展示会の感想(ヤサカ編)
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回も、先日都内で行われた卓球メーカーの展示会(新製品発表会)で実際に新製品を見たり試打した感想を簡単に書きたいと思います。
今回は、ヤサカ編です。
ヤサカから発売される新製品で注目していたのはラバーとラケットでした。
まずラバーは粘着テンションラバーの「翔龍Ⅱ」と「輝龍Ⅱ」です。
現在発売されている「翔龍」と「輝龍」のバージョンUPされたラバー、それが「翔龍Ⅱ」と「輝龍Ⅱ」です。
新製品の情報が解禁された際にラバーの性能数値を確認するとスピン性能がUPしていたので単純に粘着を強くしただけではないかと考えていましたが、実際に展示会で話を聞いたり試打をすると、それだけではないことが分かりました。
もちろんトップシートの粘着はUPしているのですが、それ以外にも「トップシートの厚みが増している」「トップシートの粒形状が低くなっている」など様々な部分が異なっていて更に中国ラバーに近くなった印象でした。
従来の「翔龍」と「翔龍」も中国ラバーなのですが、中国ラバーぽくなく(いい意味で)扱いやすいラバーといった印象でしたが、使う人によっては物足りなさを感じていたかもしれません。
実際に「翔龍Ⅱ」「輝龍Ⅱ」を試打しましたが、これまでの「翔龍」「輝龍」以上に回転をかけやすく感じました。
また、トップシートが厚くなっているとのことでしたが、そこまでの硬さは感じず弧線も高くなり、よりパワーを伝えやすいくなっている印象でした。
後ろに下がってのドライブでは力が必要になるのは「翔龍Ⅱ」だったのに対し、柔らかいスポンジの「輝龍Ⅱ」の方が飛ばしやすかったです。
試打をしてみてこれまでの「翔龍」「輝龍」との棲み分けがきちんと出来ていると感じました。
そして今回の「翔龍Ⅱ」「輝龍Ⅱ」にはこれまでなかったスポンジの厚さ「中」も追加されカットマンの選択肢も広がると思います!
続いてはラケットの「エクスファイバー(UP/FX/GS/)シリーズ」です。
それぞれのラケットに使用されている特殊素材が異なるだけではなく板厚も異なる作りとなっています。
「エクスファイバー GS」には硬さの中にも柔らかさがあり適度な反発力のある「グラスファイバー」、「エクスファイバー FX」には木材由来でありながらグラスファイバーよりも強くカーボンよりも軽くて吸収性のある新素材「フラックスファイバー」、「エクスファイバー UP」には軽量で非常に高い衝撃耐性があり防弾チョッキなどにも使用されている「超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)ファイバー」が使用されています。
実際に使われている素材の見本もありました。
ラケットを試打をした感想ですが個人的に一番扱いやすかったのはグラスファイバーを使用した「エクスファイバー GS」でした。
硬すぎず柔らかすぎず、適度な弾みと安定感がありちょうどよく感じました。
「エクスファイバー FX」は木材の打球感に近く回転をかけやすく自分で打っている感覚がしっかり感じられるラケットでしたが個人的にはもう少し弾んでほしいと感じ「エクスファイバー UP」は威力抜群のラケットでしたが練習をしていない私からすると扱いが難しく感じました。
ただ、どのラケットも明確な違いがありプレイスタイルによってラケット選びがしやすいと思います。
メーカーの方の話では、今回の展示会で試打をした人に好みを確認すると、どれか一つに人気が集まるというわけではなくそれぞれ均等に人気があり、どのラケットも高い評価だったそうです。
今回の「エクスファイバーシリーズ」はそれぞれのラケットに明確な違いがあり、価格も特殊素材入りラケットの中では抑えめなことも高いポイントだと思います!
そしてもう一種類ラケットが数量限定で発売されます。
それが国内では正規に販売されていなかったラケット「アトレティコ パワー」です。
このラケットは「リゾネイトシリーズ」の原型となったラケットで同じ特殊素材を使用した「リゾネイト AI」よりも板厚が「0.2㎜」薄くなっています。
こちらも発売が楽しみです。
ということで今回はヤサカから発売される注目の新製品を展示会で見たり試打した感想を簡単にご紹介しました。
展示会では、お忙しい中ご対応いただき、ヤサカの社員の皆さんありがとうございました!
ちなみにヤサカの展示会では、マシュマロをゲットしました!笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。