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自分の名前が嫌いだった私の、最近の気づきについて

はじめまして!
青木 "そのか" と申します。

私の名前である、"そのか" は平仮名なんです。
珍しいね!とよく言われます。

実は、この "そのか" という名前とは
長い間、葛藤し続けていた因縁の仲でした。

せっかくなので今回は
この葛藤ストーリーをご紹介します!
共感してくださる人がいたら嬉しいな...!なんて思いながらワクワク書いていきますね。

ぜひ楽しんで読んでいただきたいです☺︎
それでは、どうぞ!
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名前を嫌いになった、あの授業

葛藤が始まったのは
私が小学1~2年生くらいの時のことでした。
(もしかしたら3年生・・・?)
学校の道徳の授業で自分の名前の由来について発表し合うという授業がありました。

自分の知らない一面を知れる、新感覚な授業!
母と父からどんなことが聞けるのか?と
胸をドキドキさせながら帰宅しました。

帰宅すると、
ビールを飲むいつもの父がいたので、
早速きいてみました。すると、

「俺はあゆみ(姉)の発案者で、
その(私)の名前はお母さんが発案したから知らないんだよね〜!」
と、父上。

内心、私はなんでやねん!と思い、
私が親になったら、絶対旦那さんと一緒に考えるわ!!!と、心に誓いながら
母が仕事を終えて帰宅するのを待ちました。

(お察しの通り、私の両親はちょっと変わっています。笑)

そして、母が帰宅!
私はとっさに質問しました。

「わたしの名前の意味って、なにかな!?」

すると母は
「う〜〜〜〜ん、難しい質問だねぇ〜〜」
と、言ったのです。

名前の意味を答えるのが
そんなにも難しいことなのだろうか...?と、
私はよくわかりませんでした。

そして母は、続けて言いました。
「その(そのか)の名前の意味はね〜、
 意味自体は、無いんだよね〜〜」

・・・え。

私はすっごくショックでした。
凄く凄くショックで、

「「「嘘でもいいから意味作って欲しかったああああ〜なんなら今すぐつくってえええ、、」」」と、
母に向かって泣き叫んでいた気がします。
(母上、あの時はごめんなさい。笑)

すると母は
「その(そのか)のは、
意味じゃなくて"雰囲気"、なんだよね〜!どんな言葉よりも硬すぎず、柔らかすぎず、可愛すぎず、カッコ良すぎず、すっごくちょ〜〜ど良くない!?!?!?」

とテンション高めに言いました。

当時の小学1~2年生の私にとって
"言葉の雰囲気の良さ"や"丁度良さ"
ついて理解することは到底難しく、、、

私は母から適当に名前をつけられた、
と思い込んでしまったのです。

そうして、ついに来てしまった
道徳の発表授業当日。

みんなに対して
「自分の名前には意味がありません。丁度良い雰囲気な、名前なんです。」と言うことなんか、とうてい恥ずかしくてできず。

ここで、なんと私は自分の名前に勝手に意味をつけて発表する、という荒技をくり出したのです。

どんな意味をつけたのかまでは覚えていませんが、たくさん漢字を調べ、それっぽいものを付けていたと思います。

それからずっと私は、自分の名前に自信を持てないままでいました。

しかし、私の名前はちょっと珍しいので、
初めて会う人会う人に「そのかの名前の意味って何〜?」「そのかってなに〜??」という質問攻めを受けるのです。

聞いてくださるひとは何一つ悪気はないのです。
それなのに、この質問を聞かれるたびに内心悲しくなっていましたし
友達には、名前じゃなくて苗字で呼んでくれればいいから!なんて意地張って伝えていました。

そうしてすっかり、小学生・中学生・高校生では "そのか" という名前で呼ばれることはなく、自分の名前とはおさらばしたのです。

(中には、"そのか" じゃなくて "その" ならいい?☺︎と、辛抱強く呼んでくれる友達もいました😭)

しかし、そんな名前嫌い人生が "大学時代" によって、いとも簡単に崩れ始めます。


凄いぞ、大学時代

(1年生の時にひたすら新歓に出席してたときのキラキラな写真を掘り出しました笑)

そう。大学とは何故だか、みんな名前で呼び合う文化が根付いているのです。
皆さんも、大学で初めて会う人会う人、男女関係なく名前を呼ばれた経験ありませんか?

私はまさにそうでした。

大学の入学式の日です。
いきなり校門でサークルの勧誘目当てに
待ち構える先輩方から案の定、呼び止められました。
そこで久々に名前を聞かれ、
"そのかちゃん" と呼ばれた時。

ゔぁあぁああああぁ!!!!っと、
鳥肌が立ちました。

久しぶりに聞いた自分の名前が初々しすぎて、気持ちが悪かったのです。

それから、初めて会う人会う人にも名前を聞かれ、面白がられ、意味を尋ねられ、
さらに名前で呼ばれまくる日々が続きました。

いままでの私じゃない、"そのか"という知らない人物が呼ばれてるみたいで。
入学して1年間くらい自分の中でずっとムズムズ... 正直ちょっと気持ち悪い感じがしていました。

