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【21年Jリーグ】”名前エピソード”を集めてみた

リーグ戦が終了し、はや2週間が過ぎ、各チーム、来期に向けて満了、移籍、契約更新の情報が錯綜する季節になってきましたね。

そんな折、ちょっと遅いですが、「筆者の独自の視点」から、今期のJリーグを振り返ってみようと思います。

筆者独自の視点・・・。


・・・。

 

そう!

去年に引き続き、名前ネタで振り返ります!

 

「くだらない」なんて言わずに「あぁ、こんなこともあったなぁ…」と感慨に耽ったり、「なんでこのエピソードが入ってないんだ!」と憤ったりしながら、読み進めていってください。

 

 


①4人の「佐藤」が共演した試合!その実況席には…



今期のJ2第34節の北九州vs東京Vの試合は、残留争いの最中にいる北九州と、何とか浮上のキッカケが欲しい東京V、お互いの意地がぶつかり合う、熱い試合になりました。

終了間際にゲームが二転三転したり、審判が途中で負傷交代したり、東京V監督の堀さんがインプレー中にボールを触ったり・・・とにかく色々あった試合でしたが、サッカーとは関係ないところでも面白い現象が生じていたのです。


実はこの試合。
東京Vの佐藤優平、佐藤凌我、北九州の佐藤亮、佐藤颯汰。
両チーム合わせて「佐藤」姓の選手の人数が4人も出場していたのです。


これには試合を伝える実況も、毎回選手をフルネームで呼ばなければならず、苦労したことでしょう。

そんな実況の名前は、「佐藤巧」。
この試合、ピッチと放送席を合わせると、少なくとも5人もの「佐藤」さんが試合に携わっていたことになるのです!


ちなみに、両者の前半戦での対戦では、佐藤優平(東京V)、佐藤凌我(東京V)、佐藤亮(北九州)と、両者合わせて3人の「佐藤」が出場。
…そしてこの時の解説は佐藤勇人さん!

佐藤フェスティバルに華を添えるべく、前半戦は解説、後半戦は実況を“佐藤”で重ねて来るとは、いくら佐藤姓が日本に多いとはいえ、これはもう「狙って選んだだろw」と言いたくなってしまいますよね(笑)

さらにこの両チーム、お互いに佐藤姓の選手が3人ずつ在籍。

北九州は佐藤亮、佐藤颯汰、佐藤喜生。
東京Vは佐藤優平、佐藤凌我、佐藤久弥。

「最大佐藤値」が6となる試合だったのです。
34節の実況合わせて「佐藤値5」という結果も凄まじいですが、そもそものポテンシャルは、さらに高かったのですね。

来期、Jリーグでこの両者を上回るポテンシャルと結果を得る戦いは現れるのか、今から楽しみですね!
(はたまた筆者の知らないところで、既に行われていたのか…)




②ドゥンガが!ビスマルクが!そしてあの名前も、Jリーグに帰ってきた!

昨年まで、「ドゥンガ」「ビスマルク」と言えば、オールドファンがまず思い付くのは、現役ブラジル代表主将の時に磐田でプレーし、磐田黄金時代の礎を築いた闘将と、同じくセレソンとして90年W杯にも出場し、V川崎と鹿島で数多くのタイトルをもたらした優勝請負人だと思います。

ところが今期は、少なくとも2チームのサポーターは、違う選手を思い浮かべたことかと思われます。


今期1月、鳥栖に加入したナイジェリア人FWの名前は「イスマエル・ドゥンガ」。
今期はJ1で9試合、ルヴァンで4試合に出場。
鳥栖以外のチームのサポーターの方にも、「ドゥンガ式腹筋」で筋肉痛になった方もいるのではと思います。


そして、岩手に加入した、水戸のタビナス・ジェファーソン選手の弟でもある選手の名前は「ビスマルク」。
今期は シーズン後半を中心に試合に15試合に出場し、記念すべきJ初ゴールも挙げました。
まだ19歳と、今後の伸びしろが楽しみな選手です!


