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今シーズンのロケッツ(HOU)のここまでの感想を話していく〜

今シーズン若手を中心にウェストで2位と快進撃を続けているロケッツ。
僕はハーデンが在籍している時のロケッツから好きになり、ハーデン移籍後も応援し続けていました。
長い間勝てない時期がありましたが、ようやく今シーズンプレイオフ出場が見えてきました。




ここまでのロケッツ

現在32勝14敗で7割ほど勝利しているロケッツ。
今シーズンは一気にディフェンスとリバウンドを改善して勝ち星を伸ばしています。
特にオフェンスリバウンドとセカンドチャンスポイントはリーグ一位とチームで努力しているのがわかります。

シーズン序盤はディフェンスレーティング2位でとにかく守りきって勝つ試合が多かった印象ですが、中盤からはジェイレングリーンが覚醒したり、チームのスリーポイント成功率が伸びたことでオフェンシブレーティングが9位まで浮上しました。ジャバリスミスが長期離脱していることやタリイソーンがいなかった期間もあり、ディフェンスレーティングが4位まで落ちてしまっていますが、結果的に攻守バランスの取れたチームに成長しています。

ここ最近ではグリズリーズに2連勝、リーグ最高勝率のキャブスに2連勝、昨年優勝のボストンに勝利と接戦もモノにしています。

反対に課題としては、オフェンスでのクリエイト能力の弱さです。ゲーム終盤ではオプションの少なさが浮き彫りになります。バンブリートやシェングンが頼りになる試合もありますが、まだまだ安定感は足りないです。

ここからは選手個人個人について話していきます。


バンブリート

彼はとにかく頼りになります。
シュート効率やスタッツはあまりよく見えないですが、フルで試合を見ている人であれば彼の凄さはわかると思います。

大事な場面ではスリーを決めてくれて、ピックアンドロールも一番安定していて、パスミスも少ないため流れを作ってくれます。

身長は低いですが、ディフェンスでも貢献してくれて欠かせない選手になっています。

契約金が重いことがネックとなっていますが、現時点ではバンブリートの代わりを務められる選手はいないと思ってしまいます。


ジェイレングリーン

彼はこれまでアップダウンの激しい選手のイメージが強かったですが、今シーズンはディフェンスでの成長を見せてくれたことでシュートの不調があっても試合に出し続けられる選手となりました。
最近はスリーポイントが入らない試合でもドライブやフリースローでのスコアリングでチームを助けられるようになっています。
彼のスコアリング次第で今シーズンのプレイオフを勝ち抜けるかが変わってくると思います。


ディロンブルックス

一番のタフガイです。
今シーズンはテクニカルの少しは落ち着いていて、毎試合一番止めるべき選手を率先して潰してくれています。
ブルックスがいることで他のフォワード陣がディフェンスで暴れられていると思っています。
そして意外にもオフェンスではクリエイト能力があり、オフェンスが詰まってる時間は頼りになります。


ジャバリスミス

彼もチームに欠かせないディフェンダーです。
シェングンと身長がほぼ同じながらも機動力があり、チームにバランスをもたらしてくれます。
シーズン序盤はスリーに苦しんでいましたが、徐々に確率を上げていたところで怪我の離脱となっています。
アメンの台頭で、トレードの対象となりそうで怖いですが、ジャバリにはオフェンスの成長も期待しているのでまだまだ抱えておきたい選手です。


シェングン

チームの大黒柱です。
チームのスリーが入らない時間では彼のゴリゴリのポストアップに助けられます。
アシストのセンスも抜群で、アメンがスタメンになってからはアメンへの合わせが増えたように思います。
彼の外のシュートが脅威になれば、もっとピックアンドロールの効率が上がると思うので期待しています。そして早くオールスターになってくれ。

アメントンプソン

見ていて一番ワクワクさせてくれる選手。とにかく身体能力がオバケで外のシュートがなくても楽々と20点以上取ってくることができます。
ディフェンス力が元からありましたが、シーズンが進むにつれてオフェンス力で成長を見せてくれます。
フィニッシャーだけでなく、ドライブ力も伸びてきました。

タリイーソン

彼は運動量が桁違いです。
試合をみていると自分でシュートを打って自分でリバウンドをもぎ取るシーンや、自分のマークから離れて他の選手からボールをもぎ取るシーンがたくさん見ることができます。
オフェンスではターンオーバーが目立ったり、イージーをこぼすシーンも見られますが、ステップアップは期待することができそうです。
スリーポイントももう少し決めることができれば、ゲーム終盤でも残れそうです。

ジェイションテイト

彼はエナジーが凄まじい選手です。
テイトはまだまだ過小評価されているロールプレイヤーです。
ハッスルもできて、リバウンドやディフェンスも素晴らしく、オフェンスでは合わせやドライブでも貢献してくれます。
彼のような選手は必ずプレイオフのように強度が上がる試合で必要になってきます。

スティーブンアダムズ

頼り甲斐がありすぎるバックアップセンター。
シーズン序盤は欠場がかさんだり、本調子じゃない様子でしたが、今では毎試合短い時間の中貢献してくれています。
とにかくリバウンド時に身体が強すぎて、相手のファールを引き出すシーンがたくさんあります。
また、スクリーンが丁寧なためハンドラーのシュートクリエイトにも貢献してくれます。

アーロンホリデー

短い時間で結果を残す職人。
彼はスリーも入るし、ボールのキープ力もあり、ある程度のドライブ力もあります。
選手層が厚いため長い時間は出れませんが、必要とあらばディフェンスやシュートで貢献してくれます。

キャムウィットモア

怖いモノ知らずのスコアラー。
ウィットモアはディフェンスができないことでシーズン途中にローテーションに外れてしまう時期がありましたが、現在は短い時間でスコアリングを与えてくれる選手として帰ってきてくれています。
今でもターンオーバーやドライブの判断の悪さ、球離れの悪さはありますが、シュートの思い切りの良さや身体能力を活かした速攻はみていて楽しいです。

リードシェパード

彼はシーズン途中からローテーションに外れてしまって、現在は試合に出れていないですが、何も心配はしていません。
シュートセンスもあり、パスセンスもあります。
NBAレベルにフィジカルや強度が慣れてくれば必ずチームに貢献してくれて、バンブリートの後継者になってくれます。


今後のロケッツ

今述べただけでも12人の選手がいます。
ここに頼りになるジェフグリーンや、たまに貢献してくれるランデールも控えています。
とにかく今シーズンのロケッツはエナジーが他のチームと段違いで見ていて楽しいです。
プレイオフの出場はほとんど確定していると思いますが、一回戦を勝ち上がれるかはまた別の話になってくると思います。

プレイオフの強度では洗練されたオフェンスが必要になってきます。
ロケッツも時折素晴らしいボールムーブを見せてくれますが、まだ足りないように思います。
この部分は若きエースであるジェイレングリーンとシェングンの成長を期待したいと思っています。

トレードの可能は?するべきなのか

わかりやすくオフェンスの部分で課題が残るロケッツ。
そのせいでトレードデッドラインである現在、噂はさまざまありますが大きいトレードの心配はないと思います。
球団としても若手のコアを大切にしてきているのが伝わるのでいきなり壊すようなトレードはないと思います。
しかし、少しスコアリングの強い選手を追加したりなどの調整はあると思います。
僕は現在のロケッツのロスターが大好きなので、今までで一番誰もトレードされてほしくないと思っています。

なんにせよ今シーズンのロケッツは本当に見ていて楽しいチームなので後半も毎試合全力で応援していきたいと思っています!!


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