見出し画像

小1ASD@手先の未分化の課題

ハサミの授業も始まったし、筆圧のコントロールができなくてガタガタの字を見ると授業疲れるだろうなぁと思い、そろそろ練習させたいなぁと思っていたところ

「お母さん、通学路にハチがいたわ!ヤマトアシナガかセグロアシナガ!ハチノコは肉食昆虫のエサにしたいから薬使わないでとってほしい!」とオーダーが。

今年すでに2桁くらい巣を撤去してるのですが(田舎あるある)もうワーカー出てるしヤバそうやなぁと思いながらも休日の朝軽装でとりにいきプチっと指を刺されました。

直後の痛みはインフルの筋肉注射ぐらい?

すぐポイズンリムーバーで毒吸って水で流して市販薬塗って。その後、肘の骨の中まで鈍器で殴られるようなグワングワンという痛みとグローブのように腫れるも、15分で心停止しなかった!よし!ってことで片手をぐるぐる巻きで冷やしながら2回戦に向かい(やられたらやり返す派)、次はムスコの許可をもらって薬剤で一網打尽にいたしました。

慎重派のムスコは終始完全防備ながら、母が刺されたのを見て「何バチが同定しなくちゃ!」とハチの写真を撮って図鑑で確認。「アナフィラキシーおきても解毒できるね!」と得意気。

その過程で、ムスコの蜂熱が昂ったようで、帰宅後黙々と蜂の巣作りに。

ASDの特性で、興味のあることへの集中力は凄まじい。

家中の洗濯バサミを動員してハニカム作り

ムスコみたいなタイプはイヤなことは回避行動で取り組まない+圧力かけて無理やり取り組ませても頭に入らないので、『やる気スイッチ』が入ったときはできるだけ有効に活用します。

楽しむうちに脳と体がリンクして、指先が分化されます。力加減が身につければ、力が入りすぎて普通の人よりも早く疲れることが減り、お箸が扱える、字がきれいに書けるなどメリットいっぱい。

手先の未分化でハサミや洗濯バサミ、なくなりかけの木工用ボンドを捻り出す等は苦手なので普段は避けるのに、2時間くらいじっと座って作業をしていました。

蜂の巣とサナギとハチのコ

普段、45分の授業を集中できず、体幹が弱く人一倍気を使っても姿勢が崩れてしまうムスコ。もうぐったりかなと思いきや、さらに1時間かけて女王爆誕…過集中がすぎる。

ペットボトルの切り口はあぶないので、
熱処理はフォローしました
じゃーん!ヤマトアシナガバチ!!
じょうおう産卵中…

こういう『やる気スイッチ』は見逃さないようにしないとなぁと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?