いやー、往年の名前の選手の帰還には、ワクワクさせられるものがありますね!(→名前でワクワクするのは筆者だけ!?)


・・・しかし!
「久々にJリーグに帰って来た名前」を持つ選手は、この2人だけではありません。


夏の移籍市場。
清水に加わった外国人選手の名前の「ホナウド」。

カタカナの「ホナウド」での登録というと、14年の横浜FCに所属したブラジル人以来で、比較的最近の話になってしまいます。


ですが、これを英語に直してみると、「Ronaldo」。


…そう、「清水のロナウド」!
94年に角刈りでも話題にもなり、アメリカW杯でブラジル優勝のメンバーでもあった、最強DFと同じ名前ではないか!
いやー、これもまた懐かしい!


今期、外国人では、ドゥンガ、ビスマルク、清水のRonaldoが帰って来ました。
来年はどんな名前が帰って来るのか、今から楽しみです。

一方、日本人で今期Jリーグに帰って来た苗字と言えば、「横川」がありますね。
今期、鳥取でデビューを果たした横川旦陽選手が、初期に横浜Mで控えGKだった横川泉選手以来の「横川姓」の選手に。

また、創世記の横浜F、岩井厚裕選手以来の「岩井姓」の選手であり、3年前にデビューした愛媛の岩井柊弥選手も今期は出場機会を増やしましたね。


③過去2人だけ!「枝」の名を持つJリーガーが所属したチームは…




Jリーグが始まって19年。
数多くの選手が誕生し、その数だけ選手の名前があり、登場して来た漢字も多々あります。

その中には「田」や「山」など何度も使用されて来た漢字だけでなく、「普」や「院」など1度しか使用されていない漢字も見受けられます(ちなみに両字とも秋田の普光院選手)。


そして今期は、Jリーグデータサイト上で2人しかいない「枝」の漢字を持った選手が、同じチームに在籍するという現象も起きました。

まずは、枝村匠馬選手。
清水で長く活躍し、世代別代表も経験したベテランは、20年に藤枝に加入。
今期も藤枝でプレーしました。

次いで、枝本雄一郎選手。
群馬でプロデビューし、14年から4年間藤枝でプレー。
琉球、鹿児島とチームでプレーしたあと、今期藤枝に復帰してきました。

過去に2人しかいない、名前に「枝」の漢字を持つ選手が、今期は同じチームに在籍することになったのです。

…とは言え、「レアな漢字を持った選手が同じチームに揃う偶然」ぐらいは、過去に何度かあったのではと思います。


ここまで読んで、勘の良い方はオチが分かったことでしょう。


そう、2人とも、今期の所属チームが藤「枝」MYFC!
過去のJリーグで唯一、チーム名に「枝」がつくチームに所属していたのです!(JFLでは藤枝ブルックス:現アビスパ福岡がありますが…)

枝村選手の引退と枝本選手の満了により、「レア漢字コンビ&レア漢字チーム」の例は1年のみで終了。

再びこんな例が現れることがあるのか来期以降も楽しみです!
(それとも筆者の知らないところで既に事例があるのか…)


④今夏の移籍市場にコダマした、ある選手の名前!



