人は美容師の前では非常に無力
こんにちは。いそじんです。
自己紹介の前に、皆さんに聞きたいのですが
皆さんは美容室にどのくらいの頻度で行きますか?
毎月通っているという方もいれば、最後に行った記憶もおぼろげなんて方もいるでしょう。
私は来たるべき都市封鎖に備え、今日美容室へ行ってきました。
2020年で8回目です。
自分でも行きすぎかなとは思いますが、美容室ってすごくいい空間なんです。
まずお店に入るとコートを預かってくれますが、
その時点でアガりますよね。
「特別感」を感じられて。
他にも手厚くもてなしていただき、すごく心地よい空間ですが、
私が特に好きなのは
「シャンプー」と「ブロー」です。
美容師さんにしてもらうシャンプーって
なんであんなに気持ちいいのでしょうね
どうにか技を盗めないものかと
毎回意気込んで美容室に行きますが
気づいた時にはあまりの気持ち良さに
昇天してしまっています。
私の通っている美容室では、
シャンプーの際に必ずヘッドマッサージを施してくれるのですが、
あれは天国通り越して地獄です
比喩ではなく、頭蓋骨を開かれてめちゃくちゃにされます。(比喩)
マッサージの終わる頃には、意識は朦朧とし、
口も回らなく、足取りもおぼつかなくなる
まさに、"人をダメにする"マッサージです。
シャンプー台から離れ、
なんとか案内された席に辿り着きますと
そこでカットが始まります。
不規則に、それでいてリズム良く
ハサミの刃と刃が擦れる小気味良い音が
ASMRばりに頭の周りを飛び回ります
カットされている間、基本的にお客さんは自分の好きなように過ごしますが、
私はいつも微動だにせず、まばたきも最小限に鏡越しのハサミを目で追います
だって、相手は凶器を手にしているし
そして私は、背後をとられている
そんなの、油断できる状況ではない。
無力にも程がある。
戦闘力ゼロ
負け確
ヘッドマッサージで堕ちるところまで墜としておいて
カットではとてつもない緊張感を与えてくる
あやつら、なかなか手練れです。
この世が混沌に陥っても、
美容師だけは最後まで生き残ると確信しています。強いから。
濡れ髪のままひと通りのカットが終われば
いよいよ「ブロー」に入ります
もしかすると、美容室に通わない方には
あまり馴染みのない単語かも知れませんが
濡れた髪の毛を、ドライヤーで乾かす作業ですね
私はこのブローが、シャンプーの次に好きです
美容室特有の、エネルギーの強いドライヤーの
強い風圧を頭部に感じながら
ブォーーーーーーーーーーー
という音を聞き続ける
すると段々和音に聞こえてきたりして
雑音のようだったその音がいつのまにか
心地よいものに変わっているんですね
そして、こう思うんです
"嗚呼、人に髪を乾かしてもらっている間というのは、人生で一番優雅な時間が流れているな"
ってね。
そして、その瞬間って
人はとても無防備なんですよね
否、美容師という手練れの戦士によって
無力化させられているのです。
"女性が付き合ってはいけない3B"
なんて言われている中に
美容師 "B"iyoushi
が含まれていたりしますけれども
確かに、美容師は只者ではありませんので
慎重に扱わなければ自身が怪我をする恐れがあるでしょう。
しかし
最強の戦士であるその人たちと
上手く付き合っていけたとするならば
きっと何よりも心強い存在となり
皆さんの身を守ってくれるのではないでしょうか
意味がわかりません
美容室での後遺症で脳が溶けてしまったので、自己紹介はまたの機会に。
誹謗中傷アンチコメントお待ちしております。
敬具