纏うあれやこれ。
楽しいこと、嬉しいこと、みんなそれぞれ違うけど、近頃の夜風がもう秋の匂いでたまらないよねとか言われてしまった時には、本当にたまらなく、そんなふとしたことで救われる。
初めての会話、初めての食事、隣で歩くこと、纏う空気に、綻ぶものがある時がある。
挫けそうな時だって不安な時だって、自分を救えるのはいつだって紛れもなくわたしだ。
うまくできないときだって、好きなお菓子食べたところで埋まらないものはある。
悲しくて涙する日々が、ぐんと落ち込むことがなくなった。涙を流せたら気持ちいいのにって思うこと、たくさんある。
でも今日だって明日だって、大好きなあのみんながそこで頑張ってることを知ってる。うまくうまく隠して、うまくやり過ごす。
わたしはいつの日か何者かになれるのだろうか。この不安はいつだって拭いきれない。そんな日が来るのかわからない。来てほしいとずっと願う。さてはもう来ているのかもしれない。わからない。
そんな暁には特上に甘いものをご褒美にしたい。
EMI
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