ホームステイ先のバスルーム話
私がメキシコ系カナディアンのお家でホームステイをしていた時のお話です。
ホームステイ先にはバスルームが2つあり、ひとつはホストマザーとホストファザー用、もうひとつはホストブラザー2人と私たち留学生(2人)が使っていました。
まだホームステイ先で暮らし始めて3日くらい。顔を洗おうと思いバスルームに向かいました。
いつも空いているはずのバスルームのドア。閉まっているということは誰かが使っているのかな、と思いました。
でもシャワーを浴びていたら音がするだろうし、何も音がしないというのはただ単にドアが閉まっているだけなのか...?
鍵が閉まっていたらドアを開けようとしても開かないから一応開けてみるか?
いやでも待って。
息子(17)がトイレやシャワーをしてて、鍵をかけていなかったらどうする?
キャーってなる。
ここでの私の選択肢は以下の3つ。
a. 思い切ってドアを開けてみる
b. あきらめる
c. ホストファザーに聞く
格闘の上、キャー展開を恐れて、かつ急いでいたので、cを選択。
(カナダに来て3日。ノックをして中に人がいるか確認する、という選択はチキンのためありませんでした。)
「トイレが閉まっていたけど誰か使ってるのかな?」
↑たぶんこんな綺麗に英語は伝わらなかったと思いますが、気持ち的にはこうホストファザーに聞いたつもりでした。
すると、迷いなくホストファザー、トイレのほうにGO
「はよ出ろ」「・・・あと5分」
やっぱりいました!選択肢aを選択しなくてよかったです!
(たぶん鍵は閉めていたと思うけど)
自分の選択が正しかったこと、なにより自分で判断し決断できた自分を褒めたいと思います。
こちらのホームステイ先では、1か月暮らしましたが、その後も息子とバスルームが被ることが多く、(その時はドア開けっぱなしで顔にクリームぬりぬりしてた)29歳になって大家族のトイレ争奪戦を経験している。
日本のトイレは、ドアが閉まっていても、小さい窓がついていて明かりがついていたら誰かが使用しているのかなと判断すると思います。
こちらのバスルームのドアは、小さい窓もなく明かりをつけても外に明かりが漏れることがありませんでした。そのため、日本の感覚だと誰かが使用しているのかいないのかわからないーという感じになると思います。
その後、海外のバスルーム事情について調べたところ、ドアが閉まっていたら使用中、バスルームを使用した後はドアを開けっぱなしにするとのこと。
日本にいたときは、トイレをした後は必ずドアを閉めていたので、これもひとつの文化の違いですね。
海外で生活しないと感じられない文化の違いを経験してまたひとつレベルアップしたボヨでした。
ボヨたびはつづく。