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東南アジアの摩天楼でみつけたこと【20歳のひとり旅 inマレーシア】
旅には、ふたつの種類があると思う。
「計画通りに進める旅」 と 「自分がどんな人間なのか知る旅」。
クアラルンプール行きを決めたのは、後者のためだった。
ひとりで海外に行ったら、わたしはどんなふうに街を歩き、何に興味を持ち、何に戸惑うんだろう?
そんな実験みたいな旅がしてみたかった。
クアラルンプール国際空港からKLセントラルへ
クアラルンプール国際空港(KLIA)に到着したのは、朝の6:00だった。
飛行機を降りた瞬間、むわっとした湿気が肌にまとわりつく。
今回私が利用したのはLCCのAir Asiaで、羽田を23:00に出て、翌日の6:00にクアラルンプールに届けてくれる飛行機。
寝ていればいいので夜行バスのような気持ちでいればいいと思う。
入国審査は事前にアライバルカードを登録していれば、無人の機械を通るだけで完了。改札のような感じ。
今までで一番簡単な入国審査だった。
空港から市内まで行く方法は何種類かあるけど、私はKILAエクスプレスに乗ってKLセントラル駅に向かった。ホテルの前にすぐに移動したければ、タクシーを利用した方がいいかもだけど、チェックインまで時間はあったし、バックパック1つだったので、電車で移動することにした。
20分-30分くらい乗っていればすぐに着いた!
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セントラル・マーケットでローカルの温度に触れる
KLセントラルの駅についてから実はハプニンングが。
なんとGlab (マレーシアで使えるUberみたいなアプリ)が使えない!!
タクシーがないと不便なこの国でなんてこった!
多分eSIMを購入したのだけどそれが理由。
そこで一旦電車にのって移動。
ローカルな空気に触れたくなって、セントラル・マーケットへ。
アートと雑貨の迷宮みたいなこの場所。
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旅先で何を選ぶかって、その瞬間の自分の価値観が試される気がする。
そのまま中華街へいきクアラルンプールのローカルを楽しんだ。
ショッピングモールをさまよう
クアラルンプールはアジア屈指のショッピング天国。
モダンな高級モールから、ローカル色豊かなマーケットまで。
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ラグジュアリーブランドが並ぶフロア、スタイリッシュなカフェ、照明がキラキラと反射するモール内。
とにかく暑いこの国では、ショッピングモールの中に入った瞬間、生き返ったような気持ちになる。
ブキビンタンエリアは、渋谷と銀座を混ぜたような場所だった!
なんでもある!そんな感じで、老若男女のニーズを満たしている感じ。
クアラルンプールの夜
日が暮れると、クアラルンプールは 全く別の表情 を見せ始めた。
昼間の喧騒が静かになり、街はまるでドレスアップするように光をまとい始めるの。
たった数時間前まで、わたしはこの街を知らなかった。
でも今は、この街のどこに何があって、どんなリズムで生きているのかを少しだけ感じることができる。そんな気がした。
旅の本当の魅力は、「新しい場所を見ること」ではない。
「新しい視点で、世界を見つめ直すこと」 なのかもしれないと思った。
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ホテルの窓から
夜遅く、ホテルの部屋でベッドに寝転がる。
シーツの感触が気持ちいい。よく歩いたから足がパンパン。
窓の外には、まだクアラルンプールの街が静かに光を瞬かせている。
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「明日も、また新しい景色に出会える。」
そう思うと、心が甘く満たされていく気がした。
20歳のひとり旅、クアラルンプール1日目。
この旅が終わる頃、わたしは何を見つけてるかな。