試打(ラクザXX)
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回は、ヤサカから発売されたラバー「ラクザ XX(ダブルエックス)」を試打した感想を書きたいと思います。
この「ラクザXX」はヤサカから発売されている「ラクザシリーズ」の上位モデルとなるラバーでキャッチフレーズも「シリーズ最高峰の攻撃力」となっています。
他の「ラクザシリーズ」も中・上級者向けラバーなのですが、それを上回るラバーということで展示会でも注目していました。
展示会でも試打をしましたが、後日改めて試打をした感想になります。
もちろん忖度なしで書きます(笑)
まず、試打に使用したラケットはバタフライ「ビスカリア」です。
「ビスカリア」を使用した理由は、特殊素材入りのアウタータイプで試したいと思ったからです。
そして、アウタータイプで試したいと思った理由は「ラクザXX」の特徴としてスポンジ硬度が「47°〜52°」と比較的硬めでありながら、従来よりも気泡が大きく変形しやすい新スポンジを採用していることもあり、アウタータイプの方がより変形しやすいスポンジを活かせると思ったからです。
ちみにラバーの重量はカット前で「73g」。
ラケットが「83g」のもので、ラバーを貼った後が「134g」だったので「51g」でした。
トップシートはテンションが強くかかっていそうで粒がハッキリとしています。
見た目だけだと、VICTASの「V>22Double Extra」に似ていると思いました。
ちなみに、神奈川県にある卓球場「ファンタブル」で卓球コーチをしている小林コーチも「ラクザXX」の試打の感想を書いていて同じことを言っていました(笑)
実際に試打をしてみると、スポンジ硬度よりも柔らかく感じ、ボールの飛び方などは「V>22Double Extra」とは完全に別物でした。
試打をして柔らかく感じたといっても、柔らかすぎるというわけではなく心地の良い食い込みという感じです。
一昔前の、グルー(補助剤)を塗ったラバーの食い込みに近いといった方が分かりやすいかもしれません。
試打をする前は「ラクザX」の上位版かと考えていましたが、全く別物だと思います。
弾み、回転のかけやすさは「ラクザシリーズ」の中では一番だと思いましたが、特に回転のかけやすさを強く感じました。
下回転打ちもやりやすかったのですが、対上回転の打ちやすさは特にありました。
ただ、個人的にはトップ層の選手がフォアで使用するにはもう少し硬い方がいいのではないかと思いました。
中級者〜上級者の手前くらいの選手であればフォアでも十分だと思います。
また、バックに使用するのもオススメだと思いました。
球離れが早すぎるという感じではないので、球を持つ感覚もありながら威力のあるボールを出すことも出来ました。
今回使用したラケットのように特殊素材入りでアウタータイプとの相性の良さは間違いないと思います。
ラバーが球を掴んでくれるため、ラケットではしっかりと押し出してくれる方が相性がいいと思いますが、球持ちを重視したい人にはインナータイプでも問題ないと思います。
これまで発売されている「ラクザシリーズ」との違いもしっかりと出ていて、今後の動向が楽しみなラバーの一つになりました!
ということで今回はヤサカから発売されたラバー「ラクザXX」を試打した感想でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。