『気象庁の人々』の作品/人物紹介について韓国語のサイトから詳しく読み取ってみる回。
こんにちは。
だいぶご無沙汰しております。Sophiaです。
私生活が忙しすぎて間が空いてしまいました。
今回再浮上したのはだいぶ私生活も落ち着き、「Netflixの新作『気象庁の人々』が何やら面白いぞ」となったからです(笑)
そんなこんなで今回は『気象庁の人々』を韓国JTBCの公式サイト(韓国語)を覗きながら見ていきたいと思います✨(ドラマの序盤を観るだけではわからなかった情報がいっぱい詰まっていてドラマの理解が一層深まるよう…!)
⚠️このブログは『気象庁の人々』の2話までを視聴した状況で書いているので、ネタバレ要素を含む可能性があります。みたくない方はここでUターンを…!
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1. 作品について
*YouTubeの予告編(日本語字幕)
(YouTubeの予告編より)
まずYouTubeに載っていた予告編(日本語字幕付き)です。これだけでもどんな流れでストーリーが進んでいくのかが大体掴めるのではないかと思います。ただ今回はそれだけではつまらないので、正真正銘オール韓国語のJTBCの公式サイトも見ながら、予告編だけでは読み取れない登場人物の裏設定についてなんかも詳しく解説していきたいと思います。
*韓国JTBCのサイト
(JTBCさんのサイトからお借りしました)
JTBCのサイトにある作品紹介を訳してみましたが、韓国語学習者にとってはあまり習うことのない言葉が並ぶので本当に難しい...。(もちろん所々意訳になるので合ってる保証はないです)
まあ、要は「社内恋愛」が繰り広げられる気象庁とそれを取り巻く人々の話ということですね。すでに1話・2話を観ましたが、気象庁で働く社員の仕事内容をゴリゴリに取り上げているというよりかは、人間関係など人々の営みにフォーカスを当てた作品でとても私好みでした。
『賢い医師生活』の記事でも触れましたが、私はこういった「人々のリアルな生活」が描かれているドラマが大好きなのです。他にも『賢い医師生活』シリーズが好きな方はとても面白く観れると思います✨
2. 登場人物
ここからはJTBCのサイトにあるそれぞれの人物紹介を覗いてみます。自己流で日本語に訳しているだけなのでもちろん誤訳がある可能性大です。こんなもんか程度に読んでいただけると嬉しいです(笑)
*主要人物
チン・ハギョン(パク・ミニョン)
まず主人公のハギョンを演じるのは韓国を代表する女優、パク・ミニョン(韓国語読みだとパン・ミニョン)。私彼女のことは『シティーハンター』で知ったのですが、すっかり「ラブストーリーを演じるなら彼女」というほど不動の位置を獲得してますよね〜✨とりあえずその髪の分け方教えて欲しいです(笑)
ハギョンは「THE・デキる人」という人物です。韓国語で「脳セク」とは「頭が切れる=IQが高い」という意味があります。よく芸能ニュースでも「脳セク芸能人特集」なんかが組まれてたりしますよね(笑)また「アウサ=アウトサイダー」を意味しており、日本語の概念だと「陰キャ」が近いような気がします。「人が集まるところのアウトサイド=外側」ということで、簡単に人とはつるまない性格を表しています。ちなみに陽キャは「インサ=インサイダー(内側)」です(笑)日本語とはまた違った表現が面白いですよねー✨
2話で明らかになるのですが、ハギョンはギジュンと大学で出会い同期として気象庁に入庁したそうです。付き合いは10年に及び婚約までしていたのですが、ギジュンが浮気をする形で破談になってしまいます。この紹介文にある感じだと、シウとこれから「良い関係」になっていくということですね?(まあドラマのポスターからバレバレ過ぎるだろという感じですが(笑))
シウと出会ったことで、これまでは必要最低限でしか会話をしなかった彼女が職場の人とどのように関わっていくようになるのか、内面的な変化を楽しみにさせてくれます。
イ・シウ(ソン・ガン)
ドラマだけ観てると「クソ真面目」なイメージしか持てなかったのですが(失礼)、紹介文を見るとIQが150あることにビックリ!そんなことドラマでは言ってなかったですよね??私が見逃しただけ?
