Iam/maIの目指す場所 [コスチュームジュエリー]
コスチュームジュエリー、この言葉をご存知ない方も多いのではないでしょうか?
作家コマツがとってもとってもとっても思想やデザインに影響を受けていて、知れば知るほど魅力的なジュエリーのジャンル
Iam/maIの目指すべき場所でもあります
そんなIam/maIのブランドの根幹に大きく関わる<コスチュームジュエリー>についてお話したいと思います
コスチュームジュエリーとは?
コスチュームジュエリーとは高価な宝石や金・プラチナなどの貴金属を使った制限のあるジュエリーとは違い、ガラスやプラスチックなどの人造宝石と、合金などから作る制限のない「イミテーション」のジュエリー(アクセサリー)のことを言います
イミテーションとは模造品という意味
模造品という言葉だとパクリなの?🥺と眉間にシワがよってしまいそうですが、そうではないのです
コスチュームジュエリーの歴史を読み解くと、イミテーションであることの素晴らしさがわかります
ではコスチュームジュエリーが生まれた背景についてご紹介しましょう
生まれた背景
時は1918年の第一次世界大戦が終結した頃まで遡ります
世界大戦が終わったことにより窮乏(きゅうぼう)生活を耐えた人々は贅沢や娯楽を強く欲していました
夫や恋人が戦争で死んでしまった女性たちは余儀なく働かなければならず、それはやがて女性の独立心を生み出し、女性の社会進出につながります
それまではコルセットで腰をぎゅうぎゅうに縛り、ふわっふわのドレスに身を包んでいた彼女たちはそれらを脱ぎ、自由と自立を獲得していくのです
自由を得た女性たちにココ・シャネルが贈ったもの
そんな女性たちへ、”ギャルソンヌ”と呼ばれるボーイッシュなスタイルを届けたのが、シャネルの創始者ココ・シャネル
ココ・シャネルは、今までのボリューミーなドレスではなく動きやすいシンプルな実用性と機能性を備えたドレス、そしてそれに合わせるように今までの宝石を使う高価なジュエリーから脱却した斬新なものを世に出しました
ココ・シャネルのジュエリーは、ダイヤを中心とする本物の宝石にフェイクだけども美しい色とりどりのガラスや模造真珠を混ぜたデザイン
偽物と本物を同列に並べることで今までのジュエリーよりも手頃な価格でありながら今までの概念を覆すほどで、ヨーロッパやアメリカの自由を求める革新的な女性たちに圧倒的な支持を得ます
また、シャネルだけではなく、ディオールやスキャパレリといったブランドも活躍し、それがコスチュームジュエリーの先駆けとなりました
この頃の服装は、レオナルド・ディカプリオ主演の<華麗なるギャツビー>がわかりやすい映画ですのでよかったらぜひご覧くだされ👀
女性の背中を押すジュエリー
女性の進出とともに歩んだコスチュームジュエリーは「大人の女性へ遊び心を」をコンセプトにしたIam/maIが理想とする形
コスチュームジュエリーの歴史からインスピレーションを受け、天然石とビジューなど対比するパーツを掛け合わせるデザインをよく作るのはここから来ているんです
女性の外見だけなく内面も美しさを高めてくれるような、つけているだけで女性の背中を押してくれるような作品を私も作っていきたいです