ほどほどのおとな

大人になるって加減を覚えることなんじゃないかと思う。
”ほどほどに”ってやつ。

約1年前、入社した頃のワークシートが出てきた。
社会人とはなにか、大人とはなにかという問いに対して、"責任を自分で持つこと"と書かれていた。多分私がここで使っているのは”自分を犠牲にする覚悟を持つ”と言う意味での責任だと思う。だいぶギラギラしていて乾パンくらいお固い。

最近はなんとなくわかってきた。
ほどほどが大事なんだって。責任感や覚悟を持つのもほどほどでいい。
出来ないことを出来るようにするまでの過程もほどほどでいいし、人に、自分に優しくするのも、怒るのも、期待するのも、ほどほどで。
0か100かしかない私は1度諦めた道だけど、なんだか今なら出来る気がするんだ。
だって完全にほどほどにならなくていいんだもの。0か100かをほどほどにして、ほどほどもほどほどにすればいい。

私も少しは大人の仲間内につま先あたりをつっこめるようになったのだろうか。
私たちは常に大人になり続けていくし、大人には際限がないんだろうな。
私はどのくらいの大きさで、どんな形で色をした大人になるんだろうか。
楽しみだなあ。

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