シウはユジン(ギジュンの浮気相手)と付き合っていて同棲までしていたのですが、彼女の気持ちに鈍感すぎて(彼女が嫌がっている様子に一向に気づけない)彼女の気持ちはもはやシウにはないという状態でした。そんな彼女から一方的に別れを告げられ、挙げ句の果てに破局後すぐ結婚されるという大変不憫な立ち位置です😭
ただ天気の変化にはめっぽう強く、ある件でファインプレーを見せてから本庁勤務になります。そしていざ総括2課に入ってハギョンが原因不明の天気を解明しようと頑張る姿を目撃し、彼女に惹かれていきます。最初の出会いは最悪だったのですが(ハギョンと喧嘩のような出会い方をします)、ハギョンに「ただ気の強い女」というイメージを持っていたのが偶然「必死に頑張る姿」を見てしまってキュンとしちゃった感じですね(笑)わかるよ!だってハギョン素敵だもん!これからシウがどんどんハギョンにアタックしていくのか?が見どころになりそうです。
ハン・ギジュン(ユン・バク)
ギジュンは一言で言うと「ク◯野郎」です(笑)10年も付き合っていたハギョンを捨ててユジンという若い女性と浮気をします。(しかも2話でその浮気相手とすぐ結婚したことが判明)結局ハギョンとは破談になるのですが、その後も共同名義だった家のお金を半分寄越せという「ク◯」っぷり(笑)
この紹介文にもありますが、どうやら浮気の裏にはハギョンへの劣等感があった模様。完全に「デキる人」で職場でもすぐ出世するなどめざましい活躍を見せていたハギョンに対し、ギジュンは予報局でうまくいかず…。自分より彼女が上の立場に行くことが許せなかったのでしょうね。(だからって浮気は絶対ダメ!)ただメディア対応が上手いということで気に入られ、気象庁の会見対応などを任されています。要は人生適材適所があるっていうことですよね〜。
ハギョンと別れてからすぐ結婚しますが、今後の流れ的に結婚生活でもう一波乱ある感じなのかな?
チェ・ユジン(ユラ)
ユジンもなかなかクセのある人物です。ユラってGirl's Dayのユラですよね?私Girl's Dayといえばヘリのイメージ(主に『応答せよ1988』)が強かったので、他にも女優として活躍している人がいるのかとビックリしました!ドラマを観ているだけの私が本当にイライラするくらいなので、それほど彼女の演技が上手いということですよね。
役どころは新聞記者です。ついでにシウの元カノ。会見に通い詰める中で出会ったギジュンとそのまま「イケナイ関係」にってところでしょうか。ギジュンと同様、彼女も彼女で仕事面の苦労があります。上司には「もっとアクセス数稼げるタイトルにしろ!」と言われる毎日…。(本人はただ事実を伝えたいだけなのに…)どのくらい浮気の年月があったのかは現時点で明らかになっていませんが、お互い仕事の悩みがあったギジュンと共感するものがあったのでしょうか。(だからって浮気は…(以下略))
これからも人間関係をかき乱してくれそうな人物なので、今後の展開(ハギョンとシウにどのような影響をもたらすのか)がとても楽しみです。
*気象庁の人々
オム・ドンハン(イ・ソンウク)
無愛想だけど職場では色々な人に愛されてるような気がします。
彼は職場にはあまり不満を持っていませんが、家庭内に悩みを抱えています。幼い頃に離れたきりだった娘がよそよそしく、単身赴任から帰ってきて気づけば家庭内に自分の立場がなくなっています。(うぅ、切ない…)
これから家族とどのように関係を修復していくのかが彼の焦点になってきそうです。(頑張れ、お父さん!泣)
シン・ソクホ(ムン・テユ)
ハギョンの部下(年齢はハギョンより上)です。登場人物の中で一番謎多き人物。彼『賢い医師生活』にも出てましたよね?脳神経外科・ソンファの後輩役(ソンミンでしたっけ?)で。とても懐かしい顔を見て、「うわぁー!」という気持ちになりました(笑)
紹介文を見て初めて知ったのですが、これからテギョン(ハギョンの姉)といい感じになっていくのかな?このドラマは主人公だけではなく、脇を固める人物のラブストーリーにも要注目ですね。
オ・ミョンジュ(ユン・サボン)
2話までではあまり出番がありませんが、彼女もまた2課に所属している人物です。いつも落ち着いていて、でもどこか気さくな雰囲気を持つ「理想の先輩」って感じがします。
今はまだ作中で明らかになっていませんが、彼女もドンハンと同様家庭内のトラブルを抱えているようです。これから社内結婚した夫も出てくるのでしょうか?
