3週間マッチングアプリやってみた結果

おはようございます。
胃が痛い。です。

21歳 お付き合いの経験なし 当たり前に未経験
の私が、若干の焦りを感じてマチアプを3週間やってみたお話です。

3週間で色んな人と出会い様々な経験を経て、現在は…………。



はじめに

当方かなり面食い。
鼻が高い人が好き。喉仏がはっきりしてる人もどきどきする。
お喋りなため、話を聞くのが上手くて面白い人がすき。
顔の距離が近い方が喋りやすいので、身長はあまり気にしない。(あくまでバランスが大事!)
6つ離れた兄がいるので、年齢も6つほどなら許せる。(相手が結婚を真剣に考えている人は除く)
メッセージのやり取りは苦手だが、寝る時間とおうち時間を削って電話するのも嫌だったので、出来ればすぐ会いたい。
休日のお昼を拘束されるのも、そのために準備するのも億劫なので出来れば夜、軽く飲むぐらいのテンションで会いたい。

少しでも違和感がある人はブロックか非表示。

というスタンスでマッチングアプリを利用していた。

2x歳 ドキドキの初電話 まさかの遅刻!?

マッチングアプリを登録して0日目。
尋常な「いいいかも」の数に驚愕して引け腰になってる中、マッチした男性。写真はオードリー春日を細マッチョにしたような人だった。
近日会いましょうという流れになり、
「お店決めたいので、今夜電話しませんか?」
とのお誘い。右も左も分からなかった私はとにかく波に乗ろうと即OK。
その日の23時に約束した。
22時まで用事があり、帰宅してからお風呂に入ると絶妙な時間だったので、時間が来るまでソワソワしながら過ごした。
「少し遅れます。」と22:59に連絡が来た。
まあ少し遅れるぐらいなら許そう。
23:20。
約束の時間から20分経過。連絡なし。
睡魔も襲ってくる。
お風呂にも入れず、何も手付かずでソファに座って通知を待つことしか出来ないことに私は段々イライラし始めた。
やっと通知が来たのは23:40。
「今からできませんか?」

出来ねーよ!!!!!!

お風呂にも入れず、落ち着かない1時間を過ごした事実があまりにも許せず、ろくな返事もせずに即ブロした。

22歳 マッチして3日、初対面

ちょっとずつ慣れてきた私は、5,6人と同時進行で連絡を取り合っていた。「写真の髪型かわいいですね」
「カレー巡りが好きなんですね」
「今日何してましたか?」
あまりにもテンプレートな会話に飽きはじめて、
すぐ会える人にターゲットを絞るようになった。

マッチしたこの人は顔写真を載せていない人だった。

普段だったら、「そっちは顔写真見て判断してきてるくせに、顔写真載せないとは何事!?」
と強気な姿勢で「ごめんなさい」へ強めにフリックしていたのだが、
その日は何を思ったのか「いいかも」にフリックしていた。

「出来れば会って話したいです」のテンプレに
「いつ会いますか?」と食い気味に返信をした。

当日会った時相手に「サクラかと思いました。」って言われたのがハイライト。

路線が同じだったので、
私の最寄り駅に来てもらった。

その日は雨が降っていて、居酒屋に向かう道のりをスマートに傘をさして中に入れてくれた。

もうあんまり覚えていないが、
鼻が高くて、清潔感溢れてていい匂いがした。
顔出ししてない人でこれはちょー大当たりなのでは!?マチアプってイケメンおるんかー(失礼) とちょっとだけ浮き足立った。

しかしながら、若干会話が噛み合わない。
Aの話をしているのに、向こうは≒Aの話をしている。互いに話を揃える訳でも無く、繰り広げられるAと≒Aの話は平行線で、なんとも気持ち悪い。話を合わせようにも、向こうはAを話している気で≒Aを話しているので、そもそも話を合わすという選択肢がおそらく無い。
これがめちゃめちゃストレス。 

だがこれは50歩譲っていい。
気になるのはボディタッチだ。
まあお酒が入ってるので、ちょっとした接触は許そう。だが違う。
あからさまな、女に慣れている触り方だ。

このときデザインが独特な服を着ていた。
右の袖から背中にかけて、黒猫がデザインされているトップスだった。
話のネタついでに「見てー!猫いるの!」と後ろを向き背中のデザインを見せたら、わざわざ触ってきた。触らなくても見れるのに。

他にも、
「ちょっと酔ってきた?」と頬を撫でてくるのだ。
なんてテクニックだ!!!!!!!
私がウブな女だったらイチコロである。
だがしかし、当時の私は「許可なく触るなよ!!」と、
惚れるどころか内心キレていた。
その後御手洗に行って鏡を見ても、顔なんて1ミリも赤くなかった。

