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これからのコンテンツマーケティングは、「ソーシャル」がカギになるという話。

こんにちは、平嶋(@pingdaolintail1)です。

突然ですが、私はこれからのコンテンツマーケティングは「ソーシャル」がカギになると考えています。

なぜなら

  • オーガニック(SEO対策)は勝てる人と勝てない人の差が大きくなる

  • ソーシャルはユーザーの認知ではなく「認識」に残りやすい

  • シェアやクチコミによる「情報の信頼性が高い」

と考えているからです。

今回は、これからのコンテンツマーケティングにはソーシャルメディアが欠かせないということ、そしてその成功法について詳しくお話していきます。

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ソーシャルは「個」が重視された空間

ソーシャルの意味を知っていますか?

ソーシャルは「社会」を意味する言葉で、皆さんご存じの「ソーシャルメディア」のソーシャルを指しています。

ソーシャルメディアと聞くと、XやInstgram、Facebook、YouTubeなどのSNSを思い浮かべるかもしれません。

「要はSNSということか!」

と感じるかもしれませんが、私の考えは少し違います。

私にとってのソーシャルメディアとは、個人個人が発信者にも受信者にもなるメディアの事です。

SNSはあくまでその枠組みの一つであり、ソーシャルメディアはより広義な意味を持つと考えています。

イメージでいえば下記のような感じですね。

ソーシャルメディアは「個人個人が発信者にも受信者にもなれるメディア」であり、ソーシャルとは「個」が重視された空間と考えると解釈しやすいでしょう。

オーガニックは勝てる人が限られてしまう

ソーシャルに対を成す言葉として「オーガニック」という言葉があります。

オーガニックとは検索連動型広告(リスティング広告)などの有料広告を除いた検索結果からのトラフィックを指しています。

代表的な例がSEO対策です。

特に、高単価商材や高関与商材(購入時に情報収集される商材)を中心にデジタルマーケティングの定石の施策として知られています。

SEO対策はその効果も絶大で、

  • コンテンツが集客資産になり、獲得単価を抑えられる

  • 興味を持ったユーザーに効果的にアプローチできる

  • 安定して自社のWebサイトにトラフィックを獲得できる

といった成果が期待できます。

しかし、SEO対策には最も大きな欠点があります。
それが「勝てる人が限られている」という点です。

もう少し背景から説明していきましょう。

コンテンツは信頼が最も大事。だからこそSEOは簡単に勝たせてくれない。

情報発信において最も重要なものは何でしょうか?

それは言わずもがな「信頼」です。

結局、どんなに正確な情報でも、どんなに興味をそそられる情報でも、最後には「その情報は信頼に足るか?」が問われます。

そして、この情報の信頼性(Trust)をGoogleは、

  • 経験(Experience)

  • 高い専門性(Expertise)

  • 権威性(Authoritativeness)

の3つの基準が合わさることで形成されると考えています。

これをそれぞれの頭文字をとって「E-E-A-T」といいます。すべての項目を満たす信頼性の高いコンテンツの作成を推奨しています。

ここでよくある間違いが、

「ただ単純に、経験・専門性・権威性のすべての項目をクリアして、信頼性の高いコンテンツを作ればよくない?」

と単純に考えてしまうことです。しかし、実はそれが盲点です。

結論、経験・専門性・権威性、そして信頼の根本には
「圧倒的な独自性」
という前提が必須条件なのです。

つまるところ、

  • 経験とはすなわち、他社・他サイトは経験できていないような独自性があり、かつユーザーにとって有用な経験

  • 専門性とはすなわち、他社・他サイトよりも圧倒的な専門知識が存在し、一次情報を基にしてユーザーに情報を提供できる

  • 権威性とはすなわち、他社・他サイトよりも知名度が高く、世間に対してその領域での情報発信による影響が大きい

があるかどうかということです。

私も会社のSEOを担当していますが、上記3点が揃うことで初めて上位表示のための下地が完成するという感覚があります。

現在のSEOは、以前のような「上位ページの内容をさらってきて、自社の言葉で書き直す」という手法がまるで通用しません。必ずE-E-A-Tによる独自性が求められています。

