【Davinci Resolve】メディアページの使い方
こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。
今回はDavinci Resolveの使い方についてまとめます。記事中には私個人の偏見や認識の誤りも含まれていると思います。その点のご理解のほど、よろしくお願いいたします。
序文
プロジェクト設定と環境設定
メディアページの設定には2種類の設定が存在する。
メニューのDavinci Resolveにある「環境設定」と、右下の設定アイコンをクリックすると表示される「プロジェクト設定」の2種類である。
プロジェクト設定
プロジェクト設定で重要なのは、「マスター設定」のタイムラインフォーマットである。
この内、「タイムライン解像度」と「タイムラインフレームレート」がポイントとなる。
タイムライン解像度とタイムラインフレームレートは素材とは関係がなく、書き出す動画のものとなる。無償版の解像度は4Kまで対応しており、有償版では16Kまで対応している。
フレームレートは映画などでは24FPS、YouTubeなどで使われるのが30FPS、更になめらかなものとして60FPSなどが良く使われる。「インタレース処理を有効化」にチェックを入れると、放送用のフィールドレート59.94FPSが使えるようになる。
環境設定
環境設定にはマシーンの設定と、個別ユーザーの設定の2種類がある。
メディアストレージロケーション
システムのメディアストレージロケーションでマウントを設定すると、素材を引っ張ってくるパスが表示されるようになる。「接続されているローカルストレージロケーションおよびネットワークストレージロケーションを自動的に表示」にチェックを入れことで、別のハードディスクにも接続される。
素材を作ると、キャッシュファイルやプロキシファイルが作られる。プロジェクト設定の作業フォルダを確認すると、プロキシの生成場所、キャッシュファイルの場所、ギャラリースチルの場所が、メディアストレージロケーションでマウントした設定がデフォルトで設定される。
メディアストレージロケーションは複数マウントできる。追加を選択することで外部ディスクにも設定できる。
ただし、ギャラリースチルやキャッシュスチルはリストの最上部のものに保存されるため、保存したいディスクを最上部に設定する必要がある。
ライブ保存とプロジェクトバックアップ
プロジェクトの保存&ロード
「ライブ保存」と「プロジェクトバックアップ」にチェックを入れておくと、Davinci Resolveがクラッシュした際に、最新の状態から始めることができるので、チェックの入れ忘れに注意する。
「プロジェクトバックアップ」にチェックしていると、保存だけでなく、作業過程が保存されるので、保存されて以前の作業に戻りたい場合などにバックアップされているため、戻って作業することができる。
デフォルトのプロジェクト設定を変える
「マスター設定」で頻繁に使う解像度やフレームレートをデフォルトで設定したい場合は、「プリセット」を設定する。
「プリセット」の「guestデフォルト設定」で保存すると、次に立ち上げた際に、設定した解像度やフレームレートがデフォルト設定にされる。
メディアページで素材を取り込む
メディアストレージ
メディアページの「メディアストレージ」に素材が置かれている。メディアストレージで右クリックすると、「新しいロケーションを追加」することができる。
よく使用するフォルダを登録することで、何度もフォルダを探す必要がなくなるので、使いこなせるようにしたい。
メディアプール
メディアストレージから使いたい素材を選択して、メディアプールに放り込むことで、カットページやエディットページなどから編集の素材として使うことができるようになる。
「メディアストレージ」上のフォルダは、メディアプールに直接ドラッグアンドドロップすると、バラバラのファイルとしてメディアプールに入れられるが、「マスター」の下にフォルダをドラッグアンドドロップすると、ファイルではなく、フォルダ単位でメディアプールに入れることができる。
新規ビン
メディアストレージで「新しいロケーションを追加」することができたように、マスターでも「新規ビン」を追加することができる。メディアストレージとは関係なく、「メディアプール」だけでファイルをビン(メディアプールのフォルダのようなもの)に入れることができる。
メタデータの入力
素材のメタデータを確認する場合は、右上の「メタデータ」をクリックすることで素材のメタデータを確認することができる。
メタデータの表示領域が小さい場合、「オーディオ」をクリックすることで、「オーディオ」情報が一時的に消して、その領域にもメタデータの情報が表示されるようになる。
メタデータには沢山の情報が入っている。「メタデータ」の右上のアイコンをクリックし、「ショット&シーン」をクリックすると、素材にメタデータを加えることができる。
素材を複数選択する場合はCtrlを押しながら素材をクリックする。
メタデータに「キーワード」を入力すると、スマートビンに素材が分類される。
スマートビンで素材を整理する
スマートビンには、様々な分類のスマートビンを作成することができる。
スマートビンのセクションで右クリックを押し、「スマートビンに追加」をクリックすることで新しいスマートビンを作成することができる。
複数の条件を設定し、独自の新しいビンを作成し、名前を付けることができる。
メディアプールはサムネイル表示ではなく、リスト表示にすることができる。
リストの項目を右クリックすると、列レイアウトすることができる。リストの不必要な情報などを削除するとスッキリとしたリストにまとめることができる。気に入った列レイアウトは項目を右クリックした後で「列レイアウト作成」をクリックし、名前を付けることで、気に入ったレイアウトを登録することができる。
感想
小さなプロジェクトでは、細かなビンの設定は不必要かなという印象は受ける。大きなプロジェクトや素材が沢山ある場合、長期間におよぶプロジェクトの場合は、確かにスマートビンの登録などは使い勝手がいいのかもしれない。
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最後に
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