飲み自体はとても楽しくて、でも普通に初対面の人とこれ以上長時間居たい気分でもなく、彼を駅に送った。その途中彼はボソッと

「胃痛ちゃんのおうち行きたいな。」

雨の音で聞こえないふりして、改札前で別れた。

その後連絡はちまちま続けたが、やはり会話が噛み合わなくて、私が既読無視して以降何も無い。ブロ削した。

26歳 沼すぎたヤリモク

ここでアプリをもう1つ追加した。
顔はそこまでタイプではなかったが、バスケ経験者という部分に共感してマッチした。

初手からタメ口をきいてくる人だった。
私の中では初手タメ口を使ってくる人にろくな人はおらんと思っていたので、いつもなら即次に行くのだが、なぜかこの人とはメッセージを続けた。

在宅勤務だからなのか、とんでもない即レスだった。いつどの時間に送っても返信が返ってくる。それが嬉しかった。

彼とはおうちが近く、彼は「私が会いたいって言ってくれたら、終電無くてもバイクに乗って会いに行くよ」と言ってくれる人だった。

会ったこともない人によくそんなこと言えるなと思いつつ、ちょっとだけときめいていた。

メッセージを重ねるほどにどんな人か気になった。
マチアプをやる上であまり自分の方から会いたいと言わないようにしようと決めていたのだが、彼には唯一自分から「会おうよ」とメッセージを送った。

彼はなぜか夜中に会いたがった。
「もし会うってなったら、何時くらいに会いたい?」と聞かれた時には、家も近いし歩いて帰れるから、日を跨いで会ってもいいよと私は答えていた。
もちろんこれは、飲んでいて万が一日を跨いでしまっても大丈夫だよ。という意味である。

それから会う会わないの攻防戦は続き、痺れを切らした私は日にちを指定した。
夜会いたがる彼を考慮して、24:00閉店のカフェを指定した。さすがに23:00から居酒屋で飲む気はしないし、出来ることなら早く寝たいので、サクッと会ってあとは近くの公園で喋ればいいと思っていた。
しかし彼は23:00だとギリギリになるかもと渋ってきた。


ここでやっと私は1つの最大の違和感に気づいた。

彼は在宅勤務なのである。
社会人バスケをやっているとは言っていたが、
そんな毎日夜遅くまでやるものか?
というか、1日ぐらいは予定調整してくれよ。

名探偵の小学生に、おせーよ。と言われてしまいそうなくらい鈍臭い推理力だが、この違和感に気づいてしまってはもう、彼へのモチベーションは低下する一方だ。

そんな私に彼は決定的な一言を繰り出すのである。

「カラオケは嫌だよね?」

ええ当たり前に。嫌に決まっている。
初対面の人と夜中にカラオケに行くのは、
もうハグされようがキスされようが容認しますといった行為であろう。

「歌わないないから嫌かな」

と返信して、その返信に対して「ごめん」と送られてきたメッセージを確認してからブロックした。

24歳 長すぎた2時間

 理学系の大学院に通う彼。
彼とのメッセージはテンプレそのもの。
「ウルフカット素敵です」から会話がスタートし、1週間ほど髪型の話を擦られた。そんな彼と進展(?)があったのは連絡を交わすようになって数日後。夜ふらっと都内に映画を見に来ていたときに、彼からメッセージが来た。
「友だちにドタキャンされて、今𓏸𓏸にいるんです。」
運命だと思った。なぜなら私も同じ場所の映画館にいるからである。
「偶然ですね!私も𓏸𓏸にいます!」
と若干興奮しながらメッセージを送ると、
「今から少し会いませんか?」
と彼から返信が。
その時の私は、完全オフ。メイクもしていなければ、そのままお布団ダイブできるような格好で映画を見に来ていた。それに映画はあと10分で始まる。終わるのは22:57だ。
それとなく上手く交わそうと、
「今から映画始まるのと、終わるのが遅いので日を改めましょう。」
とメッセージを送った。
まあ当たり前に引き下がってくれると思っていた。
がしかし、彼はしつこかった。
「全然待ちます!」の一点張りで、1歩も譲ってくれなかった。
 正直23:00近くに、はじめての男性と会うのは抵抗があるし、こんなに無防備な状態で会うのもかなり気が引けたので、事情を話して次の約束を取り付けた。この時から少し違和感はあったのだ。

彼は埼玉住みだった。
会うとなれば普通、彼と私の中間地点で会うのが一般的だろうになぜか
埼玉で会えませんか?と渋ってきた。
さすがに初めての人にそこまでの労力は割けないので、やはり中間地点で会うことにしてもらった。

ついに当日。
待ち合わせで彼と合流して、即私は無しの札を挙げた。

写真と顔が違いすぎる。

写真はもっと青年のような顔をしていた。
二重で顎がシュッとしていたのに、今目の前にいる男性は一重で、輪郭はうやむやとするほど丸かった。
きっと写真の時より太ったのだろう。

