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新製品の感想 vol.1
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回は、2023年3月7日・8日に3年ぶりに都内で行われた卓球メーカーの展示会(新製品発表会)で新製品を実際に見た感想を書いてみたいと思います。
展示会が行われる前に各メーカーから新製品情報が出た際に注目した新製品については以前の記事で書いているので読んでない方はぜひ読んでみて下さい。
注目の新製品 vol.1
注目の新製品 vol.2
注目の新製品 vol.3
主にラケットやラバーがメインになると思いますが、展示会前に注目していた新製品は実際にどうだったのか…もちろん忖度なしで書きます!
【ティバー】
今回、ティバーの展示会は行われませんでしたが店頭に入荷したものをラケットのみで球突きした感想です。
まずは「MKカーボン」です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100602630/picture_pc_29481d434fb105fd91bfc9170274ff84.jpg?width=1200)
ティバー契約選手である松平健太選手監修&実際に使用しているラケットですが、アウタータイプで弾みの良さと適度な球持ちのあるラケットでした。
松平健太選手が以前契約をしていたバタフライのラケット「ビスカリア」に非常に近いラケットだと感じました。
「弾み」「打球感」以外にも「グリップ形状」も似ていますが違いとしては「MKカーボン」の方が微妙に硬く球離れが早く感じました。
またグリップの厚みも若干ですが「MKカーボン」の方が厚く感じました。
続いては「MK7」です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100603879/picture_pc_2e942b182fb31784678362a4ffb3066c.jpg?width=1200)
このラケットは木材7枚合板のラケットですが、7枚合板ラケットらしい力強い感じの弾みと打球感でした。
他メーカーのラケットと比べたのは同じ木材7枚合板ラケットでバタフライ「SK7クラシック」です。
比べてみると「SK7クラシック」にかなり近い弾みと打球感でしたが、若干「MK7」の方が柔らかさと弾みがありました。
「MKカーボン」も「MK7」もどちらのラケットも万人受けのよい作りのラケットだと感じました。
【ニッタク】
まずは、ヨネックスと共同開発の卓球シューズ「ムービングエース」です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100686506/picture_pc_92eb2b900d2f52d73202125e5dfccf7b.jpg?width=1200)
実際に試履きしましたが、軽さと足全体を包み込むようなフィット感があり、足とシューズが一つになっているような感覚もありました。
特に踵部分のフィット感が強く動いてもズレることはありませんでした。
また、新衝撃吸収反発素材「パワークッション®︎プラス」が踵部分に使用されているためか、踵部分が若干沈み込むような、モチモチしているような新感覚もありました。
サイズ感としては普段履いているサイズのワンサイズ上でちょうどいい感じでしたが、フィット感の強いシューズなので足の幅が広い人や甲高の人は窮屈に感じる可能性があります。
また卓球ソックスのような厚めのソックスを履く方は特にサイズ選びには気をつけた方がいいかもしれません。
ただ、全体的な感想としては完成度の高いシューズだと思います。
ヨネックスとの共同開発ということもあり、価格は卓球シューズの中では高めの設定になっていますが、フィット感が強めのもので他の人とは被りたく人にはオススメだと思います。
続いては、ラケットの「蒼天」と「暁炎」です。
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どちらのラケットも特殊素材入りのラケットですが「蒼天」はインナータイプ、「暁炎」はアウタータイプです。
他メーカーのラケットと比較したわけではないのですが、展示会で試打をした感想としてはどちらのラケットも癖がなく扱いやすいアウタータイプとインナータイプといった感じでした。
グリップデザインもこれまでのニッタク製とは異なったシンプルで高級感のあるデザインになっています。
特にグリップレンズは握った際に気にならないよう小さいものが採用されています。
また、個人的に「暁炎」の「FL」のグリップ形状は平べったくバタフライの「ビスカリア」に近いと感じました。
「蒼天」の「FL」のグリップ形状は「暁炎」とは異なる丸みのあるグリップ形状でした。
今回発売された「蒼天」と「暁炎」は「彩シリーズ」ということで今後発売されるであろう「彩シリーズ」がどのようなラケットになるのか楽しみでもあります。
今回ご紹介したティバーの「MKカーボン」にしてもニッタクの「蒼天」「暁炎」にしても共通するのは個性のあるラケットというよりは様々なラバーとの相性がよくバランスの良い万人受けしやすいラケットという印象です。
個人的には、特殊素材入りラケットで人気の高い、バタフライの「ビスカリア」や「インナーフォースレイヤー・ALC」に対抗した感じだと思いますが、発売後の動向を注視したいと思います。
という事で、今回はこの春に発売される(されている)注目の新製品を実際に見た感想を簡単に書いてみました。
次回も他メーカーの注目の新製品を見た感想を書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。