬の晴れた日
週始めの朝、いつものように出勤しようとしてふと違和感に気付く。一面真っ白なはずの空の所々に切れ間があって、澄んだ青色が垣間見えたからだ。
昼頃には誰もが認めるような晴れ模様で、事務所の窓からは温かい日差しが感じられた。そんな昼休みの時間にSNSを開くと皆一様に「晴れだ!!」と写真を挙げている。気持ちは分かるけど、なんだかなぁ。
いや、私も一応、特に地元に住んでいた頃は冬の晴れた日が好きだった。地面に降り積もった雪がレフ板*1効果をもたらしたりして、この時期は特に女の子がかわいく見えたりする……が、日焼けの原因*2にもなるので注意が必要だった。
そんな話はともかくとして、今週からは通常の(無理のない範囲での)営業周りは一旦お休み。今週辺りからテト前の製造ライン追い込み……すなわち出荷の瀬戸際で皆さまあまり時間を空けておきたい場合が多いからだ。
そんな訳で同じ業界の関係会社などを新年のご挨拶も兼ねて回ることにする。お互いの事業の近況みたいなものから情報交換、雑談なども交えながら訪問ないしはWeb会議を重ねる。来週、いやテト明け直後くらいまではそんな塩梅だろうか。中には隔離期間込みで長めに一時帰国してるケースもあるしなぁ。
1/18 (Tue) ごく身近に偏在する
事務所が近い友人から、「朝出勤しようとしたら隣の住人の部屋にテープが貼られていた」と写真と一緒に送られてきた。それとほぼ同時に、別の友人から、F1疑惑なので外出自粛だと連絡が来たりして、昨日今日に始まったことではないにせよ、本当に身近なところにまで勢いよく迫って来ているのを実感する。
そういえば、先日の友人の送別会(2次会)で食べたペペロンチーノが(深夜補正もあって)美味すぎたので、似たようなことができないかと思い至って近くの店で調味料の棚とにらめっこ。お値段据え置きで良さそうな塩を2種類ほど手に入れた。
今回は試しに左側を使用。適当に炒めた具材に麺を投入してから、適量振りかけつつ絡めていくだけ。簡単かつ美味しいのでこれは選んで正解だった。
1/19 (Wed) 完全に元通り
珍しく天気が良かったのも昨日まで、この日にはもう普段の?従来の?空模様に戻っていた。
ただしこれはハノイに限った話だ。先週同様に現場での定例会議に向かったが、ベトナム南部かと錯覚してしまうほどの青空が広がっていた。やはりハノイは靄(もや)の結界に包まれた、地球上でもかなり特異な都市なのかもしれない。何だかSF的でとてもい……や良くねぇわ。
いつだったか、イギリス留学経験者が「冬のハノイの曇り具合はイギリス北部に似てるね。冬季うつ病*3になりそうな日照量の感じとか、特にそう」とか言ってたから間違いないよ絶対。知らんけど。
上司と一緒に頼んでいた弁当屋が今日からしばらくの間サービスを停止するという。この日は外出したついでにラーメン屋に入って、平日限定らしいセットを頼んだ。熱々の餃子を頬張りながら、宅飲みで餃子手包みしたら楽しいだろうか?なんて考える。日系スーパーで売ってないか、そのうちチェックしてみよう。
1/20 (Thu) 休みに向けて収束する
ハノイ市内にある設計事務所へ訪問。先月とは裏腹に、今月この時期にこそ御用納め感をひしひしと感じるのはきっと私だけではないはず。
今までは所長さんのみに会っていたが、今回はたまたま営業の方も同席……というか、頂いた名刺の名前にとてつもなく見覚えがあって、その刹那、知人の結婚相手が確かそんな名前だったと思い出す。
打合せ後、名刺の写真と共に知人へメッセージを送ると、「ばれたか~」の一言。別に誰かに言いふらす訳でもなし、困るようなことは無いから安心なさいよ。現にこのくだりも、かなりぼかして書いているのだから。
一方で上司はというと、かなり遠方のところにある営業先へと片道数時間かけてお伺い。朝出発、昼に面談で、帰りは夜。1日(24時間)の半分を使った感想はただ一言「ケツが痛ぇ」、ご苦労さまでございます……。
