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【スターバース環境】アルセウスカイリューについて【崩スタ+化石採用】

初めに

初めまして、いあると言います。
今回はタイトル通り化石(珍しい化石)+崩れたスタジアムを採用したアルセウスカイリューを紹介しようと思います、よろしくお願いします!
先に注意なのですが自分は基本1人回しや友達とのプレイを中心とした所謂エンジョイ勢になります。りんさん(@w_rinchan)主催のサークル「りんのポケモン通信」に所属しており、その中で環境についての勉強はしていますが、もともとスタンダードでカイリューを使いたい!という考えのもと作られたデッキであるためそこはご了承した上で読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

アルセウスカイリューデッキとは


カイリューVの下技を使うために必要な重めのエネルギーをアルセウスVstarの技によるエネ加速で補うデッキになります。カイリューは技ドラゴンゲイルで自分ベンチポケモンにも20ダメージが入ってしまうものの250ダメージ、こだわりベルトなどと組み合わせれば280ダメージを比較的容易に出すことができます。その為スターバース環境の顔とも言えるアルセウスVstarを一撃で倒せることもあり、なかなか環境にマッチしたポケモンになります。Twitterなどで調べてる感じでは裏工作のインテレオンラインと組み合わせたデッキが多いのかなと言う印象です

白馬バドレックスとの差別化

250(280)ダメージと聞くとこちらのポケモンを思い浮かべる人の方が多いと思います。アルセウスと組み合わせたり単デッキだったり、補佐するポケモンもビーダルだったり裏工作だったりと色々ありますが基本的には、
頂の雪道などの妨害カードと合わせながら高耐久ポケモンを押し付けつつ、Vstarをワンパンできる火力で殴ることができる
これが白馬バドレックスの大きな強みであり、前半部分はカイリューにできない要素だと思います。白馬バドレックスは上技で中打点を自前で出せる、Vmaxによる高耐久など妨害カードと相性が良い要素が揃っており、カイリューが雪道などの妨害カードを採用しても真似することがほぼ不可能だからです。ではカイリューVが白馬バドレックスに勝る強みとは何かを考えた結果、
・種ポケモンであるため準備がしやすく少ない枠で済むこと
・技の連打性能が高いこと
この2つが大きく、この部分を活かしたデッキとなると
早いターンでサイドを取り切るアグロデッキ
になると思いました。その為捲り性能は大きく落ちますが雪道採用をやめて、同時に雪道と相性がいいが展開に時間がかかり、カイリューの技と相性の良くない低耐久なメッソンを場に出さないといけない裏工作軸を不採用にしました。
別にエンジョイデッキなら差別化する必要ないのでは?と思う人もいるとは思いますが、環境デッキと動きが大きく被るのは相手に対策がされやすいことや、そもそも裏工作はメッソンが場に出ていないとなかなか安定しないことからカイリューが技を打ちにくくて活かしにくい要素になり、自分の中でこれ白馬でよくね??ってなりはじめてそれが嫌だったからと言うのが大きいです。

珍しい化石+崩れたスタジアムギミックの採用理由


珍しい化石+崩れたスタジアムのギミック(利点)について簡単に説明すると、
ベンチを埋めた後に崩れたスタジアムを貼ることによりクロバットVやネオラントVなどの負け筋になりやすいポケモンをトラッシュに送ることができる
になります。これだけだと崩れたスタジアムのみでもできることではありますが、化石を採用する利点として
1.化石をトラッシュしてベンチを開けることができる
2.とりあえずで出せる
3.化石の進化先を採用できる
4.サイド1枚のポケモンの傘増し
この4つが挙げられます。1と2のおかげで珍しい化石はギミックとして採用するのならばアグロデッキととても相性が良いカードになっていると思います。
1はクロバットやネオラントがベンチが埋まってるせいで使えないと言うことがなくなります。それに加え崩れたスタジアムを貼ってからでもクロバットを使える為、雪道を剥がすために崩れたスタジアムを貼ったらクロバットが出せないということがなくなったり、クロバットで引ける枚数が増えると言った利点があります。
2はまた雑な説明を…となるとは思いますがそれが利点です。非ルールのポケモンは体力が少なかったり出したくない(残したい)場面があったりとクロバットなどで引く枚数やサポートの選択に制限をかけるカードが多いですが、珍しい化石は場に出してから必要なければトラッシュすればいいだけなので雑に使用することができます。また、バトル場でもトラッシュできるので入れ替えを使ってから博士の研究だったり穴抜けの紐を使った場面でのとりあえずの引き先として出すことができます。
3と4に関しては環境のメタによるかなとは思います。3は使いやすい進化先として2枚ありますが、デッキの根幹に関わることではないので採用した方のポケモンをデッキ内容で説明しようと思います。4はミュウVMAXデッキの後1メロディアスエコーを考えると雑に投げれるサイド1枚のポケモンはそれだけで価値があると思いますし、確実に逃げれる壁になるので相手の妨害で入れ替えを引けないかもしれないなどの心配をせずに出すことができます。
逆に化石ギミックを採用するデメリットとして
・サーチする方法がほぼない、ベンチを埋めるのに複数枚必要な場面が多い為基本4枚採用しないといけない
・技が打てず基本進化するわけでもないポケモンが入るのと同義
・対戦準備の時点で場に出すことができない
・グッズやトレーナーズロックで場に出すことすらできなくなる