もう一度言うが、私は面食いである。

私は彼の写真をみて青年の彼の姿を想像してしまったばっかりに野太いしっかりとした低音の声にギャップを感じてしまった。(やはり事前電話は必要である。) 
そして最後に彼のファッションセンスである。
清潔感はあるがどこか締まらない。
全体的にダボダボっとしていて、申し訳程度にジャケットを羽織ったかのようなファッションだった。
私自身洋服好きなせいもあるのか、多分服には無頓着なんだろうなという彼への偏見が募ってしまい、もう既に帰りたくなっていた。

どうにか、せめて2時間は頑張ろうと心に決め目的の居酒屋へと向かった。
居酒屋へ着いてから、彼へ何個か質問を投げかけた。
「大学院でなんの勉強しているんですか?」
「大学院行くか悩んでて…」
「普段何してるんですか?」
彼はそれとなく、当たり障りのないペースで私の質問に答えていく。
ただそれだけ。

全く間が持たない!!!!!!!!!!

普通こういうのは、質問返ししてくれたり、質問に対して深堀して答えてくれたりとかじゃないの!?会話って1ターン目で終わることある!?

脳内パニックになりながら、できる限り沈黙を作らないように必死に話題を考えては彼に話を振った。
このキャッチーボールに見せかけた壁打ちは2時間続いた。
お喋りな私もさすがに疲労困憊。

お洒落で美味しいと噂の居酒屋だったのに、とにかく会話に必死だったせいであまり味も覚えていない。
酔わんと太刀打ち出来んと思いハイボールを数杯飲んだ。

ちょうど2時間が経過したのを時計を見て確認し、速攻お会計を頼んだ。
私の苦労も知らない彼は、
「時間足りなかったな。」「もう一軒行きたいな」
と腑抜けた事ばかり言っていた。

彼よりも多く飲んだのに割り勘も気が引けると思い、少し多めにお金を出した。
彼は何も言わずに受け取り、残りを支払った。

おい!!!!!
せめてそこは割り勘でいいですよと言えよ!!!!!!!!!!

だったら最初から半分出せばいいじゃないかと言われればそうではあるが、楽しくもないほぼ接待のような2時間を過ごした私にはこの出来事は完全に導火線に火がつくようなことで。
とにかく、不機嫌な姿を彼の前にさらけ出してしまう前に解散したいという思いでいっぱいだった。

彼は改札口まで見送ってくれた。最後にLINE交換を求められたが、QRコードを読み取った後、追加せずに彼と別れた。

21歳 始めての2軒目

 経済学を学ぶ彼。メッセージを交わす中で文章から彼の真面目さと柔らかさが伝わって、いい人なんだろうなというのは感じていた。私が少しふざけたことを言うと、乗っかって来てくれるような人だった。
私が少し遅刻して、彼と合流した。
その日は満月だった。
お店は公園の中にあり、駅から少し歩く。
ロケーション最高。

普通に楽しかった。
同い年ってこんなに気が楽なんだなって思った。
とにかく彼は話を聞くのが上手だった。
相槌を打つタイミングや、話の流れの作り方、話の織り交ぜ方など、本当にちょうどよくて、全くストレスのない会話だった。
マッチングアプリを始めてから互いにどんな人と会ったか、どんなデートをしたかなんてものも共有した。

基本会話は自分が喋るばかりで、相手に質問はしないタイプなのだが、彼には色々なことを聞いた。
彼も私に沢山質問してくれた。

当たり前かもしれないが、恋愛の質問が多かった。
「どんな人と付き合ったか。」
「どんな人が好きか」
「どんな人が好きだったか。」
21年間彼氏無し、報われなかった片想いは何回かしてきたが、それもずいぶん前のことで、今は好きって何だろうという状態だったので、彼のぐいぐいとくる質問にとても困惑した。
「恋愛はタイミングとフィーリングだと思ってる。」と言い続け、誤魔化し続けたが、彼はそれでは逃がしてくれなかった。
会話を逸らしても、事ある毎に恋愛観を根掘り葉掘り聞かれた。

マチアプで出会った人としては始めて2軒目へ行き、終電ギリギリまで一緒に居られたほど彼との時間は楽しかったが、そこだけがどうしても引っかかる。
ふわふわとした回答ばかりする私に彼は
「今は別に真剣に恋愛したいって思ってないってこと?」
と尋ねてきた。

なぜか腑に落ちた。

恋愛はしたい。というか、恋がしたい。
好きな人が欲しい。
随分動かしていない誰かを好きになるという感情を動かしたい。

これは、彼氏がほしいという感情と同義語なのであろうか。
私は顔が凄くタイプで相性がいい彼氏は探しているわけではない。
タイプの顔じゃなくても、でこぼこな相性でも、それでも恋焦がれてしまう、“好きな人”が欲しいのだ。

