4月21日〜22日 旅

7:00
社会人1年を過ごし切った節目の月に、大好きなお洋服だけを身に纏ってふらりと鎌倉へ。
ふと、頂いたminäのバッグを初めてお外に出してあげるのは今日かなと思い、おともに連れて行く。まだちょっと背伸びしている感じはするけれどなんだか口元が綻んでスキップしたくなる。

10:00
久々の鎌倉、始まりはやっぱりレンバイへ。
長年恋焦がれていたdaily by long trackのアイスサンド、ようやくタイミングが合った。苺マスカルポーネをひとりもぐもぐ。想像の3倍でかいけどとってもおいしい。


11:30
のんびり歩いて、これまた恋焦がれていたPom pin cakesへ。4月と言ってももう陽射しは強くてぽかぽかしているからだを冷ますため、酸味の強いアイスコーヒーとまっしろなエンジェルなんとかシフォンケーキを。今日の私の服とおんなじまっしろ。
ふわふわもっちり、きぶんもふわふわもっちりまったり。

13:00
ふらーーーっと海へ向かう。きゅんと冷たいベリーソーダを持って、時々ぼーーっとしながら「海のふた」を読んだ。"1日のことを、1日分だけして暮らしたい。"私が言葉にしきれなかったことがいとも簡単に言葉にされていた。本読んで、ぼーっとして、歌っていたら少し眠くなってきた。

15:20
本日のお宿、Hotel aiaoiへ。
朝から歩きっぱなしで、そういえばお昼ご飯も食べてなかったな。しょっぱいものの気分だ。
少しお部屋で息を整えてからカフェへ行こう。

今、冷たいチャイと白味噌とクリームチーズのマフィンを待っています。ぼーっとしすぎて眠ってしまいそうなので、今日のことを書いています。
ここをあとにしたら、大好きなひととの晩餐会へ行きます。久々に会えるのでとても楽しみです。

23:00
深まった夜の江ノ島電鉄に揺られ、宿に帰ってきた。
お部屋の小さな小窓から、雨ふる鎌倉の夜空をぼーっと眺めている。
まだもう少しだけ、こうしていよう。

7:00
朝、昨日使った傘を宿主さんが乾かしてくれていた。
心はじんわりと温かいけれど、身体の方は春といえどもぽかぽかと暑いくらいに感じたので冷たいコーヒーを頼むことにした。
お部屋に近づいてくる氷のぶつかる音に心躍った。この音の耐久BGMがあったら夏が終わるまでずっと聴いているかもな。
レンバイで素通りできなかったサイズ感おかしいでっかいシナモンロールもぐもぐしながら思った。

10:00
宿を出て、海を歩いて、森を歩いた。
いってみようかなと思っていたお店はどこも閉まっていて、まあそれもいいかとたくさんたくさん歩いた。

14:00
たくさん歩いて、ふと思い出したかのように珈琲綴さんに足を運んだ。
地図にうまく表示されなくて迷った。雨の中、どんどん深くなり、道という道がなくなっていく森に少しの恐怖を感じつつ、なんだか落ち着く温かさを感じたのはなんだ?
そんなこんなでたどり着いて飲んだ、ブレンド足跡のアイス珈琲。
とても衝撃的だった。私の好きな味だったから。
初手の華やかさとも力強さともまた違う、酸味もくどさもない苦味とどしっとした存在感。後には渋さではなくカカオのような芳醇さがあって、だけど記憶に鮮明に印象的に残るというよりかはずっと隣にいてほしい、地味で落ち着きのある、そんな感じ。しっかりと根を張るような、地に足ついたような、そんな珈琲だった。

24:00
家に帰る前、新しいペンを買った。
好きな字が書けた。書けたのだ。
2024年、4月22日、午後24時過ぎ。ついにこの時が来ました。
これで部屋に山積みになっていた真っ白なお気に入りのノートたちに文字を綴ることができる。


ここからまた、はじまるのか。

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