体験談|台湾人から学んだこと

台湾に来て早6年。この6年で沢山失敗して、色んな人に助けられて、何とか今でも台湾で仕事をさせてもらっています。その中で僕自身、一番変わったと思うことですが、意思決定がメチャメチャ早くなったことだと思います。特に重要な意思決定程、早くなりました。

正直、最初の3年間くらいは「台湾人は情熱的な人たちが多いけど、言うことがコロコロ変わるから、一緒に仕事をすると苦労するな。特に直ぐに気が合い、盛り上がった関係こそ、後々大変だな」と思っていました。

特に僕の仕事は「意思決定には時間がかかるが、決まったことは忠実に守る日本的なやり方」と「意思決定は早いが、走りながら考える台湾的やり方」の間に入ることが多く、当時は『日本のお客さんには変更が多い』、『台湾の協力先からはレスポンスが遅い』と双方の板挟みにあうことが多々ありました。

そんな時に当時のスタッフから次のように教えてもらいました。
『日本社会の「持ち帰って検討します」は台湾では通用しませんよ。相手は自分が100点取るまで待ってくれるわけではないので、出来るかどうかわからなくても決断することが大切です。意思決定の速さは、一緒にやっていきたいという意思表示と自分を選んでくれた相手への感謝の気持ちです。』と

今では日台の違いを聞かれたときに
『台湾人は発言がコロコロ変わる場合もありますが、テキトーに返事をしているわけではありません、チャンスに敏感なんです。』ということを一番最初に説明しています。

彼らの方が「今」を生きていると思いませんか。

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