前項目では、同じ漢字を持つ2選手が同じチームに加入した例を紹介しましたが、苗字の読み方自体が同じ選手が同じチームにいた事例も数多く存在しました。


その1つが、相模原に所属する、コダマ選手。

1人は、児玉駿斗選手。
まだ大卒1年目のルーキーは、今期は水戸戦での2得点をはじめ3ゴールを挙げました。

もう1人が、兒玉澪王斗選手。
こちらは高卒ルーキーながら、16試合に出場して2得点を挙げました。

今期の相模原には、漢字違いの「コダマ」選手が、それぞれ在籍したのでした。

Jリーグデータサイトによると、コダマという苗字を持ち、過去にJリーグ公式戦で出場経験のある選手は、この2人を合わせて4人のみ。
決して多い苗字ではありません。

そんな2人が同じチームに所属したのは、確かにレアな事例なのですが、この事例、「同じ読み方のレア苗字の2人が同じチームに在籍した」というだけでは終わりません。


実はこの2人、ともに今夏の移籍市場で、J1のチームから「育成型期限付き移籍」で加入した選手(児玉選手は名古屋から、兒玉選手は鳥栖から)なのです!
『同じ読み方で違う漢字の、しかもレアな苗字を持つ選手が、同じチームに、それも同じ時期に同じ育成型期限付き移籍で加入』

これ程までに揃うかというくらいのレアな事例!
これには過去にヴェルディの「ダブルアンザイ」に沸いた名前ファンも驚愕したことでしょう。

今夏、数多くの有望な若手選手を獲得し、後半戦の巻き返しに繋げた相模原は、名前ネタの面でも、今夏の主役の1つだったと言えるでしょう。
来年以降、2人の「コダマ」の勢いがさらに加速するのか、今後が楽しみです!


⑤山口のボランチは佐藤?田中?それとも…



開幕前、ヴェルディ贔屓の名前ファンな筆者は「ヴェルディには佐藤が3人いる!これは今季の名前界を騒がせる出来事だな!」ことに心を躍らせていましたが、開幕戦の山口のスタメンを見た時には「甘かった」と気づかされました。

何せ、開幕戦のダブルボランチが、横浜FCから来た佐藤謙介と、在籍5年目の佐藤健太郎と、2人とも「佐藤」だったのですから!
(ちなみに佐藤健太郎は千葉でも佐藤勇人とダブルボランチを組んでたことがありました)

甘さを痛感した筆者ですが、
『“山口のボランチは佐藤“で覚えればいい…』
と、再び高を括り始めます。

・・・しかし、五輪中断明け。再び痛い目を見ます。

27節の山形戦。
スタメンのボランチに「佐藤」の名はなく、「田中陸」そして「田中渉」の文字が!
「2人の佐藤」で始まった今期が、ここで2人の「田中」に変わったのです!

同じ苗字のボランチコンビがシーズンで2種類も見られるとは、とてもレアな話です。

そこで、懲りない筆者は
「サポじゃないのに、自分でこんな発見した俺すげぇ。」
と、またしても調子に乗っていました。

すると、ツイッターのあるフォロワーさんから、死角を突かれたような、とても鋭い発見が!

何と第13節の金沢戦ほか数試合、スタメン表のダブルボランチには、前述の「田中陸」選手、そして相方は「神垣陸」選手。

佐藤、田中といった『今も昔も超メジャーな苗字』だけでなく、昔は決して多くなかった“陸”という名前でダブルボランチを組んでいたことがあったのです!

・スタメンのダブルボランチが佐藤
・スタメンのダブルボランチが田中
・スタメンのダブルボランチが陸

この3つを1年で成し遂げるとは、J史上稀に見る珍事ではないでしょうか…。

ちなみに今期の山口のCBには菊池光将選手と渡部博文選手がいましたが、「山口のセンターバック、菊池とワタナベ」というと、数年前と今とでは違う選手を想像する人もいそうですね!


⑥Jリーグファンとのしりとりは要注意!?それとも・・・。



18年、水戸に加入して話題をさらった選手がいました。

ンドカ・ボニフェイス。
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つDFで、今期はヴェルディに加入。
スピード、パワー、空中戦を兼ね備えた力強い対人守備に加え、今期はビルドアップでも大きな成長を見せた選手です。

ンドカ選手は、18年時点で、J25年の歴史で初めての、名前が「ン」で始まるJリーガーに。
これはサッカー界でなく、しりとり界にも衝撃を与えたことでしょう。


「ンで始まる選手は、四半世紀で1例だけだったのだ。もう当分出ないだろう―――」
全世界のJリーグ名前研究者たちは、こんな予測を持ったことでしょう。


…今期、それを覆す事例が生まれました。

まずはYS横浜に加入した、ンドカ・チャールス選手。
今期新加入ながら22試合に出場して6得点を挙げ、チームの過去最高順位の躍進にも貢献したFWです。
そして、この選手はンドカ・ボニフェイス選手の実弟でもあります。

