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LOCK up, and calm DOWN #day7

これはなんの変哲もない生存記録。
(前回はこちら↓)

昨日の大雨の流れをそのまま受け継いでいるのか、外は満点の曇り空が広がっている。この、”満点の曇り空”って表現が個人的にとても好みなのに、使えど使えど流行る気配が微塵も感じられない。そろそろ諦めようかな。

昨日の夕方、客先に送る契約書のドラフト版ができあがったと一報があったので、中身を一度確認してから送信する。社内の担当が英語話者なのでこの手の書類はいつも英語/ベトナム語なのだが……うーん、これまでのやり取りから察するに、客先からは「契約書は日本語/ベトナム語にしてくれ」って要望が来そうな気がする。もう先行して翻訳しておこうかな。

今日は自炊の日。
真っ先に思い浮かぶのは、前回の素麺……の、段取りリベンジ。ついで小ねぎを消費することを兼ねた卵焼きにしよう。
素麺は残り3束あるうちの2束を使う。というか、一食に3束はさすがに多く感じるのでこの辺に留めておくのが妥当だろう。早速お湯を沸かし始め、その間に小ねぎを、卵焼きの分も含めるので前回よりも多く切る。そうこうしているうちにもう沸いたので素麺を投入。急いでスマホのタイマーをセットして小ねぎの作業……時間があまりない!すぐに切り上げて湯切りに移る。前回も使用したザルはちょうど2束分までの容量だったのでセーフ。水締めした素麺を器に移す際はそのままひっくり返すのではなく、前回の反省点を活かして少しずつ手づかみでよそっていった。
さて今度は卵焼きだ。空になった鍋はボウルの代用品のつもりで、生卵を鍋に空けてからかき混ぜる。切っていない小ねぎが残っていたのでそちらも終わらせてから、卵焼き器を手に取り油をひく。ここでいきなり溶き卵を流すのではなく、先に切った小ねぎを入れて軽く炒めることにした。とっさに思いついたのだが、正しい手順かどうかは正直よく分からない。
ある程度しんなりしたところでいよいよ溶き卵をゆっくり回すように投入。まずは全体がうっすら固まってきた辺りで1回目のフライ返し……が上手く決まらない~!何故か端から端まで均一に返せずに左右交互に返しを入れ、若干斜めに折りたたまれる結果となった。いや何故だ?仕方がないので2回目のフライ返し……いや、駄目だ、1回目で斜めにしてしまったのを取り返せない~!
……などと脳内実況が非常に賑やかだった卵焼きチャレンジ。今回の芸術点は、果たして如何ほどか。

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今回の改善点・反省点は……
① 水締めの要領が良くなった→課題クリア
② 小ねぎのカットは相変わらず
③ 麺をある程度小分けにした→課題クリア
④ 器のサイズがあっている→課題クリア
⑤ めんつゆの寮を考慮した→課題クリア
  ※氷が徐々に溶けてちょうどよくなる設計
⑥ 卵焼き自体の味付けを忘れていた
  ※この後ケチャップで誤魔化した
⑦ フライ返しの要領が悪かった

前回の反省点を踏まえて健闘したことを身内に報告すると、「まぁ、頑張ったと思う」という上から目線なありがたいお言葉を賜った。この気持ち、いや、初心というのか、忘れずに邁進していきたい。

日中は細かい作業やら社内外のちょっとしたメールのやり取りをしつつ、当シリーズの記事を書き進めていることが多い。実際今日だってそうだ。その日にあった出来事や、明日以降にやりたいことの備忘録になるので、少なくとも現時点、個人的には続けていく価値があるようにも感じる。内容は今より多少簡略化するとして……ちょっと、検討しようかな。

気がつけば就業時間を過ぎていたので、本日2度目の自炊に取り掛かる。前回スーパーで唐突に思いついた”牛バラトマト炒め”、アレに挑む時が来た……!

早速冷凍の牛バラ肉をレンジで解凍。その間にトマトのカット……大丈夫、解凍されるまでの間に済ませればいい。時間なら余裕だ。まずはへたの付いた方を下にして半分に、そこから芯の部分をV字カットで落とす。素晴らしい、その場の思い付きで最適解を選べているではないか。その調子で、あとは焦らず丁寧に程よい大きさまでカットすればよい。
……そういえば、店のレシピではただ単に牛とトマトだけではなく、炒り卵も混ざっていた。特に必要ないかもしれないが、一応卵も用意しておく。
肉の解凍を待ってから、フライパンに油をひきつつ肉をある程度の大きさにカットしては投入。一通り入ったら今度はへらでバラしながら炒めていく。ある程度バラしたなと思ったところで軽く胡椒をかけ、トマトも投入、更に醤油を全体にさらっと回す。後はかき混ぜながら炒め続けて、トマトがしなってきたところで一度火を止め、お皿によそって味見。
……何だろう、ある程度それっぽい料理ができたけど、正解にはまだまだ遠い。というか、何かが足りない。これは、やはり炒り卵か!油と醤油が残ったフライパンにそのまま生卵を投入して弱火でじっくりと形を作っていくが、この段階で本店(八十八商店)で頼んだ時の記憶がフラッシュバック。炒り卵は、今私の目の前で炒られているような、汁を吸って変色したものなんかじゃない。もっとフレッシュな黄色味だったことを思い出した。そうか、フライパン変えて作ってたのか……!

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そんなこんなで、見た目というか芸術点はお世辞にもいいとは言えないものの、一応の完成を果たした。気になるお味の方は……おっ、普通にいけるな?だが改善の余地は結構あるぞ。例えば、そうだな………。

① トマトの火加減は短くても長くてもいけない。
② 汁(肉汁+トマト水分+醤油)は若干とろみをつけてもいいかも。
③ 炒り卵は別で作る。和えて盛り付けか、盛り皿で合流かは要検証。
④ 醤油だけでも悪くないが、風味がまだ足りないので検討の余地あり。

食後、昼食と同様に身内に報告しつつ、ふと部屋の本棚に置いたままの本に目が向いた。昨年のテトで一時帰国した際、確か渋谷交差点前のTSUTAYAかどこかで、表紙の雰囲気に心惹かれて手に取った本だった。
ちなみに、寮のお姉さんの知人がこの本の制作に深く携わっていた……という話をが最近発覚した。今までちゃんと読んだことはなかったけれど、この際読んでみよう。

そういえば、今日が金曜日だというのをすっかり忘れていた。もっとも、ほぼ毎日引きこもっているせいで、同じ様な感覚に陥っている人は少なくなさそうだ。
さてと、明日はどうしようか。買い物と、洗濯と、ついでに読書でもしようかな。

#海外生活    #ベトナム #ハノイ #ロックダウン #ステイホーム

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