今まで出会った心躍るワインは、白ワインの方が多かったような気がする。 高いシャルドネの古酒より、ローヌやロワールの古酒は手頃な価格で見つかるというのも多かったという要因の一つかと思う。 ヴィオニエなら古酒である必要も無いし。 そして今日、また心躍るワインに加わったワインがある。 南国の果実の香り、それでいてキレのある酸と低いアルコール。造り方はオレンジワインだけど、これは白ワインといいたい。味の構成的に。 見つけたら保護をおすすめします。
昨年、スタッフと共に北海道へ一週間ほど収穫に行ってきた。 いろいろなワイナリーをまわり、最後に集大成として札幌の名店アキナガオで食事をした。 地元で造られたワインは地元でどう提供されているのか感じたかったからだ。 結果、大満足。 今でもメインでザルトのグラスで提供されたタカヒコさんのナナツモリ2017の余韻が残っている。 東京は凄い町だ。凄い数のワインショップもある。 地方から集められたワインは散り散りに日本中に送り出される。 街として北海道と同じ割当があるとして、果たし
お取引先のダイヤモンド酒造さんから新しいベリーAのキュベが登場。 早速テイスティング。 テイスティングと言っても、ボトル開けて10ml位グラスに入れて、グチュグチュぺ!ではないです。 おうちで晩御飯と供にしっかり楽しませていただきます。あの少量でテイスティングした!という感覚が違和感で、あんまり店でもワインに口をつけない事が多い店主なのです。 ダイヤモンド酒造のトップキュベとしてしっかりとポジションを確立してきたhuit。 それの上位ポジションとして新たにcuvee di
「日本ワイン好きなんですか?」とか「日本ワイン応援してますよね!」とか言われますが、全然そんなつもりはありません。 ダイナミックに変わるワイン造りの条件やルールに必至にくらいつく熱い人が好きなだけなんです。 それが特に日本に多いだけかな。 最近面白いワインに出会いました。 わざわざ富良野からワイナリーの方がいらっしゃってくださりご紹介くださいました。 山幸という某ワイナリーが開発した品種ですが、某ワイナリーでは引き出せない(失礼)クオリティを委託先の10Rでブルースさん
カベルネフランが好き。 コテコテのナチュラルワインしか飲まないのにコテコテのボルドー飲んで「やっぱりボルドーいいわー」とか言う感じの嘘っぽいアレじゃなくて、本当に好き。 カベルネフラン好き過ぎてMWから褒められた事もある。「お前はフランのインポーターしてんのか?マジ凄いな。」みたいな連絡きたよ。 青いタイプで冷やして良し。 熟したエレガントなタイプも良し。 完熟フルボディでもピラジンが気持ちよい。 今は20世紀後半の葡萄が熟すのが難しいかった時代ではない。あの時代に植
先日、久々の試飲会でワイン輸入元から聞いた話によると、大手L社など大手インポーターのブルゴーニュワインが過去に例をみないぐらい在庫が枯渇しているらしい。 確かに探してみると聞き馴染んだような主要なブルゴーニュのワインは殆ど在庫が無い。ブルゴーニュに限らず、その範囲はグランヴァン全体に及ぶ。 原因は様々。世界中の不作による減収と値上がり備えた、余力のある業者やレストランの買い込み。お金の出どころを失った富裕層の買い占めなど。 長い目でみた「ある意味」正しいワインの買い方で
時代によってワインのライナップの構造というのが変わっている。これを理解しないとワイン屋はちぐはぐな事になるので気をつけたい。 1.0 もともとは貴族的な感覚からラインナップの構造が決まっていた。 それは「生まれつき身分が決まっている」という事。 例えばシャンベルタンはシャンベルタンであり、ジュヴレ・シャンベルタンにはできるけど、シャンベルタンの優れた区間だけを集めたスーパーシャンベルタンはできない。下には行けても、上にはいけない。 2.0 ニューワール