 2人揃って大活躍だった兄弟合わせると、「しりとりで“ン“も2回までならOKだ」ということになりそうですね。

・・・しかし!
「ン」で始まる選手は、ンドカ兄弟だけではなかったのです。

今期、横浜FMに加入し、町田へのレンタルとなったのは、「ンダウ・ターラ」選手。セネガル人の父と日本人の母との間に生まれたハーフで、今期は2試合に出場しました。


ンドカ・ボニフェイス、ンドカ・チャールス、ンダウ・ターラ。
「ン」で始まる言葉を3つも知っているなんて、Jリーグファンはしりとりでは無敵!!!

・・・と思ったけど、しりとりの対戦相手を3回まで救済してあげられるだけですね(笑)
しりとりで勝ちたい時は、Jリーグマニアの人と勝負するようにしましょう。

 
ちなみに、ガンバ等で活躍した「エムボマ」選手も「ンボマ」が正しい発音のようです。


そう考えると、より現地語の発音に近づけるため、「ン」で始まるJリーガーも、まだまだ増えて来るかもしれないですね!




⑦J2の3会場で見られた「陸選手の先制ゴール」!



2つ前の項目では、山口のダブルボランチが「田中陸」と「神垣陸」だった事例をお伝えしました。

しかし、それでもまだ「2人の陸」です。
4月21日に開催されたJ2第9節では、なんと3人の「陸選手」が揃い踏みを果たしました。


まずは山形vs長崎の試合。
まだ調子が上がっていなかった両者の一戦で先制点を挙げたのは、今シーズン大活躍を見せた、山形の半田"陸"選手!
半田選手は、これが嬉しいJリーグ初ゴールでした!

続いて、甲府vs相模原。
この試合の先制点を決めたのは、甲府の山田"陸"選手!
そして山田選手は、これがJ2通算2点目。J通算でも4点目になります。

さらにさらに!
金沢vs秋田の試合では、金沢の松田"陸"選手が先制点をゲット!
C大阪の松田陸選手と同姓同名(&G大阪に入団そしてSBになる)ことでも話題になった松田選手。
長くU23チームを中心にプレーしてきて1得点を決めていますが、こちらも嬉しいJ2初ゴールとなりました!


3人合わせて、過去のJ2での得点は僅か1つ(リーグ全体の得点でも3つ)。
そんな3人の陸が、同じ日に、同じJ2の舞台で、揃って先制点を挙げる―――。

これもまた、今期のJ2の面白エピソードの1つですね!




⑧キタさんの日がやってキタキダ!



前項では、3人の「陸」が同じ日に得点を挙げた例をお伝えしました。
しかし、3人とも“カテゴリー初ゴール”だったわけではありません。
今期は、似た名前の選手が「3人ともカテゴリー初◯◯」だった週末もあったのです。

10月23日&24日のことです。

 まずは、J3第24節、鹿児島vs沼津の試合。
終了間際に3点を追う沼津の一矢報いる得点を挙げたのは、北龍麿選手!
大卒ルーキーの北選手にとっては、これが嬉しいJ初ゴールでした!

次いで、J1第33節のC大阪vs横浜FMの一戦。
この試合で、乾貴士選手の先制点をアシストしたのは、21歳の喜田陽選手!
乾選手のC大阪復帰後初ゴールが話題となる一方で、喜田選手にとっても嬉しいJ1初アシストだったのです!


