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らんま1/2の再アニメ化について今のうちに言えることを言う

©高橋留美子/小学館

2週間ぐらい前、らんま1/2の完全新作アニメが発表されたのは記憶に新しいと思います。

私はドンピシャ世代ではありませんが10代のころにドハマリし、高橋留美子作品の中では1番好きな作品です。
旧アニメも後追いで見たのでらんまの声優さんたちにも強い思い入れがあります。

新作アニメに関して「令和の時代にちゃんと放送できるのか!?」という声が各所から聞こえていますが、
今回はそういった話を抜きにして「どういうストーリー構成なら理想的なアニメ化か」ということを語りたいと思います。

考えられるアニメ化パターンについて

 アニメ化として考えられるパターンは大きく3つに分けられます。

パターン1:映像化していないエピソードをTVアニメ化

 実はらんまの旧アニメって最後までやっていないんですよね。22巻の話で一区切り、後はOVAで一部エピソードだけ映像化されています。
 全38巻もあるのでストックは十分ありますし、アニメ化が望まれているエピソードもあるので需要は高いといえるでしょう。
 問題点としては新規層の入り込む隙がないということです。既存ファンだけでもやっていけるコンテンツではありますが、それでも限度はあると思います。少なくともうる星のような4クール放送は難しくなってしまう気がします。

パターン2:完全リメイクで1からTVアニメ化

 こちらのパターンを予想している人が多数かと思います。メリットとしては新規層が入ってきやすいことが一番大きいでしょう。というか往年の名作のアニメ化って若い世代への知名度を上げるのが主目的で作られていると思いますし。
 デメリットは原作のピックアップが難しいという点です。らんまはうる星以上に連続性の高いエピソードが多く、それがキャラ登場回だったり超人気エピソードだったりするので、話を削りづらいのではないかと思います。特に新規層へのアピールだとすると主要キャラの初登場回に偏ってしまい、らんま本来の魅力が伝わらない可能性もあります。

パターン3:OVAまたは劇場版

 確かまだTVアニメ化とは名言されていなかった(違ったらごめんなさい)ので、単発で新作をやる可能性もあります。
 1話あたりの尺とか、1クールたりの構成とかを気にせずに作れる分、単純な映像作品の出来としては一番期待できるかもしれません。
 デメリットを挙げるとしたら全キャラの出演が望めないことでしょうか。らんまの原作ってキャラクター全員集合みたいな回はあんまりありませんし。キャラファンからすると不満が出るかもしれません。

各パターンのベターな構成

 以上を踏まえ、上記3パターンでベターな構成はどうなるのか考えてみました。

パターン1:旧声優で続編2クール!

 続編であれば既存ファン向けとなるので、声優交代も必要ないと思います。
 内容としては1話で全体的なおさらいをして、ラストはのどかとの決着を付ける構成にすればよいと思います。
・海千拳山千拳(10話)
・早乙女家温泉旅行(1話)
・バストバトル(5話)
・のどか編完結(9話)
 アニメ1話で原作3話分ぐらい使うとして、のどか関連の話を全部合わせても1クールはいきません。後は各キャラのメイン回やあかり、小夏等を登場させてあげたらいい感じの続編になるのではないでしょうか。

パターン2:1からリメイクで4クール!

 この場合は声優も一新したほうが良いと思います。せっかくリメイクするわけですし。
 ですが欲張ってサフラン編までやることは避けるべきです。4クールだと頑張っても20巻ぐらい。それ以上だと無理が生じる…というか結局望まれている話のアニメ化が見られずに終了してしまうと思うんですよね。
 そうなるぐらいなら中盤の話で最終回を迎えさせ、続編を期待させる終わり方のほうがマシだと思います。たとえそれで未映像化のままの話が生まれたとしても。
 4クール目のラストに持ってくる話はパンスト太郎編、ハーブ編、真之介編あたりが良いのではないでしょうか。(後者2つは24~26巻の内容ですけどそこはちょっと中盤の話を飛ばすとして…)
 特に真之介編は初期から続いてきたらんまとあかねの関係にピリオドを打つのに十分すぎるほどの傑作ですし、初見時は「これもう最終回じゃん…」って思ってしまうほどでした。

パターン3:あの話をOVAor劇場版で!

 正直このパターンでやってほしい話は2つですので、具体的に挙げます。
 OVAなら年の数茸編。単純に多くのキャラに出番があり、ギャグも冴えているので是非みたいんですよね。話も無限に広げられそうですし、のびのびとした作品になるのではないでしょうか。
 劇場版ならハーブ編。キャラは絞られてしまうのですが、1本のストーリーとして熱いんですよ。アクションシーンもあって最後の余韻も素晴らしく、劇場版向きの話だと思います。尺は100分ぐらいあれば良いでしょうかね…?

最後に

 後半は完全にただの妄想でした。
 まぁ、色々情報が出たらこんな妄想をひけらかすこともできませんから…。
 本当の理想は1からリメイクでちゃんと1から10までやることですけど、さすがに難しいですよねぇ…。


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