キム・スジン(チェ・ソウン)
2課の「ムードメーカー」的存在。異動してきて間もない人に声をかけるなど、とても良い子なのがわかります。彼女がいるだけでチームの雰囲気が明るくなるような、絶対組織に1人欲しいタイプの人。彼女も親の重圧など、家庭内のトラブルを抱えていそうなので今後のエピソードで描かれるのかな?個人的に作中でもお気に入りの人物です。
コ・ボンチャン(クォン・へヒョ)
役職の通り、予報局で一番偉い人。定年間近なんですね。
予報について全ての最終決定権を持っている人物です。ただ局長でも「偉ぶる」様子は一切なく、ハギョンをはじめとする部下を気にかける様子はまさに「理想の上司」です。
*それ以外の人々
ぺ・ヨサ(キム・ミギョン)
シングルマザーとして娘2人を立派に育ててきたハギョン・テギョンのお母さん。ズバッと言う性格で彼女は最初からハギョンとギジュンの結婚に反対だったよう。とにかくパワフルで存在感が強いので、少ししか出番がなくても作中に相当なインパクトを残します。
チン・テギョン(チョン・ウンソン)
ハギョンの姉。2話時点で職業など具体的なプロフィールはわかっていなかったのですが、どうやら絵本作家のようです。理論派のハギョンに比べて感性のテギョン。先ほど触れたソクホといい感じになるようなので、そこも楽しみの一つです。
イ・ヒャンレ(チャン・ソヨン)
ドンハンの妻。恥ずかしながらチャン・ソヨンさんという名前は存じ上げていなかったのですが、彼女『愛の不時着』に出演してましたよね?セリがしばらく暮らすことになる北朝鮮の主婦役で。顔はもちろん声と話し方が可愛らしくて覚えていたので、出てきたときに「お!」となりました。
今後ドンハンとの関係性が良い方に変わっていくといいなぁ〜と思います。
オム・ボミ(イ・スンジュ)
ドンハンの娘。あまり詳しいことはわかりませんが、「絶賛思春期真っ只中」です(笑)長い単身赴任から突然帰ってきたお父さんとの接し方がわからない、そんな姿が中学生頃の自分と重なります(笑)
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ここまで長いこと主要人物を見てきましたが、整理すると「ハギョンとギジュン=元恋人」「シウとユジン=元恋人」/「ギジュンとユジン=元浮気相手・現夫婦」ということになります。ここに「ハギョンとシウ」の関係性が今後追加されるのかなという流れです。こんなに「世の中って狭いね」状態あるか!?(笑)と思う気持ちもありますが、そこはドラマなので…。
こうして公式サイトを見て訳してみると、ドラマを観るだけじゃわからない情報が人物紹介に詰まっていて「そういうことなのか…!」と人物の裏にある背景が理解できるようになりました。「韓国のサイトをみてプロフィールをじっくり読むことって大切だな」とこれを機に学習したので、韓国語を勉強する意味でも韓国のサイトを覗いてみるのはオススメです…!(笑)
3. 韓国における気象庁
そういえば韓国で気象庁ってどんな立ち位置なんだろうと個人的に気になったので、少し調べてみました。日本で気象庁といえば異常気象に加えて、地震なんかの発表をする機関としても知られていますよね。日本では気象庁は国土交通省の一部とされていますが、どうやら韓国では環境部(日本でいう環境省)に所属しているようです。だから何だという話ですが、日韓でこうした違いが見れるのもまた面白いなぁと思っただけです(笑)
4. 『気象庁の人々』こんなところが好き…!
*人々のリアルな生活
これは『賢い医師生活』にも感じたことなのですが、この作品は気象庁の仕事だけではなくそこで働く人間がどのような思いを持っているのか、どのような生活を送っているのか、そんな生活のリアルを感じ取れるものになっています。財閥が出てくるなど韓ドラ特有の派手な展開はありませんが、「ハラハラよりはヒューマンドラマを楽しみたい」という方には特にオススメできる作品です。このドラマを観て、私たちの生活を裏で支えてくれている気象庁の方々には頭が下がる思いです(笑)
*映像の温かさ
私は映像関係の専門ではないのでテクニック的なことはわかりませんが、このドラマの「温かさ」を感じる演出がツボです。2話の冒頭にハギョンとシウが日本食料理店で睨み合うシーンがありましたが、そのシーンの照明だとかどこか「温かみ」を感じるようなオシャレさが良いな✨と思いました。
5. 最後に
ここまで長々と書いてきましたが、1万字を越していて自分でもビックリしています(笑)まだ2話までしかNetflixに公開されていませんが、すでにお気に入りの作品に仲間入りしました✨どこか雰囲気が『賢い医師生活』に通じるものがあり(『賢い医師生活』の少しギスギスした版が近いでしょうか?(笑))、『賢い医師生活』シリーズが好みの方は面白く観れる作品なのではないでしょうか。
そしてそして本当に最後になりますが、他にも『気象庁の人々』が好きな方はぜひコメントくださると簡単に喜びます〜(笑)他にもNetflixでオススメ作品あったらぜひ教えてください…!
結論:これから新エピソードが配信される毎週日曜日が楽しみ
待てないから早く日曜日来てくれ(笑)
(本文中画像/トップ画像はJTBCさんからお借りしました)