にっき-26
今月唯一の土日休み、ことあるごとに友達から断られどうしようもない孤独を感じる俺。(私が早めに言えばよかった話)
でもまあゆっくり何もしなくて良かったです。
明日は雪組さんの大千秋楽。
CITYHUNTERを見て好きになったあやなちゃんの退団日です。
ふわふわした優しさと朗らかさから出てくる男役の凛々しさと色っぽさ。
あやなちゃんにしかない色が私を惹き付けました。
98期の子たちが退団するのを見ると研10って凄いんだなと色々なことを思います。
意外と忘れがちだけどスターたちも人間、同じ会社に10年以上いるって本当に凄い。
ステージにいる時は別世界の人として見るし、その一方で彼らもこの社会に生きてる人間なんだと倫理観を忘れないようにしたいです。
話は変わりますが、今回の「夢介千両みやげ」で一生忘れることのなさそうな場面があります。
三太と夢介が話すシーン。
三太「拗ねもするさ、親無しっ子だからね」
夢介「親なし子でねぇ。親がいなかったらお前さんはこの世に居ねえ。美味しいものを食べて綺麗な景色を見てあぁ。生まれてきてよかったと思ったことがあるはずだべ」
三太「親がいなきりゃ親孝行する手間も省ける 年取って面倒見ることもねぇ」
夢介「そんな強がり言っちゃなんねぇ!」
初めて見た時からずっとこの場面が頭から離れませんでした。
私自身、両親が亡くなって何とか今はやってるけど、望んだ状況ではないので両親が健在で幸せそうに暮らしてる人を見ると悔しくなるのも事実です。
正直何度もこの運命と親を憎んだこともあります。なんで生まれてきたんだろうって。
だけど、夢さんの言う通り美味しいもの食べたり、素敵な景色を見たり、なんなら宝塚を見て生きてて良かったって思うんです。
私は幸運なことにもうかなり昔になるけど家族で幸せな時間を過ごしたこともあります。
このシーンは夢介千両みやげの話の軸ではないので、意外とさらっと過ぎますが、私にとっては大事な大事なシーンです。
上手く言葉にできないけど、このシーンに救われました。
宝塚を見て幸せだと感じれて生きてて良かったのかも。親の子に生まれて良かったのかも。そう思えるからね。
明るくて面白いお芝居の中に、真面目なあのシーンがあることでグッと深みが増すなァと思います。
素敵なシーンを演じてくれた咲ちゃんとそらぴに感謝ですね。あのセリフを考えた石田先生にも。
もう私は親無しっ子じゃないですね。親のおかげで今を生きて宝塚に感動してるし。
とはいえ夢介には親の金で遊べていいなと思うし、この世に拗ね続けると思いますが、、、笑
明日の大千秋楽が素敵なものになりますように。
ではまたあした