そして、この独自性と紐づくようにして、このE-E-A-Tのすべてを満たす必要があるのです。

つまり、独自性があることは前提として、権威があり、経験に基づいた専門的な内容を発信する必要があります。

このことを鑑みると、すべてを持ち合わせ発信できる企業は

  • すでに知名度が高く、影響力が大きい企業

  • 専門的な研究を行っていたり、事例として掲載できるサービス提供を多くこなしている企業

  • 業界の第一人者として、トップを走っている企業

辺りになるでしょう。

つまり、中小企業やベンチャー含め広くすべての企業がオーガニック(SEO対策)で成果を出すことは簡単ではないのです。

オーガニックの施策には、すでにスタートラインから圧倒的な差分があり、その差分を埋めることがままならないケースが多いといえます。

つまり、「勝てる人と勝てない人」がはっきりと明確化しやすい施策なのです。

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ソーシャル空間でいかに接点を作るか

こういったオーガニック(SEO)の状況を鑑みて、私は「ソーシャルでいかにユーザー接点を作るか」が非常に重要だと考えています。

なぜなら、ソーシャルはオーガニックに比べて
「誰が言うかよりも、何を言うか」
が評価される場所だからです。

だからこそ、個人でも中小企業でも成果を出せる下地が整いやすいのです。

個人個人が発信者にも受信者にもなりうるという環境で、自分自身に興味のあるファンユーザーを粛々と創り続ける活動の方が、多くの企業にとって効果的ではないでしょうか。

成果を出しやすいソーシャルの利用法

最後に、ソーシャルの特性に合わせた施策をご紹介します。
私も、片手間ではありますが実践して成果を出した施策です。

マルチソーシャルメディア施策

ソーシャルメディアを活用したマーケティングは、基本的に一つだけのチャネルによって成り立つことはありません。

ユーザーの温度感に合った複数のソーシャルメディアを連携させ、「点」ではなく「線」で施策を立てていく必要があります。

そこで

  • 日常生活フェーズで接点を持つためのソーシャルメディア

  • 興味喚起後に理解してもらうためのソーシャルメディア

の2つに大きく分けて、運用を進めるとよいでしょう。

私たちがソーシャルメディアを閲覧しているときは基本的には無目的で、何かをやりたいわけではありません。

特に暇な時や、気分を変えたくてなんとなく開いた時、無意識的に開くこともあるでしょう。

そんな状態のユーザーが大半のソーシャルメディアでは、まずは「興味を持ってもらうこと」が非常に重要です。

よって日常生活フェーズのチャネルで情報を発信します。ここで意識するのは投稿頻度を高め、接触回数を増やすことです。

そこから次第に興味を持ってもらえれば、ユーザーが自発的に検索する、ないしは投稿に張り付けたリンクを見てくれるようになります。

ここで長文のコンテンツを出せば、日ごろあなたの投稿をチェックし、あなたに興味があるユーザーは読んでくれます。

このようにソーシャルメディアはソーシャルメディアでも、ユーザーの興味や温度感に合わせた導線を設計して運用してあげることが重要です。

この施策の実績

実際に私も導線を設計し、ソーシャルメディアのコンテンツマーケティングに取り組んでみました。

獲得に限らず、様々なメリットを得ることができました。

  • フォロワーが3か月で1,000名増加

  • シェアしたnoteがリツイートされ界隈に拡散され、57いいね、1,546ビューを獲得

  • note&Xの投稿を見た方からDMにてオファーをいただけるように

  • メールマガジンへの導線を設計することで、初月に8名に登録いただけた

一個人でかつ、片手間で実施した状態でここまで成果を出せたので、役職者がマーケ戦略としてコミットできればより大きなインパクトを生むことができるでしょう。

最後に注意点

この施策はあくまで「設計」がメインの施策であり、最も重要なのは
「誰に、どのようなコンテンツを、どうやって届けるか」
をブラさず発信する事です。

設計は100点でも、その中身がついてきていないのなら成果を出すことは難しいでしょう。

「質の高いコンテンツでユーザーに行動を起こす」
を意識してコンテンツを作成していきましょう。

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