彼のこの一言をきっかけに、自分の見解がうまれそしてそれに納得してしまい、そこから気持ちは一気に萎えてしまった。

彼は出会いに真剣で、ちゃんと恋人を探している。私はどこかふわっとした感じで、出会いを探している。この埋まらない差がどうしてもあった。

この差はきっと、時間をかけて徐々に埋めていける差であろうに、なんだか互いに焦っていたのか、そこから彼とは連絡を取らなくなり、ブロ削した。

彼には素敵な女性が見つかるといいなと思っている。

26歳 ありがとう。さようなら。

なんだかマチアプへの気持ちが冷め始め、出会いに対しての執着が生まれなくなり、しばらくアプリをやめた。やめたといってもほんの2,3日だけど。
日々大量のメッセージを返し、複数の男性とやり取りをする日々を送っていたので、それが無くなるのはやはり少し寂しかった。
再びアプリを開いて、ガチガチの真面目なプロフィールを少しゆるくした。彼氏を作るためというよりは飲み友を作るような感覚で始めて、その中からゆくゆくは好きな人になれる存在を見つけられたらいいなというフラットな思いで再開した。
そして今まではいいねがきたものを返すだけだったが、自分からもいいねをするようにした。
性格上好きな人へはガツガツ行くタイプなので、こういうのは待っててもだめだ!と思いシフトチェンジした。

今回の彼はそんな私がいいねをした人だった。
彼は、タメ口気にしないですとプロフに書いていた私にずっと敬語を使う人だった。
「居酒屋巡りたいですね」というメッセージに、「ぜひ行きましょうね」と建前メッセージを送ると、「今日行きますか?」と返信がきた。
メッセージに手間かけずに会えることに歓喜して、即OKした。
合流して向かった先は彼の行きつけの居酒屋。
snowmanの阿部亮平くんの面影がある顔立ちで、紳士的でスマートな人だった。
急遽だったのにお店の予約をしてくれて、支払いも財布を出す隙さえ与えてくれなかった。
「ワインが好きです」という私の発言を拾ってくれて、「美味しいワイン飲みに行くか」と言ってくれた。
正直めちゃめちゃ当たりだと思った。今までは割り勘が多かったし、ましてや多めに払った記憶もあるため、ここまでの紳士的行動にとてもときめいた。
どんなバーに連れて行ってもらえるんだろうとワクワクしながら彼について行くと、着いた先はコンビニ。
「コンビニのワインは大衆向けに作られてるから美味いんだよ。」と言っていた。
これって警戒すべき?と一瞬脳内で警報が鳴ったが、その日は調子が優れず、そんな時にお酒を入れたためか普段よりも酔っていて、思った以上に気が緩んでいたので、きっと外飲みするのか。と適当な解釈をしてしまった。

向かう先は当たり前にホテル。エントランスをくぐったとき半ば動揺したが、もう結構どうでもよくなってしまっていた私は、むしろこの先起こることへの興味が湧いていた。
しかしながら、ホテルは満室。30分ほど待つ。これが私の最後の逃げる機会だった。私はこのチャンスをしっかり無駄にし、つい数時間前居酒屋で「この居酒屋俺の家の近くなんだよね。」と言っていた彼の住むマンションへと吸い込まれて言ったのである。

そうして21年間大切にとってあった、ファーストキスと初体験はあまりにも呆気ない形で迎えた。

当時の私はこの出来事があまりにもショックで、夜中泣きそうになりながら書き殴ったnoteがあるのでまたいつか公開します。

今はだいぶ吹っ切れて、次いつキスできるか分からないんだから、お別れの最後にもう1回ぐらいせがんでおくんだったと後悔できるぐらいには立ち直った。

顔が好きだったので、最悪セフレになってもいいから関係を続けたいと少し悩んだが、やはりショックの方が大きかったため、若干後ろ髪引かれながらブロ削した。

結局彼の顔はあんまり覚えてない。

マチアプを3週間やってみた結果

最終的にヤリモクに引っかかり、彼氏ができる前に処女卒業。と惨敗。
引っかかった当日、あまりのショックにアプリを退会したが、実はまた始めようと思っている。(全く懲りてない)
もはやマチアプにおける最悪のケースに当たったのでもはやここからは昇るしかないとすら思っている。(スーパーウルトラポジティブ)

とりあえずはこの1ヶ月。自分磨きに専念して、マチアプ用の写真を撮り溜めて、また1から、素敵な出会いを探そうと思う。

他のマチアプユーザーの女性は、メッセージを丁寧に重ねて電話して、2週間後にやっとお昼頃にランチをするそうなので、こういう過程を面倒くさがらずに根気よくやっていこうね。

まだまだ私の出会いの旅は終わらない!

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