自分の食の価値観について、つらつらと書き出してみる
結婚するなら、食の価値観が合う人がいい!
という声を聞く。
私と夫はすべてが合致している訳じゃない。
一致しているところと、してないところがある。
それがけっこう心地いい。
それは、結婚してから気がついた。
というより、夫の食の価値観に触れるまで、自分の食の価値観はあまり言語化できていなかった。
今日はつらつらと自分の食の価値観、、というか、食に対して思ってることを書いてみようと思う。
まず、大前提、食べることは好きだ。
・・・と思ってたけど、違うことに気がついた。私はおいしいものが好きだ。
お腹を満たすという行為にあまり興味がない。
お腹が減っても、めんどくさいという気持ちが勝てば食べない。
最大で1日食べなくても平気だ。
むしろ、お腹が減っていることが心地よいと感じる。
満腹感が長く続くのは嫌い。
基本的には少しお腹が空いている状態を維持していたい。
科学的にも、そっちの方が集中力は高まるらしい。
夫はお腹が減ってたら寝れないし、お腹が減るとわかりやすく元気がなくなるタイプ。
だから私が「今日は晩ご飯が初めてのご飯」と言うと、信じられない、という顔をする。
だから、料理は好きっちゃ好きなんだけど、どちらかというと非日常の料理をするのが好き。
人を家に招いたりとか、自分が猛烈に「これ食べたい!」と思ったものを作るとか。
毎日の献立を考えて晩ご飯を作るのはちょっとストレス。前述に繋がるけど、お腹を満たすために脳みそのメモリも時間も使いたくない、という感覚。
一方夫は、毎日の献立を考えるのは苦じゃないらしい。
昼食べながら「ああ、今日も晩ご飯何食べようか、、」と考える私に対して、「スーパー行って食べたいと思ったもの食べればいいじゃん」と言う。
実際、スーパーに行くと献立もぱぱっと決めてしまう。
反面、おいしいものに対して、私の執着はすごい。
人とごはんを食べに行くときに、その辺の居酒屋、なんて許せない。
人間は、基本1日3回しかごはん食べれないのだ。おいしくないもので胃袋を満たしてしまうなんて、もったいない。
人気のラーメン屋にはいくらでも並べるし、おいしいパンを買うためだけに僻地まで行くことも厭わない。
夫は、まあそこまでではないけど、文句を言わずに付き合ってくれる。
さすがに僻地のパン屋は申し訳ないから私1人で行くけども。
お酒は、私は好き。
でも酔うのが好きと言うより、お酒の味が好き。
季節や料理に合わせてお酒を飲むのは最高。
夫はそこまで好きじゃない。
けど、気分がいいときは付き合ってくれる。
夫との晩酌は非日常だから、特別感があって楽しい。
車で遠出したときに、飲んでいいよ、と言われて気兼ねなく飲めるのもうれしい。
ここまでは違うところばかり。
では、同じところと言えば。
おいしい、おいしくない、と感じるものの舌の感覚は近いと思う。
これおいしいね、ちょっと微妙だったね、
それを話し合える感覚が同じなのは心地いい。
うーん、、、、同じところって、それくらいしかないかも。
でも、私にとっては、それが1番、価値観の一致で言えば大事なところなのかもしれない。
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カルヴァトス「果物籠」