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ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~ [PART1]

ORESAMA ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~
2018-01-08 at Shibuya WWW X

開演前の会場にはDaft Punk「Get Lucky」、Micheal Jackson「Black Or White」、AVICII「Long Road To Hell」、The Chemical Brothers「Block Rockin’ Beats」などが流れていました。ファンク、エレクトロ、ロックなどの音が混ざり合い、ライブの開幕を待つ僕らの気持ちを高めてくれます。そして観客席の照明が消えると「未知との遭遇」のテーマ曲が大音量で流れ、カラフルなレーザー光線が会場を飛び交います。スクリーンに映し出されたのは「ワンダーランドへようこそ」の文字。

光と音が舞って ♪ワンダーランドへようこそ♪ のフレーズがリフレインする中、ORESAMAの2人(ボーカル:ぽん、ギター:小島英也)とサポート・メンバーの2人(DJ:モニ子、ベース:三浦光義)が姿を見せます。そして、最初に披露された曲は「銀河」です。この曲がライブ「ワンダーランドへようこそ ~in Shibuya WWW X~」の幕を開くとともに、2018年のORESAMAを起動します。

ライブは最初からハイ・ボルテージで進んでいきます。ORESAMAのライブではお馴染みの「Listen to my heart」や「オオカミハート」などが演奏されます。ファンクの要素やシンセサイザーの音を含みながら、ポップスとして楽しめるのがORESAMAのサウンドです。一方で、シングルとしてリリースされた「ワンダードライブ」や「Trip Trip Trip」は、ロックらしいノリがあります。踊れる要素ももちろんあるのですが、いわゆる「縦ノリ」の曲だと思います。

どちらの曲もシンセサイザーのリフが心地好いので、それがもっと前に出てくると個人的には嬉しい。特に「Trip Trip Trip」のアウトロはシンセサイザーの音が曲をぐいぐいと引っ張って最後まで導いているため、ライブでもその高揚感を味わえたらいいなぁと思うんですよね。まあ、ハード・シンセもソフト・シンセも多用されるライブを多く観てきたから期待してしまうのかもしれませんが。

印象に残った出来事のひとつとして、中盤で披露された「迷子のババロア」などのミディアム・テンポの曲が挙げられます。ヒートアップした会場がクールダウンし、ライブにもメリハリがついていました。ORESAMAとして活動し始めたころは歌とアコースティック・ギターというスタイルだったとのことですが、今後はアコースティック・サウンドでアレンジされた曲もライブで聴いてみたいですね。歌詞に込めたさまざまな思いは、音の数が少ないほどに、よりダイレクトに届きます。

会場の体温が少し下がった後は、DJモニ子が主役となり、ひとりステージで音を流す時間が始まります。分厚いキックの音が乱舞し、会場をエレクトロニック・ミュージックに染め上げます。最新シングルに収録されている「Waiting for...」も使われましたが、CDやiPhoneで聴くよりもタフでアグレッシブです。ヘビーな音で観客を刺激して会場を再び熱くさせると、他のメンバーもステージに姿を見せます。ぽんは赤いシャツから緑色のシャツに着替えると、ステージに戻ってきて後半のスタートを告げます。

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