おじさんと、わがまま姫と、獣の私
ここ最近、自己分析をしている過程で自分の中に小さな小人が住んでいることに気付いた。この記事では、その私の性格の部分を表現している「小人たち」について紹介することにする。
その小人たちは、今のところ3つ確認できている。丁度この記事の上面にあるのが、とある友人にデザインしてもらったその3つの小人たちのイメージ図である。
※なお3つの小人たちー私の小さな分身は、目に見える形で実在するものではなく、私が自分自身の内面について整理するために、私の性格の部分を可視化して表現しているものとする。そしてこの3つの小人たちが発動するときに、私の内面が「態度」や「行動」へと表面化し、他者との関わり方に影響を与えているものとする。
私はその3つをそれぞれ①おじさん、②わがまま姫、③獣、と命名することにした。以下に、それぞれの特徴について述べていきたい。
①おじさん
【特徴】
・一人称が「わい」または「わし」。
・本質は男。自分が人間の女性である事実を忘れている。
・若い女の子を見ると嬉しくなる、同時に緊張もする。
・常日頃から一緒にいる女性を守らなきゃ、という使命感に駆られている(結果、守れていない)
・女の子によく「かわいいね~」という。お世辞ではなく本当に「可愛い」「愛らしい」と思っている(←ここ重要)
・時折おじさんのようなうめき声をあげる。
・今起きたばかりであるかのような格好で外を歩き回る。1人で行動する時は身だしなみに無頓着。
・たまにヤケ酒に走る。よく食べる。
・寛大(であろうと努めている)。相手から何か引っかかることを言われても、怒りをあらわにすることは少ない。
・平和にやり過ごしたい、皆と仲良くしたい。
・基本的に譲渡的な姿勢。
・突拍子もないタイミングでくだらない冗談をこぼす。
・尊大なのかと思いきや、意外と小心者。
Q.①が発動している時、他人からはどう見られていると思うか。
A.優しく人当たりが穏やかな、そして角の少ない人物として見られていると思う。あまり内面の性格が表面化しないが、主張の少なそうな見た目と裏腹に時々しょうもない冗談を言うため、面白い一面を持った人物と印象付けているように思う。
②わがまま姫
【特徴】
・本質は5歳児の私自身。※最も私の内面をよく現わしているように思う。
・基本的に精神年齢が幼い。振舞いも幼い。
・注目され、褒められたい、認められたい、「可愛い」といわれたい承認欲求のかたまり的存在。
・自分に優しくしてくれる人、愛情を与えてくれる人には思う存分に甘える。
・見栄っ張りで気取っている。
・プライドが高い。気位だけは所謂「箱入り娘」。おとぎ話の世界で生きている(つもりになっている)。
・構ってもらえないとふて腐れる。
・いつも怒りっぽくて攻撃的、そして泣き虫。
・自分が正しいと思った考えは譲りたくない。
・可愛らしいもの(小花柄、ピンク色、ふわふわしたもの)を好む。
・いつ何時もヒロイン的存在、きれい所でありたい。
Q.②が発動している時、他人からはどう見られていると思うか。
A.年相応か、少し幼い無邪気な、そして感情の起伏が激しい少女のように思われていると思う。場合によっては少し取っつきにくい、高飛車で頑固な印象を与えているかもしれない。
③獣
【特徴】
・野生の本能がむき出しの状態。そこに理性は残ってない。
・「怒り」が全ての原動力。
・発動頻度は上記2つより少なめ。しかし何かスポーツをしている時や、何かに対して強い怒りを感じた時に発揮される。
・発動している時は衝動的に行動する。イノシシのように一直線に突進していきがち。
・最も自我を開放している状態。
・集中力、攻撃力が3つの中で最も強い。
・良い意味で周りを気にしなくなる。自分しか見えなくなる。
・目で相手を殺せるほどの威力がある(と信じている)。
・うめき声(おじさんの発動時と同様)
Q.③が発動している時、他人からはどう見られていると思うか。
A.「The怒り」がはっきりと表面化している。本能のままに圧倒してくる動物のような存在と思われているように思う。(時々「怖い」と思われているかもしれない)
上記3つはそれぞれ強い個性を持っていて、普段の私として表面化していまる。そしてお互いに矛盾した点を持っている。①おじさんのように寛大で平和主義な面を持っている一方で、②わがまま姫のように怒りっぽくて短気な一面も持っている。その矛盾点も含めて”私”なのだと思う。
自己分析は、自分の内面を擬人化してみると面白い。今のところ小人の私は3人発見されているけれど、今後他にも新たに新種が見つかるかもしれない。
P.S イラストを描いてくれた友人へ、感謝を込めて。