2人の「kita選手」が、それぞれカテゴリー初ゴールと初アシストを記録するゲット!これだけでも筆者にとっては面白いことですが・・・この週末は、それだけでは終わらなかったのです。


23日に行われたJ1第33節、仙台vs広島。
この試合で仙台の2点目を決めたのは、氣田(kida)亮真選手。
今期、長崎から個人昇格をしてきた氣田選手にとっても、これがJ1初ゴールだったのです。

 

J3初ゴールのkita選手、J1初アシストのkita選手、そしてJ1初ゴールのkida選手…。

 

氣田選手は終盤の福岡戦でも2得点をゲット。
来シーズン以降の彼らの活躍に、期待(”kita”i)です!

 

 

⑨2人の「スズキジュンヤ」も揃って初ゴール!


「同じ日に同じ名前シリーズ」のラストを飾るのは、「苗字も名前も一緒の読み方ペア」が、「同じ日に挙げた初ゴール」についてです。


6月13日のことでした。

J3第11節、鳥取vs長野の試合。
天皇杯でJ1絶対王者の川崎とPK戦まで粘る接戦を演じて覚醒したのか、長野の攻撃力が大爆発し、8得点を挙げて鳥取に圧勝した試合として記憶されている方も多いでしょう。
この試合、鳥取の1点を決めたのは、鈴木順也選手。
今期、群馬から鳥取に加入した鈴木順也選手にとっては、これがJ初ゴールでした。
(ただ、DFながら8失点で大敗してしまったので、「嬉しい」とは言えないか…) 

その2時間後にキックオフしたのが、J2第18節、町田vs秋田の試合。この試合で秋田の2点目を決めたのは、鈴木準弥選手。
昨年はJ3で活躍して昇格に貢献した鈴木準弥選手は、これが嬉しいJ2初ゴールとなりました(その後、J1のFC東京に個人昇格)。

J2とJ3で、同じ日に、同じ「スズキジュンヤ」という名前の選手が、各カテの初ゴールを決める…。
これもまた、Jリーグ名前史に残る、レアな揃い踏みだったと言えるでしょう!

なお、ほろ苦いJ初ゴールだった鈴木順也選手は、最終節に勝利を決定づける今期2点目となるゴール決めました。契約更新も行った来期は、さらに嬉しいゴールを決めることに期待です!

 
さて、これまで挙げた事例以外でも、「同じ日に同じ名前シリーズ」はいくつかありました。

J1でC大阪の鳥海(トリウミ)晃司選手がJ1初ゴールを決めたのと同じ日に、甲府の鳥海(トリカイ)芳樹選手も得点をこの試合で唯一の得点を決めました。

J1とJ2で福岡と松本の前兄弟がアベックゴールを決めた週末には、北九州の西村恭史選手と大宮の西村慧祐選手のJ2西村ペアも揃って得点という事象も(その時点までで2人合わせてJ通算1得点のレアケース)。

来期はどんな2選手の「アベックゴール」が見られるのか、楽しみにしておきましょう!



⑩伊藤の代わりに加入したのは…? -夏移籍市場まとめ-


昇格した磐田の前半戦を支えたのが、伊藤洋輝選手。

貴重な左利きの大柄CBでビルドアップにも優れ、7試合連続完封をはじめ磐田の堅い守備にも大きな貢献を見せていました。

しかしながら、J2で結果を出した若手は旅立っていく前例に倣うかのように、この選手も夏にシュツットガルトに移籍してしまいました(現在は主力としてプレーしているようです!)。


磐田には大きな痛手だったはずですが、夏には即座に穴を埋める補強を見せます。
その選手の名前は、かつてJ2水戸で活躍し、現在は横浜FMに在籍する・・・「伊藤」槙人。


伊藤選手の穴を埋めてレギュラーに定着した伊藤選手は、27節から最終節まで16試合連続でスタメン出場!

今期の磐田の昇格を支えたのは、まさに伊藤選手だったのです!



