【ド素人映画感想】小さな恋のうた
予告を見て、単なる青春映画じゃない、と感じて観ました。
アメリカ軍基地の置かれた沖縄で起きた轢き逃げ事故。
臆測、偏見、歴史、政治等の経緯が錯綜し、理解し合った方が良いとお互いに思っているのに、そう簡単に歩み寄れない2つの国の壁は、青春の日々を真っ直ぐに生きる高校生達の眼前にも例外なく立ちはだかっていました。
舞のお父さんが感情を爆発させるシーンを見て、この頃誰しもが、こんな行き場のない怒りや諦観を感じていたんだろうか、と考えさせられました。行動の真意が分かりませんでしたが、むしろその訳の分からなさに、どこか切なさを感じました。
そんな中でも仲間や家族を想い、前を向いて生きていく高校生達の強さに、胸を打たれる映画でした。
※写真は公式サイトより