などがありますが簡単に言うと強みの少ないカードに多く枠を割く分デッキのパワーが落ちるでいいと思います。今回のカイリューアルセウスでは多少デッキパワーが落ちても
・ベンチのポケモンをトラッシュして負け筋を減らしたい
・初動や手札事故の時に差し出せるサイド1枚のポケモンが欲しい
・デッキの根幹に関わるものではないが副次的なメリットがある
ことからこのギミックを採用することにしました。正直カイリューVのようなベンチをあまり展開したくないアグロデッキじゃなければ、立ち回りが簡単になることはあっても他のカードより優位になるような点はあまりないと思います()

デッキ内容について

デッキが見たいだけなんだよ!と言う方はお待たせしました。

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こちらになります。ゲームプランは基本アグロ、意地でも先行を取って先殴りから最後まで殴りきるのがコンセプトなのでじゃんけんの練習も必要になりますね。
採用理由の説明も言語化の練習のためにある程度書いていきたいと思いますご了承ください。

アルセウスVstarライン 4-3
デッキの循環器でありエースでありエネ加速装置。相手のデッキによっては3枚のアルセウスの耐久を押し付けるために使うこともあるので4-3で採用。

カイリューV 2
メインポケモンであり相手のVstarをワンパンするためのポケモン。環境デッキにアルセウスVstarが多いことからも2枚採用。非ルールデッキにはベンチポケモンにダメージが入るのが洒落にならないので基本使いません。基本エネのみのアルセウスVstarを相手にする場合こだわりベルト込みでこちらもワンパンされてしまう為、お守りかキルクス温泉でダメージの調整をしないといけないため注意が必要です。

クロバットV、ネオラントV 2-1
1ターン目からしっかりデッキを回したい為多めの採用。クロバットが多いのはデッキと相性が良くアルセウスでエネルギーを圧縮してから山を掘れる為、中盤以降も腐りにくいからです。できればネオラントももう一枚増やしたいが初手事故確率これ以上上げたくない…

バイウールV 1

ダブルターボと噛み合い種ポケモンとしては高い耐久を誇り後半なら火力も馬鹿にならないサブアタッカー。耐久的にカイリューよりこっちを取る理由がないのでボールでサーチできるベンチ埋めとして使うこともあります。おまけにこのポケモンの特性実は「相手の技のダメージ」ではなく、「技のダメージ」なのでカイリューの技でダメージ入らないんですよね。このデッキとの噛み合いがすごい。ただ使わないこともあるしメタモンもいるので1枚のみ採用です。

ウオノラゴン 1

裏工作を採用する非ルール、特に連撃テンタクルを意識しての採用。アルセウスでネオラントを育成しつつウオノラゴンを準備して、相手のカラマネロが前1枚の状態でアクアリターンで倒しつつウオノラゴンを前に出すことができれば相手はボスや穴抜けの紐を使わないと裏工作を使用できなくなります。テンタクルは裏工作に頼ってることもありボスや紐が1枚以下のことが多く、イージーウィンが狙いやすいです。替えがきかないカードですが採用理由がピンポイトなため1枚採用です。

クイック、ハイパーボール 4-4
進化ポケモンがアルセウスVstarのみなことからおこうは不採用、クロバットやネオラントを採用してるので中盤引いても強く使えるので4枚ずつ採用です。コストは不要と判断したポケモンをいざとなったらメタモンで戻せるためよくトラッシュします。

入れ替え、穴抜けの紐 2-2
初動で入れ替えたい状況もあるので合計で4枚採用。2ターン目にスターバースで入れ替えるカードを持ってくる時、前か後ろか殴りたいポケモンを選びたい場面があるのでサイド落ちケアで2枚ずつ

こだわりベルト、大きなお守り 2-1 
どちらも確定数をずらすために採用。ベルトは基本カイリューかアルセウス、大きなお守りはアルセウスかバイウールーに貼るとチェレンで複数回使える可能性があります。お守りはサイドを取る助けにはなりませんが、最速でサイドを狙っていく関係上相手の攻撃を1発耐えることが勝ちに大きくつながる為大切に使いたいカードになります。

珍しい化石 4 
採用理由は上記で説明した点がデッキとマッチしているからです。サーチできない点と雑に使えるところから4枚採用です。

博士の研究、マリィ、ボスの指令、キバナ 3-2-2-1
安定のサポート枠ですがネオラントがいることと他のサポートを多く採用してることから本当に最低限の枚数で採用です。

ダンデ 1
 
ベルトの傘増しかつネオラントで持ってこれるカードとして採用。カイリューにお守りを貼りつつアルセウスVstarをワンパンしたり、ベルトと同時に使用することで310までダメージを伸ばしてお守りのついたアルセウスを落とすこともできます。