1/21 (Fri) 紙一重の間一髪
弁当屋の再開はまだのようで、昼はスタッフと一緒にBun Chaをデリバリーする……っていうか、Bun Chaとか食べるの久々だなぁ。大体いつもCom RangとかPho Xao/My Xaoだもんな。よりジャンキーなものに行きがちというか、何というか。
いずれにせよ来週からは復活してくれるといいなぁ。
夜は先週初めて出会ったばかりの同い年を誘って飲みへ。歳の近い女子ともちょうどやり取りをしていたので、どうせならと思って一緒にしてしまった。
外はあいにくの雨模様で、多少の遅れはありつつも無事に全員集合。ただし帰ろうとしたタイミングで入口付近の様子がおかしく、恐る恐る覗くと目の前に警察車両(Suzukiの軽トラ)が。既に会計は済ませてあったので、店員と何か揉めているのを尻目にしれっと脱出する。
解散するにはまだ早い時間だったのでどうしようかと話していると、増援と共に2台目の警察車両が到着し立ち往生している外国人相手に職質的なアクションを取り出したので即退避。偶然にも一人が現在地から歩いて約3分という圧倒的近さを誇る立地のレジデンスに住んでいたので皆で移動した。その後はゆるい宅飲みが始まって、彼がゴルフで起きる時間を考慮した遅くなりすぎない時間に今度こそ解散。ちょっとだけスリルのある、いい花金だった……ということにしておきたい。
1/22 (Sat) 続・台所の錬金術師
先々週にせっせと仕込んでいたウスターソースが熟成された。匂いもさることながら「そうそう、確かにこんな感じだったよね」という日本での記憶が呼び覚まされるような味だったので、無事に完成したことにする。これでようやくハヤシライスに取りかかることができる……!
油をひいた鍋で玉ねぎを炒めてから、トマト缶とウスターソースを投入してロース肉とマッシュルームをを煮込む。トマトジュースは具材の量から必要な水かさに持っていく程度に留めておいて、その後は適宜味を見ながら分量を調整する。このときルーにとろみを出すための小麦粉を忘れてはいけない。
前回ほどではないにせよ、台所で錬金術を駆使している気持ちになりながら何とか錬成完成。いや、一応、なるべく焦げ付かないようにかき混ぜたりとか、後追いで醤油足したりして(味の)ベクトル調整みたいなこととか、ちゃんとやってますからね。
さて、水でレンチンしたオートミールご飯も用意できたところで……いただきま~す!
そう、そうだよ、そうなんだよ、ハヤシライス!
「私というのは、どうやら自分が思っている以上にやればできる子らしいな?」なんて一人で(色んなものを)高めながら、無我夢中で食した。実験的な要素が大部分を占めたが、それでも納得のいく結果だったと言えよう。ついでに、よく「カレーは飲み物」とか言われるがハヤシライスも実質それに近いのではと思う。
そんな訳で今回の総括。現在のところ私の脳内は下記のような仮説(?)を立てている。いずれも検証の余地があるが、果たして。
1/23 (Sun) モッ・ハイ・バーの日
表題の通り、日付が1・2・3と並んでいる。厳密には12月3日もそうだが、まるで飲み会のためにある日だと勝手に思っている節が心のどこかにあって、声高らかに「モッ・ハイ・バー」と叫ぶ、飲みの予定を入れていなかったことに微かなしくじりを覚える。
来週の今頃にはテトに突入していると思うと買い物なり予定なり備えが必要な気がするのだけど、どうにもやる気が出ない。「モッ・ハイ・バー」どころではなさそうで、一晩寝かせたハヤシライスを改めて堪能した。
*1 写真撮影時に照明光を間接的に当てるための反射板。白と銀の2種類がある。
*2 堆積した雪に紫外線が反射しておこる現象。スキー場でのゴーグル焼けなどがいい例。
*3 高緯度地域、特に雪国においてよくみられるため、日照時間・量の不足によるホルモンバランスの不調が原因という説が有力。