"自分の名前嫌い"は、ずっと続くかと思いきや、
大学1年と2年の間の春休みに行ったフィジー 🇫🇯での留学で、転機を迎えるのです。


フィジー留学で、転機

大学2年生になるのを待つ春休み。
フィジーにある語学学校に1ヶ月留学に行きました。

まず海外では苗字で呼び合う方が違和感を感じるので、速攻で誰とでも名前攻め。

もちろん、フィジーに到着した瞬間から名前で呼ばれます。
もはや、名字の存在の方が尊い世界でした。

しかし、いつもの『名前の意味なに??』と聞かれることが、留学中一度もありませんでした。

しかも、『Sonoka 〜 Sonoka 〜 、珍しくて可愛い名前ね〜〜』と、私の名前の"響き"を可愛がってくれたのです。

ここが、日本と海外の大きな違いでした。
日本では、名前の響きだけでなく意味も踏まえて"良い名前"とされがちでした。

しかし海外では、"良い名前"の前提なんてそもそも無くて、"良い名前"と感じた人が"良い"と思えば、"良い"のです。

その人の性格が良ければ、その人の名前も良いとされますし、たまたまその名前の響きが良ければ、良いとされます。

とにかく良い点を見つけてくれて、
それを凄く可愛がってくれるのです。

由来や意味を気にせずに、素直な気持ちで"なんとなく良い"としてくれるフィジーで出会った皆さんに、心が救われた気がしました。

そして、フィジー留学を通して気づいたことがもう一つありました。

自分の名前に意味が無いことを何かと比べ、
自分の名前を嫌っていたのは私だけだったということです。

意味が無いことを理由にし、
自分の名前を嫌う口実を作っていました。
他の人と比べ、自分は違うと決めつけていました。

そんな私に対して、周りの友人や今まで関わってきた人は "そのか" と呼んでくれて、私の名前を可愛がってくれていました。


改めて思う、気づき

今、改めてnoteを
書きながらちょっとうるうるしています🥺

実は、このnoteを書くきっかけとなったのは、現在私が取り組んでいるデザイナーとしての仕事を通し、当たった壁がきっかけでした。

(詳しくはこちらのnoteに書いてあるので
ぜひぜひご覧ください👇)

なんだか、昔から意味を追い求める癖がある私。
きっとそれは、この名前の件がかなり影響していると思います。

時にはそれがしっかりと後押ししてくれて、良い効果を産むこともあるのですが、
たまにその意味を追い求める姿勢が邪魔をすることがありました。

今回も、意味ばかり求めてしまい、本当に大切なものを見落としてしまったことが原因でした。

つまり、意味とは、
世の中で最も大切なものではないのです。

あったら、素敵だね☺︎
というものなのです。

さらに、意味とは、
100%相手に伝わる必要はありません。
伝わる人に伝えればいい。
伝わる人に、伝われば良いものです。
このような状態にできている"意味"が、
1番良い効果を発揮している状態だと思うのです。


私の名前って、最高なのよ

写真:好きなイラストレーターである徳田有希さんの個展に行った際に、ご本人に書いていただいたイラストです❤️

今、私は自分の名前がとっても好きですし、
呼ばれるととっても嬉しいです。
(未だにちょっと恥ずかしいですが...)

だって、
どんな言葉よりも、なんとなく良いゴロで、
なんとなく良い響き。
柔らかくて、時に強さも感じられる、
柔軟さのあるひらがなの並び。

こんなに絶妙で素敵な名前、
きいたことがありますか?

こんな名前をつけてもらえて
とっても幸せです。

この名前に恥じないような、
しなやかな人になりたいと思います。

noteの序盤にも書いた、母が教えてくれた名前の由来。実はすごく苦労して出てきた名前でした。
ちょっと面白いのでこれも書きます。笑


名前が誕生した、㊙︎裏話

実は、私。
生まれてくるギリギリまで
男の子の予定だったんです!!!

長女がすでに生まれている家族の状況的には、
息子とキャッチボールをしたい父と、
男の子にたくさん食べさせたい母の想いが一致し、男の子として生まれろぉおお〜〜という念が多少勝ったのか

私はなかなか大事なブブンを公開せず、
期待ばかりを膨らませてしまった結果

なんと
『小虎郎』🐯という名前が
決定されていました。

(母は、寅年に息子を産むからには、
小虎郎と絶対に名付けたかったらしいです。。
ちなみに、これも響きで採用されました。)

そして出産ギリギリに"女"という正体を明かしてしまった私。

母は、女の子でも小虎郎と名付ける気満々だったのですが、それを聞いた母の親友が駆けつけて、絶対にやめろ!!!!!と言って一緒に考えてくれたそうです。

たーちゃん(母の親友)。。。
本当に、本当にありがとう。恩師。

それから母は「たーちゃんがそんなに言うなら...」といって
ひたすら50音を並べ、声に出して
名前を探ってくれたらしいです。

母はそもそも女の子だった時のことなんか想定してなくて、へんに意味を焦って付けるようなことをしませんでした。

これも運命だ。として受け止めて

今、生まれたばかりの私にぴったりな名前をたくさん考えて付けてくれたのです。

名前をたくさん考えてくれた、るみさん。(母上)
"小虎郎"の命名を阻止してくれた、たーちゃん。
いままで沢山名前を呼んでくださった友達、先輩、後輩、先生、恩師の方々。

改めて、本当にありがとうございます。


さいごの、おまけ

ご覧頂きまして、本当にありがとうございます。
このnoteがあなたの名前について振り返るきっかけになったら嬉しいです。

名前や生い立ちを思い出すことで、ちょっと笑えたり、ちょっと泣けてきたり、今だからこそ味わえる新しい感覚があると思います。

私は、今回のnoteを通して、
改めて周りの人への感謝の気持ちに気がつきました。

そして、もっと自分を大切にして、周りの人もさらに大切にしていきたいなと思うのです。

是非、幼少期のあなたを除いてみて、教えてくださいね☺︎


p.s.
現在デザイナーとして活動しています。
他にもデザイナーっぽいことを
発信していけるよう頑張っておりますので、
他のnoteも楽しんでいただけたら嬉しいです☺︎
これからもよろしくお願いします 🌱

■ noteはこちらからご覧ください ↓💁‍♀️


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