チェレンの気配り 1
非ルールや中打点のデッキに対して一度回復を挟まないとサイドレースで勝てなくなることが多い為採用。勝ててる試合のダメ押しや負けそうなデッキの誤魔化しにかならないことも多いので悩んでる枠です。

冒険家の発見 1
ネオラントからアルセウスVstarに繋がり場の展開にも大きく貢献できるカード。強いけど確定サーチするポケモンがいることと複数回使いたいわけではないので1枚のみ採用です。

崩れたスタジアム、キルクス温泉 2
雪道に非常に弱いデッキな為スタジアムは厚めに4枚採用。崩れたスタジアムは化石と合わせたギミックで負け筋を減らしたりマリィと合わせて妨害に使い、キルクス温泉はカイリューがアルセウスVstarにワンパンされないように使います。崩れたスタジアムはギミックに関わりますが貼りたくない場面がたまにあり、キルクス温泉がVMAXやVstarの多いと見てる今の環境だと中盤以降はあまりデメリットなく使えることから2枚ずつの採用です。

水エネルギー、雷エネルギー、ダブルターボエネルギー 5-3-3
基本エネルギーは初動で触りやすくするためとトラッシュかサイドに1枚落ちても基本エネ+ダブルターボのアルセウスで2体分加速できるように8枚採用で、そのうち雷エネルギーが3枚なのはカイリューの技の関係でサイドトラッシュ落ちを2枚分考慮したかったからです。ダブルターボはなんとしてでも貼りたい初動はスターバースで、それ以外の欲しいタイミングはキバナや圧縮したデッキにクロバット使うことである程度狙って引けるため3枚採用。後半キバナを使ってないとエネが足りなくなることがあるためできれば水エネルギーをもう1枚増やしたいです。

不採用(選択枠)カード

ワタシラガ
1枚しか採用してないサポートがとても多い為相性はかなりいいです。ダブルターボで逃げれるのも利点で2枚目のネオラントを入れれるとした時の選択枠かなと思います。
クワガノンV
雷エネルギーが使えるVデッキでは優秀なグッズロック+削りができるポケモンですが、Vstarを相手に想定した場合削りがあまり必要ないこと、雪道を採用せずマリィなども少ない為妨害しきれないこと、サイド2枚のポケモンがメインアタッカーである為取られるサイド2枚の負担が大きいことからあまり使いたい機会がなく、他デッキでよく使われる非ルール相手にはウオノラゴンやチェレンでなんとかできると判断して不採用にしました。

メロン
初動でエネが貼れなかったりトラッシュされたりした時のリカバリーをするカードですが、エネが多めに入っておりリカバリーを考慮するより入れたいカードが多かったため不採用にしました。変えるならキバナかチェレンだと思います。枠が空いたらまず採用したいカードです。
タフネスマント
大きなお守りとの選択枠です。利点としてはスタートのアルセウスに貼って進化前に落とされにくくなったり、最終盤ではカイリューかバイウールーが前に出やすい為そこでの耐久に若干差が出てきます。明確に変わるのがバイウールーがテンタクルに8枚要求できるくらいしか思いつかず、カイリューに貼るのはベルトが大半でアルセウスの攻撃を耐える分にはお守りで十分と判断した為不採用にしました。

立ち回り

立ち回りと言ってもガッツリと環境デッキに立ち向かう!という考えでデッキを作ったわけではないので個々の解説は少なめにしていきます。
初動はアルセウスを展開してエネルギーを張ることが大切です。メロンを採用しない場合はここのリカバリー方法がない為多少無茶なクロバットを使ってでも貼りに行きます。後攻の場合とミュウVMAX相手は化石を前にして番を返したいです。2ターン目にサイド2枚を取れるかで大きく変わってきます。他のデッキに比べてアルセウスVstarと後ろのVポケモン以外に準備しないといけないことが少ないのでダンデやボスが使いやすいです。もちろん状況よりますが、進化前のV>クロバットなどのサポートV>サポート非ルールくらいの優先度で取りに行けるポケモンを取りに行きます。その後はVstarメインなら2-2-2、VMAXは2回殴り想定の2-3-1狙いで基本的にサイドを取っていきます。

終わりに(次環境のカードリスト込みの話)

ここまで読んでくださった方がいましたら本当にありがとうございました!
次環境ではVstarで魅力的なポケモンが増える分カイリューアルセウスとしては戦いやすいデッキが増えるかなと思います。ツツジに関してもこちらが使うかはともかく、相手に使われたとしてもこちらのアタッカーは技を連発しやすく止まりにくい為他のデッキに比べて影響が薄いのではないかなーとは思います。それに加えてディアンシーの登場は大きく、種が主体のこのデッキだとディアンシーで守りやすく、クロバットやネオラントスタートの確率も減らせるので強化が期待できるのではないかなーと思います!まぁディアンシーを入れる場合まず抜けそうなのが今回メインで書いたと言ってもいい珍しい化石なわけですが…()
改めて読んでいただきありがとうございました!もしカイリューが好きだ、スタンダードで使ってみたいという人のお役に立てたなら嬉しいです。
質問などあればTwitterいあいある(@nozomitm)までDMください(これいつか書いてみたかったんです)!それでは失礼します。

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