さて、ここまで挙げただけでRonald選手にコダマ選手に伊藤選手と、それぞれ「どっちのだよ!」と突っ込みたくなるネタが多い夏の移籍市場ですが、他にも面白いネタが幾つかありました。

「横浜FCの元東京Vで元横浜FMでもある杉本が東京Vに復帰、元東京Vの杉本が横浜FMに移籍」という混乱しそうな話があったかと思えば、助っ人では名手の「ヤクブ・スウォヴィク」に続いて、これまた名手の「ヤクブ・シュヴィルツォク」という日本人には似ているように聞こえるポーランドの選手も加入(2人とも「ヤクブ」さん由来の「クバ」が愛称ですね)。金沢の島津頼盛が、島津氏で有名な鹿児島に期限付き加入なんてのも破壊力がありました(ちなみに先日、薩摩の鹿児島に、讃岐の「薩」川選手の加入が決定…)。

来夏には、どんな名前ネタが降臨するのか。
今から楽しみです!




⑪登里、車屋、三笘、そして橘田…。川崎は名前界でも絶対王者なのか?




ラストを飾るのは、やはりこのチーム!

圧倒的な実力に加え、今期は勝負強さも見せ、王者にふさわしい何てものじゃない成績で連覇を決めた、川崎さん。


実は名前界でも「最強王者」の噂があるのです。

これまでも「竹冠の笘」で話題になった三笘選手はじめレア名の宝庫でしたが、今期はJで過去に同じ苗字の選手がいない「塚川」選手や「小塚」選手に加え、ルーキーで「橘田」選手まで加入。

スポナビページの選手名鑑を調べてみたところ、丹野、登里、車屋、イサカ、脇坂、家長、三笘、遠野、旗手、小塚、塚川、橘田と、Jリーグで過去に同じ苗字の選手がいない日本人の苗字が12個も!

日本全国でも見ても、家長は約220人、登里は約190人、車屋は約70人と、レア苗字がとにかく多かったです。

 

 名前界でも、最強王者は健在なのか―――。
その疑問を探るべく、何チームかだけサンプルで調べてみました(→全部やれよw)


J1でリーグ2位だったマリノスは、高丘、中林、實藤、扇原、仲川の5つがJで過去唯一の苗字(もっとも水沼は親子鷹、宮市は兄弟Jリーガーですが…)。3位の神戸は飯倉、初瀬、櫻内、郷家、中坂、櫻井、寺阪(2種)の7つが過去唯一。

我らがヴェルディは若狭、福村、浜崎、石浦、阿野、奈良輪、持井、端戸、戸島の9例とやや健闘したものの及ばず(安在とンドカは兄弟がいますね)。



やはり川崎さんに迫るチームは存在しないのだろうか…。

ふと思った。
「そう言えば、以前のネタにYS横浜の選手たち多く登場したな!レアな苗字の選手も多かったような!」と。

…そして実際に調べてみると、花房、宗近、尾身、熊川、一宮、大城、土館、池ヶ谷、田場、菊谷、大泉、柳園、古山、河辺と、なんと過去唯一の苗字が14個も!

このチームには記録ネタと名前ネタで何度もお世話になって来たましたが、今回も恐れ入りましたm(_ _)m


名前界の強豪、YS強し!
さすがの川崎さんとはいえ、名前界まで最強とは行かなかったようですね。


全チーム調べるのはさすがに面倒ですが(笑)、どこかのチームにはもっとレアな苗字が多いかもしれないですね。

興味のある方は調べてみてください!

 

 

 

⑫終わりに

 
今シーズンを彩った名前ネタの数々。
いかがでしたでしょうか?
読者の皆さまの、お気に入りの名前ネタはランクインしていたでしょうか?

ちゃんとサッカーそのものを見ていた人にとっては、何の面白みもない記事だったことでしょうし、「何の生産性もない記事だなw」「いやこれサッカーじゃなくてもいいやんw」との声も挙がって来そうですが…

筆者は来期も、自分の関わり方で、Jリーグと関わっていけたらと思ってます!

 追伸:
ただし、来年も同じ記事を書く時間がとれるかは不明です…。

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