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ニッタク「弦楽器シリーズ」の種類と違い


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!

今回は、ニッタクから販売されている「弦楽器シリーズ」と呼ばれるラケットをご紹介したいと思います。


弦楽器シリーズとよばれるラケットには共通して使われている「弦楽器製法」と呼ばれる製造技術があるのですが、これに関しては以前に書いたので、そちらの記事を読んでみて下さい。

【 卓球ラケットに用いられている「弦楽器製法」ってなに? 】

弦楽器シリーズには「バイオリンシリーズ」「アコースティックシリーズ」そして「ビオンセロ」というラインナップがあります。


それぞれの違いを簡単にご紹介したいと思います


まずは「バイオリンシリーズ」です。

【バイオリン】

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木材5枚合板のラケットで、弦楽器製造技術を用いて最初に誕生したラケットです。

このラケットの特徴はなんといっても「しなり」です。

弾みの強いラケットではないのですが、独特の「しなり」がボールをしっかりと掴み回転のかけやすさ、コントロールのしやすさ、そして心地よい打球感が特徴のラケットです。

【バイオリンカーボン】

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木材5枚+特殊素材2枚(アウタータイプ)のラケット。

「バイオリン」に、しなやかで安定感のある「FEカーボン」と呼ばれる特殊素材を組み合わせ、「バイオリン」の良さである「しなり」を残しながら反発を高めたラケットです。

続いては「アコースティックシリーズ」です。

【アコースティック】

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木材5枚合板ラケット。

「弦楽器シリーズ」の中で一番人気のあるラケットで、「バイオリン」よりも板厚が0.4㎜厚くブレードサイズも若干大きくなっています。

なんといっても「弾み」「球持ち」「打球感」のトータルバランスがよく様々なラバーとの相性もいいラケットです。

【アコースティックカーボン】

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木材5枚+特殊素材2枚(アウタータイプ)のラケット。

アコースティックの良さを残しながら威力を高めたラケットで、「バイオリンカーボン」にも使用されているFEカーボンを組み合わせています。

こちらのラケットも人気があり、なんといっても2020東京五輪で3つのメダルを獲得し大活躍した日本女子代表の伊藤美誠選手が長年愛用していたラケットでもあります。

現在は、アコースティックカーボンをベースに伊藤選手がグリップカラーをデザインしたラケット「伊藤美誠カーボン」を使用しています。

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【アコースティックカーボンインナー】

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木材5枚+特殊素材2枚(インナータイプ)のラケット。

特殊素材、FEカーボンを中心板に近い位置に挟んだラケットで「アコースティックカーボン」よりも弾みは落ちてしまいますが、球持ちがよく安定感のある仕上がりになっています。

球持ちは、「アコースティック」>「アコースティックカーボンインナー」>「アコースティックカーボン」。

威力は、「アコースティックカーボン」>「アコースティックカーボンインナー」>「アコースティック」といった順になります。

最後は、「ビオンセロ」です。

【ビオンセロ】

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木材5枚合板ラケット。

これまでご紹介した「バイオリンシリーズ」や「アコースティックシリーズ」は攻撃用のラケットでしたが、このラケットはカット用(守備用)です。

ラケットのベースは「バイオリン」ですがブレードを大きくしてカットでも使えるようにしたものです。

独特の「しなり」を活かしたカット用ラケットになっていて、カットの際は球持ちがよく、攻撃の際は適度に弾んでくれるため、攻守をバランスよくしたいカットマン仕様のラケットになっています。

この「弦楽器シリーズ」、今やニッタクを代表するラケットになっていて、機会があれば一度試打をしてほしいラケットの一つです。

現在は、ご紹介したラインナップとなっていますが、残念ながら廃盤となってしまった「バイオリンカーボンイナンナー」や「テナー」といったラケットもありました。

ということで、いつも通り簡単なご紹介でしたが「弦楽器シリーズ」の違いについて書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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